表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/17

2-1 モンスターハンティング

街を出て道沿いを歩いていく。


『ふぅ、空気が美味しいですねタケル様。』


『うん、そうか?』


空気に味なんてあるのか?ってかキャリーさんは剣だからわかんないよね?


まぁそんなこといったら怒られそうなので黙っておく。



しばらく歩いていく。

ちょうどお昼時になったので、昼食にすることにした。


一面草原の丘になっていて、時折吹くそよ風が気持ちいい。


その草原に腰を掛け弁当を広げる。

昼食は卵サンドで卵をマッシュ状につぶしてマヨネーズと絡めたものである。

シンプルながら卵とマヨネーズが見事にマッチしてとても美味しい。



一人草原でむしゃむしゃ食べてる姿は端から見たら寂しい人に見えるかもしれない。まぁいいけど。



卵サンドを食べていると誰かに見られている気配がする。


気を研ぎ澄ませる。


『そこだっ!』


タケルはアイテムポーチからさっとナイフを取り出し投擲する。


武器類は装備することは出来ないが手に持つことは出来る。

持つことによるステータスアップはないがこうして投げたり、使うことは出来るのである。



投げた茂みのところからゴブリンが三体出てくる。

最初に投げたナイフはどうやら当たらなかったようだ。ナイフを投げるなんて機会なかったし仕方がないよね?決っして自分に才能がないわけじゃないし。


そうしてあらためてゴブリンの方を見つめる。

顔はしわくちゃのお爺さんみたいな顔をして、口には牙らしきものが生えていて手には棍棒、剣、槍と三体とも違う武器を手にしていた。

絶対鑑定スキルで情報を調べたがレベルは7~9といったところである。



タケルはキャリー(聖剣)を鞘から抜きだし構える。


『タケル様。気を抜いちゃダメですよ。初心者モンスターって言われていますけど油断はされないように。』


『あぁ、わかってる。それに…』


するとゴブリンが大きい鳴き声を出す。それに合わせてか更に何体かゴブリンが現れる。


『こいつらは仲間を呼ぶから一体一体はたいしたことなくても沢山集まられたら厄介だ。』


そして、最初に現れたうちの棍棒と剣を持っているゴブリンが襲いかかってくる。


振り下ろされる棍棒を華麗なステップで回避する。

続いて剣を待ったゴブリンが突っ込んでくる。


相手の切り裂こうとする剣をこちらも聖剣で受けようとする……が。


相手の剣が自分の聖剣に当たった瞬間、相手の剣が折れる。


『ふふふ、そんななまくらソードじゃわたしの熱いパトスは止められないよ。』


キャリーが得意げに話してくる。

あれ?最初の会ったときのキャラはどうしたんだ?いつの間にかキャラが変わってるぞ。


タケルは剣が折れて唖然としているゴブリンを切り裂く。

切り裂かれたゴブリンは一瞬にして消え去る。

モンスターは死んだら消失するようになっている。

たまにドロップアイテムや装備を落とすことがあってそれは消えないけど。


そのまま棍棒を持つゴブリンも倒す。

そして最初の槍の方を向かうと先ほど仲間を呼んだゴブリンが行くてを阻む。


『くっ、あの槍を持ったのが司令塔かな?それにしても邪魔だ。』


次々片っ端らからゴブリンをなぎ倒していく。

だが槍持ちゴブリンがまた鳴き声を出して仲間を呼ぶ。

そんな繰り返しでなかなか進まない。


ステータスの関係上まず殺られることはないと思うが、精神的にきついし何よりめんどいことは早く終わらせたい。


そんな中ある思いつきをする。


タケルは剣を鞘に納めて目をつむる。


『なにしてるんですかタケル様!?いくらタケル様のステータスが高いといえそんな目をつむって攻撃してくださいアピールしなくても、マゾなんですか?そっちに目覚めたんですか?』


なんかすごいこと言われてるような気がするけど無視する。うぅー、なんか泣けてきた。


ゴブリンたちはタケルを取り囲んで全員でタコ殴りにする。

途中キャリーの悲鳴が聞こえたがまぁいいや。


ゴブリンたちがボコ殴りにし、そしてタケルが倒れる。

そして砂のように崩れ落ちる…

ゴブリンたちは何かおかしいと感じたようだがもう襲い。


タケルはゴブリンたちの後方に出現し、もうダッシュでかけてくる。


『フェアリーフェザー』


そしてさらに魔法を唱えてスピードをあげる。そして1番後方にいた司令塔の槍ゴブリンを一瞬にして消し去る。


そのまま足を止めずに取り囲んでいたゴブリンたちのところにかけていく。


司令塔が殺られて統率がとれなくなったゴブリンたちをバッタバッタとなぎ倒していく。


そして最後の一体を倒したと同時に魔法が切れる。

魔法が切れたら疲れがどっときて息を荒げる。

どうやら今のMP量だと30秒くらいしか保たないようだ。

効果は良いが使い所は大事だな。



『あれ?あそこに寝転がってるタケル様みたいなのはご兄弟ですか!?』


『あのね。』

キャリーさん自分と一瞬にいたんだから知ってるよね?ってか自分の兄や弟を犠牲にするってどんな鬼畜やろうだ。


そう、タケルは新しく覚えたスキル身代わりの術を使ったのである。

使用した瞬間、自分とそっくりな分身がその場に出現し、自分は100m先の方に転移?された。

そのあとは気配隠蔽を使って司令塔槍ゴブリンに近づきそして今にあたる。


分身はリモートタイプで自分が念じた通りに動くし話すことも出来る。

戦わすことも出来るのだがめんどくさいので今回は放置した。



そうして、ゴブリンたちのドロップアイテムと装備を回収して先をいそぐ。



うーん、ゴブリンの気配じゃなかったと思うんだけどなぁ。。

一週間1ページ以上を目標に書いてるけどなかなか難しいですね。

毎日書いてる人とかいるけどどうやってるのか気になるなぁ(^^;;

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