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二話・現状確認2




全員が母屋の居間に集まると清孝が全員に話しかけた。

清孝「全員揃ったな。今現状で解ってる事だけ話す。家の回りが竹林になっている事、そして子供達以外が若返ってる事の2点だが多分ワシと純子が40代位正清と里子さんが30代位清一と加奈さんが20代位の頃だと思う。」

清「僕と茜は、変わって無い?」

清一「安心しろ、そのままだ」

と言いながら清と茜の頭を撫でた

清孝「でだ、今から母屋・離れ・道場等家の中を確認する。外の状況が解らないから子供達は、必ず大人と一緒に居るように。」

清・茜「はーい」

清孝「まずワシと正清は、道場と医院の確認する。純子と里子さんは、母屋。清一と清は、庭と倉とガレージ。加奈さんと茜は、離れの確認をしてくれ。」

正清「3年前にパネル付けて太陽光に切り替えてるから大丈夫だと思うが、家電等の確認もしといてくれ」

清孝「何度も言うが、敷地外に出るなよ。解散」

全員「はい」




道場・・・・・・・清孝・正清


清孝「電気もつくし、ここは特に問題無い様じゃな。」

正清「そうだね。武具や胴着等昨日のままだ」

清孝「外の状況が解らんから正清は、万が一に備えて、ワシとお前と清一の武具を母屋に移しといてくれ。」

正清「解りました。でも何が起こってるんですかね?」

清孝「解らん。だがずっと家の中に居ることも出来んから、確認が終わったら清一と外を見て来る。お前は、万が一に備えて待機じゃ」

正清「解りました」

清孝「ワシは、医院の方に行ってくる後は、任した」と清孝は、出ていった。

正清「まっ親父と清一なら大丈夫か、さて移動移動」と呟いて動き始めるのであった。




母屋・・・・・・・純子・里子



里子は、携帯で弟子達に連絡をとろうとしたが

里子「駄目ですね、何処にも繋がりません。」

純子は、固定電話の受話器を持ちながら話す。

純子「こっちも駄目ね、110も119も117繋がらないわ」

里子「一体何が起こってるんでしょう」

純子「解らないけどあの人も居るし、正清や清一も居るし何とかなるでしょ。」

里子「それもそうですね、でしたら後は、何が合っても良いように食材と水の確認とそれから・・・」

純子「近くにお店が有るかもしれないから。お金もね。」

里子「そうですね!」

純子「でも若返って良かったわ体も良く動くし!

