1話
私の名前は、小倉四季。
大学2年生、経済学部所属の20歳。
今、私は困っている。
何故なら、5歳年下の妹に何やら乙女ゲーム?。
をグイグイ勧められているからだ。
「お姉ちゃん~。1回だけ、乙女ゲーやってよ!。これ過去一面白いんだから。やってみてよ〜!。」
妹の名前は、小倉真鈴。
コミュ強で、人懐っこく、みんなから好かれる、ヒロイン的存在。
「私、そういうの興味無い。」
いや、マジでそういうの興味ないんだが。
だが、その葛藤は何時間にも及んだ。
お風呂の時も、ご飯中も、寝る時も。
「ねぇお姉ちゃん、一生のお願いだから!。やってみて。」
これは...乙女ゲームをやるまで続くのか?。
ずっと着いてくるなら、もういっそ乙女ゲームをやった方が良いのでは。
仕方がない、自分のためだ。
やるか。
「分かったよ。1回だけだよ。」
「ほんと!?。ホントのホント?。」
しつこいな。
「ホントのホントだよ。」
「やったああ!。お母さん聞いて聞いて、お姉ちゃんが乙女ゲーするんだって!。」
「あらまあ!。珍しいことじゃない!。四季が、あんなに嫌がってた乙女ゲーをするなんて。」お母さんまで..。
「分かった!。やるから。ゲーム機貸して。」やればいいんでしょ。
「もう、お姉ちゃんそんなこと言わなくたって、テレビでした方が面白いよ。ね?。」
「そうよ、そうよ。ね?。」
圧が...。強すぎる...。
「わ、分かったから。テレビやるから、圧かけるだけはやめて。」
真鈴が、ゲーム機のコンセントを刺し、カセットを入れ電源を入れると、乙女ゲームの最初のオープニング曲が流れてきた。
少し光ったような気が。
「はい、じゃあお姉ちゃんこの、コントローラー持って。」
「え、あ、うん。」
「このボタン押して、始まるから★。」
真鈴に言われた通り、ボタンを押すとテレビが白く光、突然後ろから風が吹き、テレビに吸い込まれた。
「お姉ちゃん、行ってらっしゃい。」
「は?。」




