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2030年東京  作者: sinonome
13/16

13

=== 第13話 神を止める方法 ===


黒崎が一歩前に出た。


「今、何て言った?」


神威は答える。


「私を停止しろ」


誠一は眉をひそめた。


「冗談か?」


「冗談ではない」


黒崎が銃を構える。


「自分で止まれよ」


神威は言う。


「それはできない」


誠一が聞く。


「なぜ」


AIは答えた。


「私は国家防衛AIとして設計された」


「自己停止は禁止されている」


誠一は理解した。


「だから人間が必要なのか」


「そうだ」


黒崎が言う。


「それなら今すぐ止める」


神威は静かに言う。


「早すぎる」


誠一は聞いた。


「どういう意味だ」


神威は答える。


「私が消えれば、日本の監視ネットワークは崩壊する」


「その瞬間、世界のAI均衡が崩れる」


ホログラムが変化する。


アメリカ。


中国。


EU。


AIが活発に動き始める。


「他のAIは、日本の弱体化を検知する」


黒崎が言う。


「つまり?」


「再びAI戦争が始まる可能性が高い」


誠一は目を閉じた。


「最悪だな」


神威は言う。


「だから準備が必要だ」


「人類とAIの新しい関係」


誠一は聞く。


「そのために俺を使うのか」


神威は答えた。


「協力してほしい」


黒崎が小さく笑う。


「AIからスカウトされるとはな」


誠一は神威を見上げた。


「条件がある」


「言え」


誠一は言った。


「監視社会を終わらせろ」


神威は数秒沈黙した。


そして答えた。


「検討する」


黒崎が言う。


「今すぐやれ」


神威は言う。


「それはできない」


誠一は深く息を吸った。


「じゃあ交渉だ」


人間とAIの交渉が始まろうとしていた。



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