最近膝が痛くて動きずらかったのよ♪」

里子「そうだってんですか?でも確かに私も目が見えづらかったんです。昔見たいに良く見えて快適です。」

と二人はあまり悩んでいなかった。


二人は食材の確認して水道の蛇口を捻ると水が出てくることを確認すると安心した

純子「電話が繋がらないのは、解らないけど、一応インフラは、生きてる見たいね。」

里子「そうですね。一応確認も終わりましたし朝食の用意でもしておきますか?」

純子「そうね。じゃあお願いして良いかしら?私は、何時でも買い物に出られる様にしておくわ」

里子「解りました。」

純子「お願いね」と台所から出ていった




庭・・・・・・・清一・清




清「お父さん倉の確認終わったよ」

清一「こっちも(ガレージ)今終わった」

清「でも不思議だよね」

清一「何が?」

清「朝起きたらお爺ちゃん達や父さん・母さん若返ってるし、回りは竹以外何も見えないし」

清一「確かに不思議だねでも爺さんや父さんも居るし何とかなるでしょ。」

清「父さんって結構お気楽だよね。」

清一「考えて解らない事は、悩んでも疲れるだけだからね、そう言うこ難しい事は、お医者様(清孝)や学者様(正清)に任して置けば大丈夫だよ。」

清「そうなのかな?」

清一「そうそう。エンジニアな僕は、頭柔らかくないとね♪」

清「そんなもんなの」

清一「そんなもんそんなもん。お腹空いたし母屋に戻ろう。」

清「はーい」





離れ・・・・・・・加奈・茜



茜「お母さん終わったよ。」

加奈「茜ありがとう。でも変ねTVが写らないのにネットは繋がってるのよね。」

茜「お母さんTVが写らないの?」

加奈「そうなのよ」

茜「じゃあもう〇〇ウォッチ見れないの?」

加奈「今は、解らないわ。外の状況しだいね。でもお爺ちゃん達が何とかしてくれるでしょう。」

茜「本当?(._.)」

加奈「うーん多分ね。そんな顔しないで母屋に戻りましょう。」

茜「はーい(._.)」





母屋(居間)・・・・・全員




清孝「全員戻ったな。朝食も出来てるから食べながら結果を聞こう。・・・・いただきます」

全員「いただきます」

清孝「まずワシからだが、道場と医院の方は、特に問題無しだ」

清一「庭と倉・ガレージも問題無しです。」

純子「母屋も電話が繋がらない以外特に問題無しです。ただ」

清孝「ただなんじゃ」

純子「これを見てください。」と純子は、机の上に金属のコインの様な物を数枚置いた

清孝「なんじゃこれわ」

正清「永楽通宝って書いてますね」

清孝「永楽通宝と言うと室町から江戸時代のお金じゃったな」

正清「そうです。でも母さんこれどうしたの?」

純子「それがね。何時でも買い物に行ける様に財布を取りに行ったら、中が全部これに変わってたの」

清孝「全部か?」

純子「私のは、全部ね」

清孝「食べ終わったら全員確認してくれ。後は、離れか」

加奈「離れの方は、TVが写らないのにネットは繋がってるのとスマホもネットに繋がりましたが電話は、繋がりませんでした。」

清孝「全部繋がらなかったのか?」

加奈「今居る人以外のは、試しましたが繋がりませんでした。」

清孝「ここに居る分も試して見るか」と清孝は、携帯を出してかけだした。


♪~♪~♪~♪~♪

正清の携帯が鳴り出した着信表示は父さんとなっていた

正清「繋がりましたね」

清孝「そうじゃな」と電話を切った

全員(茜以外)は、携帯を出して確認した

清孝「今ここに居る者同士の携帯は、繋がるようじゃな」

正清「その様ですね。茜は、持ってませんので念のため私の仕事用を茜に持たしておきましょう。」

清孝「解った。茜も後で正清から携帯電話をもらっとけよ」

茜「はーい」


朝食も終わり各自がお金の確認に向かった




離れ(子供部屋)・・・・清・茜


清「うわーせっかく貯めたのに」

茜「どうしたのお兄ちゃん?」

清「欲しいゲームが有ったから貯金箱に貯めてお金が全部あのコインみたいなのに変わってた。これじゃ新しいゲーム買えないよー(T-T)」

茜「お兄ちゃんドンマイ」



離れ(清一・加奈の部屋)


