巻き込まれ勇者の聖剣伝説
『なぜこうなった?』
そういうのはこの物語の主人公、タケルである。
そして目の前には真っ赤な竜、赤竜が口から火を吐き出そうとしている。
ことの発端は今から1時間前。
いつものごとくダンジョンに潜って金目のものがないか探索していた。
このダンジョンというのは塔になっていて、上へ上へと行く度に強力なモンスターが出てくるのである。
そして塔には隠し部屋や宝箱があって、そこには貴重なアイテムや装備が入っていたりもする。
もちろん上にいくほど良い物が手に入るがその分危険である。
タケルは別段、凄腕の冒険者ってわけでもないが自分の持ってるスキルを駆使して高段までいくことができるのである。
そのスキル、一つは危険察知でモンスターや人の気配を感じとることができるものでこれのおかげでモンスターとは戦闘をせずにいけるのである。
『気配隠蔽』
そう二つ目は自分の気配を消すことができるスキルでそこにいるのに相手に感知されないというさながら透明人間状態になるといったものである。
このスキルを唱えたあと上へ続く階段へと進んでいく。
小さい頃から影が薄いのか、鬼ごっこをしていても誰からも狙われることもなく1人生き延びることが多く次第に自分とは遊ばないことが多々あり、いつの間にか孤立することが多くなった。
まぁそのおかげあってかこんなスキルを手に入れたんだけどね。
そして塔を攻略して一ヶ月、最初のうちは低い階層で宝箱を探していたけど段々欲が出てきて上へと登っていく。
もちろんモンスターとは極力戦わずに。
そうして今日、ついに頂上まで辿りついたのである。
頂上は大きい広間みたいな感じになっていて、財宝がわんさか置いてある…ってわけでもなくただ中央に一本の剣が台座に刺さっているだけである。
(こんだけ頑張ってこれ一本だけかよ!)
っと心の中で愚痴りながら剣に触れる。
そういえばこういう話しは大抵選ばれた者しか抜けないのでは?
そう思ったけど…
‘スポッ!!,
案外あっさりと抜けた。
タケルは驚愕な顔して剣を見つめる。
とくに変わった剣ではないが…
『はじめまして勇者様』
っと頭の中から女性の声がする…
しばらく思考を停止させ固まっていた。
『どうやら疲れているようだ変な幻聴まで聞こえてくるし』
泊りがけでぶっとうしで塔を登っていたのである幻聴が聞こえてきても不思議では…
『どうされたのですか?ぼーっとしてたと思ったら急に一人言を言い出して。』
なかったらしい。
やばい夢なら覚めてくれー
『わたしはこの剣、聖剣に宿る神で名前なエクスキャリバーっていいます。』
『えくすきゃりばー!?』
なんか昔によく聞く有名な剣の名前に似ているような?
でもそんな剣が喋るなんて初耳だぞ?
『似ているもなにもその剣そのものですよ?あと頭で考えてくることも聞こえてくるのでお願いします。』
なんだって!!
1人で悶えていたのも丸聞こえなのか、くっそー心が読まれてるみたいで変な気分だ。
『ツッコミたいところは山ほどあるけど、まずその勇者様ってなに?』
『勇者様は勇者様ですよ。昔っから聖剣を持つものは勇者様って決まっています。何よりこの塔の頂上までくる方が一般人なわけがありません。』
おおっと凄い偏見だ、残念ながら自分は極々普通な一般人なのだ。
『気持ちは嬉しいけど、自分勇者でもなければただの一般人っすよ?』
『またまたご冗談を、わたしを抜ける者が普通なわけないじゃないですか』
『いやーそんなこと言われても事実だし、ステだって特質するところ何にもないですよ?』
『またまた』
全然信じてもらえなかった、まぁもうどうでもいいや
『ところでそのキャリーさんはこれからどうするの?』
『キャリーってわたしのことですか?』
『そう、エクスキャリバーだから略してキャリーで、気に入らなかった変えるけど?』
『いえ、なかなかに気に入りました。ありがとうございます。』
キャリーは深々とお礼をする。
こうかしこまった感じがキャリーの性格なんだろうと思った。
『話しが脱線しましたね、これからどうするって話しですがもちろん勇者様といっしょに悪を倒し平和な世界を築こうと思っております。』
『いやいや、なんで自分がそんなことしなければいけないんだい?あとその勇者様って呼び方やめてくれない?自分にはタケルって名前があるんで』
『ではタケル様はどうしたいのですか?』
うーん、はじめて聞かれたがどうしたものか…とくにこれといったものがないぞ。
『うーん、自分はダンジョンで程々な冒険をして、お宝を見つけて日々をのほほんと暮らすことかな』
『えっー!!、せっかくわたし(聖剣)を手に入れてやることがそれですか?もうちょっと夢を持ちましょうよ』
『そんなことを言われてもなぁ』
そう言いながら頭をポリポリと掻く。
『はぁ、まぁいいです。とりあえずこの塔から出ましょう。』
『そうだね、ここでうだっててよ仕方ないしね』
そういって下へ降りる階段へと向かう。
『そういえばここにいた守護竜はどうしたのですか?とくに戦闘をした気配はしなかったのですが。』
『えっ!?なんの話し?』
すると突然ガタガタと大きな音をたてて床下に魔法陣みたいなのが浮かび出てきた。
そこから鋭い爪に赤い手、皮膚は鱗みたいなのに覆われていて魔法陣から這い上がろうとしてきたのである。
初めて小説を書いてみましたが難しいですね。
小説の書き方とかよくわかってないのでそこのところ暖かい目で見守ってあげてください。