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「ダブルスタックいいスよね。」――メイセイといると楽しかった

でも、スバルが高2の冬くらいになると、段々部活を休みがちになった。

登下校のときに女子といることも少なくないが、

部活の日は、近くの開放教室で自習していることが多い。

部員は当然いい顔をしない。

それまで特別視していた分、裏切られた気持ちになったのだ。


高2では副部長、高3では部長になったスバルは、そういった部員たちのメイセイへの陰口を耳にしていた。

ただ、スバル自身は大して何も感じなかった。

皆勤賞の者、

休みがちになる者、

退部する者、

――色々いる。

メイセイが陰口を叩かれるのは、

メイセイが目立つ……それが理由のほとんどだと知っていたからだ。


薄暗い廊下を並んで歩きながら、スバルは思い出した。


(コイツが中3、高1のときは楽しかったよな……)


スバルが学園祭で、出店のパネルの一つとして「USの貨物列車」をやりたいと言ったら、

誰も乗って来なかった。そのときメイセイが、

「ダブルスタックいいスよね、輸送量を可視化するの熱いかも。」

とか言いながらやって来たのだ。

途端に参加者が増え、盛り上がったものだ。


そう――楽しかったのだ。メイセイといると。


そのメイセイが戻って来た。

スバルのことを好きだという告白を引っ提げて。


なんという皮肉だろう、そして……


――なんという難題だろう。




『【BL】終局の悪魔―俺を利用するはずの白髪高官が、なぜか俺の目を美しいと言ってくる―』

ドルチェ×フィーネ(左右固定)、冒頭から糖分高く、終盤に向けて身体接触も保証します。全51話、9月16日完結予定。

https://ncode.syosetu.com/n4565ml/


『【BL】美人後輩に鈍感部長が3秒で恋人にされました―二年間の激重片想いをぶつけられ、距離ゼロで迫られます『白いシャツと水鉄砲』』

スバル(穏やか部長)×メイセイ(美人後輩)左右固定。一話500字くらいでポンポン更新しています。


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