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The Chaos Effect  作者: Michael Lange
第三反復 2011年
33/43

第三反復 逃亡 仮説2

Sonthofenの街は物々しい雰囲気に包まれていた。

《Deutschla(ドイツ)nd》軍がキャンプを作っている。

Dietrich Wasachは《Deutschla(ドイツ)nd》軍の少将だ。

彼は《Hoffnung(未来) für die(への) Zukunft(希望)》による待遇を悪くないと感じていた。

給料も前政権の時よりも高いし、仕事も多い(ほとんどが前政権や敵対分子の弾圧)だ。まあ、心が痛むが、俺にも家族がいる。仕方ないことだろう。

銃は足りてるだろうか。聞き込みは済んだか?ここにMerkel前政権がいるという噂は本当だろうか。

そこに一人の東洋人が現れた。

彼女は風変わりな格好をしていた。長い黒髪には小さいリボンがいくつもついているし、長いコートを羽織っている。

「こんにちは。すみませんがお命頂戴します。I'm gonna kill you, you bastard!」

「誰だ!?」

「そうですね…本名は…知られたくないので…でもCIAってことも知られちゃまずいですかね…What? Think for yourself! You musclehead!」

「CIA!?《U.S.(アメリカ合衆国)》が介入したのか?」

Wasachは叫んだ(CIAという単語が聞こえた)。

「ごめんなさい。それは言えません。あと、死んでください。You idiot, go die!」

「は?」

Dietrich Wasachは何者かに斬られ、12分後に部下によって発見された。

8月20日午前3時53分(Sonthofen時間)


「では、《避難計画》の概要を説明する。」


Judith Tallahasseeと《アメリカ合衆国(Options )のための(for)選択肢(the U.S.)》は数時間前にSonthofenに到着した。そして、少将を殺害してから、《山小屋》にやってきた。

新たな客(仲間?)の存在にMerkel政権の一団は戸惑った。

「何でCIAなんか?」

「《U.S.》軍が来てくれるんじゃなかったのか?」

「その件に関しては私から説明する。」

Judithが話し始める。

「《U.S.(アメリカ合衆国)》は旧《Deutschla(ドイツ)nd》政権の避難の手助けはするが、《Hoffnung(未来) für die(への) Zukunft(希望)》を刺激しないことに決定した。つまり、あなたたちを国外に逃がす手伝いだけするということだ。理解したか?」

《山小屋》がパニックに陥る。

「この1年は何だったんだ!?」

そこで一人の女性が一喝する。

「みなさん。落ち着いてください。」

Merkelだ。

「状況は分かりました。つまり…」

「《Hoffnung(未来) für die(への) Zukunft(希望)》との間で国交ができたということですね。」

「いや…そんなことはありえない。」

その言葉で作戦会議室の気温が数℃下がった気がした

「そんなまさか。」

「ありえない。我々は同盟国のはずだ。」

「詳しいことは《U.S.(アメリカ合衆国)》に行ってから説明がある。まずは避難が優先だ。場所が《Deutschla(ドイツ)nd》軍に勘付かれている。」

場が凍りついた。

「説明してもらいましょうか?」

Merkelが言った。

8月20日午後1時24分(Sonthofen時間)


「こちら、Rubi上級大尉です。配置につきました。」

「了解。Rubi上級大尉、そこで待機を命じる。」

「了解しました。」

Dietrich Wasach少将が殺された。

彼が残していたメモになぐり書きされていたのはCIAが来独しているということ

「Rubi上級大尉」

「は!何でしょう。Akams大将。」

「彼らの生死は問いません。成果を心待ちにしています。」

「は!ありがとうございます。」

どうすれば解決できるのか。

どうすれば上手くいく?

どうすれば犠牲者をできるだけ減らせる?

どうすれば

どうすれば

どうすれば

どうすれば

どうすればMerkel政権を皆殺しにできる?

あいつらは私を正当に評価しなかった。

あいつらは

あいつらは

あいつらは

あいつらは

「Akams大将。」

「《Guernica》ですか。」

「大丈夫ですか?顔が優れないようですが。」

「ええ。大丈夫ですよ。少し、疲れているだけです。」

「休んだらどうですか?有給を取るとか。」

「いえ…私には…仕事がありますから。」

「そうですか。無理はしないでくださいね。」

「ご忠告ありがとうございます。」

「いえいえ。あなたには期待しているので。」

その言葉が欲しかった。昔も今も。

8月20日午後1時46分(Berlin時間)


うるさい羽音のような音が聞こえる。

そうだ。私はヘリに乗っていたんだ。

「分かっているね。君の仕事は。」

「わかってるって言ってんでしょ。侮らないでよ。」

「そうだよね。侮ってなんかいないよ。心配はしてない。」

「ならよかった。」

「まあ、敵は君にはすこし弱いかな。《拳老(ቡጢ ሽማግሌ)》クンだっけ?」

「そのあだ名気に入ってないんだよね。何か年老いてる感じがする。」

「でもいい名前だと思うよ。ボクは。」

「ならいいけどさ。」

「そろそろ着くころかな。」

「うん。見えてきた。」

「じゃあ切るね。」

「分かった。」

電話が切れた。

「ガチでキモい。死ねっ!」

ケータイに中指立ててやった。

アイツが一番キライだ。声聞いただけで気持ち悪くなる。なんなんだよ。人の命なんだと思ってやがる。

「・・・。」

ヘリを操縦している兵にジト目で見られている。

気にしない気にしな…い…

「そこの二等兵、この事言うなよ。」

「は!わかっております。大佐!」

少し笑ってるのがムカつく。


どうやら着いたみたいだ。

ほかにもヘリやオスプレイが着陸している。

「ここからは、私の戦場だ。」

8月20日午後2時16分(Sonthofen時間)


「あなたには…期待してるのよ。わかってくれるかしら?」

「Merkelさん。次は何をすればいいでしょうか。」

「あなたにはこの動画ファイルをある場所に持っていってほしいの。」

「わかりました。それが俺の仕事ですので。」

「あら、いつもは拒むのに。あなたの仕事は護衛だって言って。」

「もう終わりですから。この生活。」

「なら決定ね。」

「そうですね。」

8月20日午後2時17分(Sonthofen時間)


「Claire、だるげ。」

「だるげなんかじゃないさ。10連夜勤で疲れてるだけだよ。大丈夫。」

「よかーた。」

「だな。」

「で?Sonthofenはどんな感じだい?」

「よくわかんないけど」

彼女は一拍子おいて言った。

「戦闘が起こる…気がする。」

「それは予想通りだね。」

8月20日午前8時22分(Atlanta時間)


可哀想な人たちだ。

私はわかる。見捨てられることは怖いから。

せめて私ができることを…と思ってやったのがこれだ。まだバレてない。大丈夫。私がしっかりすれば何でもできる。

大丈夫だ。


第三反復は2011年を舞台にしているため、もしかしたら当時なかったはずの店や場所が出てくるかもしれません。

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