加奈「貴方」

清一「どうした」

加奈「通帳を閉まってた引き出しの中に、通帳が無くなって金でできた大判が5枚入ってるの」

清一「えっ本当に?」

加奈「ええ本当に。貴方の通帳も私の通帳も子供達のお年玉が入った通帳も全部無くなってるの」

清一「ちょっと待って俺の財布の中も永楽銭に変わってだけど永楽銭以外にも変わってるのか」

加奈「そうみたい」

清一「一度親父達にも確認しよう」

と清一は、寝室を出て2階の子供達にお金を持って母屋に行く様に声をかけて寝室に戻った

清一「俺達も母屋に戻ろう」

加奈「解ったわ」





母屋・・・・・・全員



清孝「皆確認は、終わったか?」

全員「はい」

清孝「ワシと純子の方は、通帳が無くなっておって変わりに金の大判が20枚と入っとた後は、永楽銭が450枚位か」

正清「私と里子の方も通帳が無くなって大判が15枚と永楽銭が400枚位でした」

清一「俺の所も通帳が無くなって大判が5枚と永楽銭が300枚位になっていた。因みに子供達の通帳も無くなってた」

清「えっ嘘だよね。」

加奈「本当よ」

清「欲しいゲームが有ったから貯金箱で貯めてお金が全部永楽銭?になって困ってたのに通帳までなの(T-T)」

加奈「そうなのよ、清は、何枚あったの」

清「六千円も頑張って貯めたのに永楽銭?が60枚になってた(T-T)」

清一「頑張ってたんだな」

清孝「全部で大判40枚永楽銭が1210枚位か・・・正清いくら位の価値になる?」

正清「大判は、調べないと解りませんが、永楽銭は、一枚100円位だったと思います。」

加奈がスマホをいじりながら答えた

加奈「金の大判一枚が大体260万円位みたいですね」

正清「なら大判で大体1億400万円と永楽銭が12万1000円位ですね。」

清孝「大分溜め込んでたみたいだな」

純子「医院や道場等有りますし正清の所は、余り使う事も無いですしね。」

清孝「確かにそうじゃな。正清現当主としてお前が管理しろ」

正清「解りました」

清孝「それと昼飯を食べたらワシと清一は、外に出て近くを確認してくる。清一は、念のため槍を持ってくる様に」

正清「私と母さんは、敷地内の警護。里子・加奈さんは、家の中の事を頼む」

茜「私は?」

清孝「茜は、お昼寝の後で里子さんのお稽古」

清「僕は?」

清孝「朝の分含めての自主トレじゃ。皆解ったな」

全員「はい」





昼が過ぎ

外・・・・清孝・清一

清孝「見事に竹しか無いな」

清一「そうだね。さっきガレージの前も確認したんだけど竹切らないと車出せないし門の前から道作らないと駄目っぽい」

清孝「そうか。取り敢えず近くを回って見るか」

清一「解った」

竹林を取り敢えず進むと10分程で竹林を抜けたそこは、一面畑だたった

清一「じいちゃんあそこに人が居る」

清孝「本当だ、あの人に聞いて見よう」



清一「(じいちゃんなんか時代劇の農家の子供みたいな格好してるよ)」

清孝「(確かにでも話しは、できるだろう)」

清一「(解った話して見る)」


清一「ちょっとごめんね、坊やは、この辺りの子供かな?」

??「そうだぎゃ、お武家様ですきゃ?」

清一「お武家様ではないんだけど。この辺りは、何て言う所かな?」

??「尾張の中村って言うんだみゃ」

清一「自己紹介がまだだったね。僕は、岩田清一後ろに居るのが祖父の清孝って言うんだ」

??「藤吉郎って言うだぎゃ」

清一「今何年か解る?」

藤吉郎「天文12年だったと思うだきゃーよ」

清一「(爺ちゃん天文12年て)」

清孝「(1543年位だな)」

清一「(えっじゃあ450年位前って事)」

清孝「(そうなるな。ところで清一よ尾張中村で藤吉郎って聞き覚え無いか?)」

清一「(えっマジで、もしかして豊臣の秀吉さん?)」

清孝「(そうじゃ今目の前に居るのが豊臣秀吉の子供頃じゃ)」

藤吉郎「お兄さん達どうしたんだぎゃ」

清一「いやちょっとね、今この辺りの殿様は、織田様かな?」

藤吉郎「そうだぎゃ、ここを東に行った那護屋って言うお城にいるだぎゃ」

清一「忙しいとこありがとう。」

藤吉郎「そうかみゃ、又困った事があったら何でも聞いてちょ」

清一「解ったありがとう。またね」


と言って藤吉郎と別れ二人は家に戻り始めた


清一「爺ちゃんどうしよう」

清孝「どうしようってどうしようも無いだろう、戻って皆と相談しよう」

清一「そうだね(*_*)」



家出てから一時間程で二人は戻った


母屋・・・・・・全員(茜は、お昼寝中)



清孝「今戻った」

純子「お帰りなさい。二人共何か解りましたか?」

清一「それがさばーちゃん今居るの名古屋みたいでさ、時代も1543年なんだって」

正清「ここは、名古屋で1543年だって言うのか?」

清孝「そうじゃ、竹林を抜けると畑が有ってなそこにいた子供に聞いた」

清一「とても現代に有るとは思えない服装してた」

里子「どんな服装だったの?」

清一「時代劇で出てくる農家の服装かな」

加奈「ドッキリとかじゃないの?映画のロケとか」

清孝「そんな感じでは無かったしお金やTV・電話等色々不思議がある。しばらくは、このまま様子を見ようと思うどうだろう」

正清「そうですけど、食料等どうします。今日は、大丈夫そうですが。」

純子「今日・明日は、大丈夫ですが明後日からは、心配ですね」

清孝「そうなったらここから東に行ったら那護屋の町が有るらしい、幸いこの時代の金も有るし行って見るのも手じゃな」

清一「そうそうここの辺りは中村って言う地名で藤吉郎君って言う子供と話したんだ」

正清「ちょっと待て清一。、ここは、名古屋つまりこの時代は、尾張だよな」

清一「そうだよ」

純子「それで藤吉郎って言ったらまさか・・・」

里子「豊臣秀吉?」

清一「正解」

加奈「本当に?」

清孝「本当じゃ。今は、まだただの子供じゃがな」

清「清爺ちゃん豊臣秀吉って。あの大阪城の?」

清孝「そうじゃ、あの大阪城の豊臣秀吉じゃ」

清「すげーぜ爺ちゃん」

清孝「先ほども言ったが今は、まだお前より小さい子どもじゃ」

清「そうなんだ」

清孝「お前と茜は、しばらくは、家の中に居なさい」

清「えーつまんないよー」

清孝「この時代は戦国時代じゃ人が簡単に殺される時代じゃ。ワシより先にお前達が死ぬのは、御免じゃだからワシが良いと言う迄一人で勝手に外に出ることは、許さん解ったな」

清「はーい(._.)」













秀吉が出ました。

吉法師は、いつ出てくるんだろ?

今日は、頑張りました。

明日も投稿できる様に頑張ります

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