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倉庫ごと異世界転移したので、何でも屋を始めます  作者:


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次はラーメンと餃子そして乾燥麺

「よし、ラーメンのスープはレシピもあるし、私も作った事あるから問題なし!」


そう自分に言い聞かせ、かおりは少し胸を張る。でも次の課題は――餃子だ。


「……これは、私が最初から教えないとね」


厨房(工場?)を眺めながら、手を組む。

大量の材料と機材を前に、どう動かすかを思案する。



「そうだ!野菜のみじん切りが出来る機械を作って貰おう!」


これがあれば、大量の餡作りも短時間で終わる。手作業だったら、きっとみんなクタクタになってしまうだろう。


「ふぅ……これだけ設備が揃ってるんだから、負担を掛けずに進めたいわね」


冷静に考えながら、頭の中で作業フローを組み立てる。



「次は乾燥麺系かな……」


パスタは存在しているけれど、乾燥ラーメンや乾燥うどんはまだ無い。

まずは順番に、パスタ→ラーメン→うどん、と開発する計画だ。


「うどんはまだ皆んな面識がないから、途中から提供開始。乾燥うどんも作れば分かりやすい」


保存可能な食材も作れるようにすれば、領地全体で安定供給が可能になる。

幸い、長期保存の食材の作り方をまとめた本も確保してある。


「まずは熟読してから、再現するって流れね!」


かおりはノートを取り出し、今日の計画を書き出す。


•ラーメンスープの大量調理 → 既存レシピ

•餃子 → 野菜みじん切り機で効率化、作業指導

•乾燥麺 → パスタ→ラーメン→うどん

•保存食の再現 → 本熟読後試作


「これなら……順番に進めれば、誰も迷わず動けるはず」


工場内を見回すと、すでに弟子や職人達が目を輝かせて待っている。


「よーし、次も頑張るか!」


小さく頷き、かおりは作戦会議を始めた。


かおりはまず、厨房の作業ラインを確認した。


「ラーメンは私がスープを担当する。弟子たちは麺茹でと盛り付けを順番に回してね」


一つひとつ手順を説明していく。


麺を茹でる時間、スープの温度、具材の順番――些細な違いで味が変わるため、目を光らせながら指導する。


弟子たちはメモを取り、かおりの手元を観察。


「なるほど、こうすれば大量でも味が安定するのか……」


感心する声が漏れる。


次は餃子だ。


「まずは皮の扱いから。生地を薄く均一に伸ばすのがポイント」


「具はこの比率で混ぜるの。野菜が多すぎると水分が出てしまう」


みじん切り機を使って野菜を刻むと、作業は驚くほど早くなる。


かおりは手本を見せながら


「こうやって餡を包むと、焼いた時に破れにくい」


と細かく説明した。


弟子たちは最初はぎこちなく包むが、何度か練習するうちに手つきが滑らかになる。


「おお、上手くなってきたね!」


かおりも思わず微笑む。


同時進行でラーメンの盛り付けも行う。

麺の量、スープの注ぎ方、具材の配置……


「ラーメンと餃子、両方を回すのは大変だけど、この手順なら大丈夫ね」とかおりは思う。


厨房には湯気と香ばしい匂いが立ち込め、弟子たちの声と笑い声が混ざる。


少しずつ、ラインは滑らかに回り始めた。


「うん……これなら大量調理も問題なさそう!」


かおりは胸の奥でほっとしながらも、次に控える乾燥麺の試作のことを考える。


今日もまた、かおりの「ちょっと作ってみよう」が、領地の食卓を少しずつ変えていくのだった。

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