第二十話立川での日常
「来るライブハウスKAWA立川進出計画まで一週間…」
皆がそろってからそうそう店長がとんでもないことを言い出すので、五人とも一斉に店長の方を向く
「え…?GOD立川に行くんじゃないの?」
「ああそれもあるが、事業を拡大したいのも山々だ」
「まとりあえず練習がんばれ~」
といい店長はバックヤードに行ってしまった…あの謎発言により場は一気に微妙な空気に包まれていた…
一方そのころ、光源高校の屋上にて行われていた集会が終わった。皆は相手の規模の小ささと拓殖によって士気が上がっていたがそこに一人不満を持つ者がいた
(なんでみんなあいつに従ってるんだ?)
(拓殖の馬鹿は何をしでかすかわからねぇ…正直アイツは雑魚に喧嘩吹っ掛けてるようにしか見えない…)
榊原は大きなため息をつき自席に座る
「潤、やっぱり拓殖が不安なのか?」
そこに話しかけてきたのは不良とは無関係そう…いや実際そうではないような男藤森だった
「雅紀…いやまぁな」
藤森雅紀、この光源高校の風紀委員で成績も優秀、しかし見た目からしての陰キャで、しかも唯一の友達が不良の榊原なため、クラスではあまり人気がない
榊原がタバコを加える
「いえるか?」
それに藤森はライターを差し出す
「あんがと」
タバコに火をつけタバコをふかす
「つか、お前パシられてんの?」
その問いに藤森は顔を横にふる
「そんなわけないじゃん、好きだから集めてんの」
榊原はそのライターをよーく見るとよくある安物ではなく、なかなか手に入らないレアものだった
「でもお前は吸わないだろ」
「ふふっ」
「何がおかしいんだよっ」
この不良高校でも、そんな何気ない会話が繰り広げられていた
「う~ん、早く来すぎたね…」
この日は土曜日、休日のためGOD立川の人に顔合わせをする予定だったが、かなり早めに来てしまったらしい
「暇だな…早めに行くのも悪いし…」
そうやってみんなで暇をしていた時…
「お前だな!!蛇山葉月!」
駅の人気の好きな居場所で野太い声が響く
「誰だぁ?このデブ?」
鳴神が男に近づこうとするが川が必死で静止する
「待て鳴神!」
男は容赦なく鳴神を殴る、血しぶきとともに鳴神が吹き飛ぶ
「鳴神くん!」
澤村は鳴神に駆け寄ろうとするがモヒカンの男が引き連れる軍団に制止される
「俺は蛇山に用がある、退け」
そしてデブの男と蛇山が向き合う
(デカッ!こいつ何メートルだよ!)
「蛇山ぁ…俺の名前は南田だ…」
「知るかよ…クソデブ」
そしてお互いの拳がぶつかり合う
抗争の始まりだ




