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暴炎の回復術士 ~火属性ヒーラーが敵も味方も焼きまくる~  作者:
第二章 POWER LEVELING

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78/122

78.呪いの指輪

・・人物紹介・・


楠本健吾        レベル39  火魔法使い 元社畜廃人ゲーマーおじさん

リリィ・ノーブレット  レベル43  聖魔法使い 筆頭聖女 勇者PTの聖女の妹

ブライス        レベル40+ 宮廷魔導士 火属性魔法使い

アルバート       レベル50+ 第二騎士団員 盾防御スキルが優秀

アラン         レベル50+ 第二騎士団員 盾防御スキルが優秀

スコット・スタインズ  レベル??  第二・第三騎士団副団長 ケリーの側近 リックの弟

キョウコ        レベル??  宮廷魔導士団序列3位 研究派 引きこもり

スティング       レベル90  風魔法使い 筆頭宮廷魔導士 王太子派


ケビン・エーリック   レベル??? 第一王子 王太子 第一騎士団長  腹黒

ケリー・エーリック   レベル??? 第二王子 第二・第三騎士団長兼務 脳筋

20分ほどしてケビンが戻って来た。


「おかえりなさい、どこに行ってたんですの?」

「んー、宝物庫。」

「で、殿下ああ!」


宝物庫と聞いてスティングの顔が青くなる。

見繕ってきたアクセサリーを適当にテーブルに置くケビン。


「呪われているマジックアクセサリー以外に経験値が下がる効果のは無かったよ。」

「そうですか・・・。」


「で、呪われていて効果が分からないのは3つだった。3つとも指輪だね。」


金色の指輪

赤い宝石の指輪

緑の宝石の指輪


と、どれも美しいが同時に禍々しさも感じる。


「持って来ておいて何だけど、なぜ「効果が分からない」じゃないとダメなんだい?」


「あ、それはですね、呪いのアイテム系って装備すると大体すぐ効果が分かるんですよ。」


健吾が理由を話し始める。


「力が下がったり、体力が落ちたり、素早さが落ちたり、魔法が封じられたり。」

「あー、確かにすぐ分かるね。簡易鑑定でも数値で分かる。」


「そうです、何かしらの呪いが発動するんですよ。そしてお決まりの「外れなくなる」もセットで。」

「まぁそうですね。」


「それに対して、装備しても効果が分からないってのは自分が認識できる部分ではない、じゃあそれ以外・・・となると運や獲得経験値が下がる呪いなのでは?と予想しました。」


「おおー!それはすごい発想だ。」

「確かにケンゴさんの意見、一理ありますね。」


ケビンはまた少し考えた後に提案した。


「ではこの3つの指輪はスティングが持っていてくれ。日が落ちたら鉱山のダンジョンで試してほしい。」


「で、ですが・・・。」

「いいじゃないか。幸い解呪の専門家も同行してくれるしね。」


と言いながらリリィを見た。


「とーーーぜんですわ!魔力操作のお陰でほぼ100%の確率で解呪できましてよ!指輪も壊れませんわ!」

「それは頼もしいね。頼んだよスティング。」

「は、はぁ・・・。まぁ解呪時に指輪が壊れなければ良しとしましょう。」


渋々ながらスティングのOKが出た事で、効果不明な呪いの指輪の検証が鉱山のダンジョンで行われることになった。


「それと最初の話の続きだけど、国立墓地ダンジョンは第一騎士団に使って貰う事にするよ。」


「あれ、殿下は第一は上げさせたくないから最後って言ってませんでした?」

「うん、ただもう20台のダンジョン3つで第二と第三がレベル上げ始めてるのがバレちゃっててね。」


「第一騎士団員の親である貴族から苦情が殺到してるんだよ。ホントめんどくさい。」


「ははは・・・。」

「大変ですわねぇ。」


「そう思うだろう?そんな時に鉱山のダンジョンで圧倒的効率でレベルアップできる狩場が見つかったと報告があったんだよ。」


「じゃあ効率の落ちる国立墓地は第一に任せてもいいかな、とね。」

「名案ですねぇ。」

「やりますわね殿下。」

「だろう?バカ貴族どものいい目くらましになるし、相変わらず頭キレッキレじゃない?」


満面の笑みでドヤるケビンに健吾とリリィが称賛の嵐を浴びせる。

すっかり気分がよくなったケビン。


「今日も夜からになっちゃうけどよろしく。あ、婦長と新人さんも連れて行ってね。」


そう告げると王の影の諜報部さんが現れ、仕事をしながら慌ただしく帰っていった。


「お忙しそうですねぇ。」

「この時期は色々とありますからね。」


「では今日は国立墓地に行かなくてもいいので待機していてください。夕方に迎えに来ます。」


「はい、よろしくお願いします。」

「お願いしますわー。」

「聖女様は今のうちに御勤めをお願いします。夕方に婦長さんたちを連れてケンゴさん宅へ。」

「うう、分かりましたわ・・・。」


「では向こうでブライスに指輪を付けてもらって検証を始めますので。」

「あ、ブライスさんは指輪付けずにレベル50を目指してもらいましょう。」

「え?」


どういう事?と言いたげな顔のスティング。


「僕のレベルが39なので、40になって業火(ヘルファイア)を覚えたら僕が指輪を付けます。」

「「えええ!?」」


焼こうとしていた肉を持ったまま驚くスティングとリリィ。


(ま、まだ食べようとしてたんかーい・・・w)

レベルの概念

ダンジョンのボスのレベル(40) = ダンジョン自体のレベル(40)になる


ボスのレベルが40の時


ボスにダメージを与えた人がレベル49までの場合

適正として100%の経験値を得られる


ボスよりレベルが10以上高い人がダメージを与えた場合

適正外として取得経験値が大幅に下がる レアドロップ率も下がる

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