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五十七話

かなり開いてしまった…。

すべてテストの所為であるのだ!

「はい、コーラ。」

「ありがとう……いや、ミルクティー買って欲しかったんだけどな……。」


近くの公園で避難をしていたら「なんか飲み物買って来てあげるよ。」ってどっか行った。


そのまま戻って来なければ良いのにって思いつつなんか戻って来ちゃった。


「いきなりの文句だね。でも貰うんだ。」

「まぁな。」


コーラはある程度好きだしな。


開けるとプシュッと炭酸特有の音が立つ。


ゴクッと呷ると……、


「げほっがはっ……、何だよ……これっ……げほっげほっ。」


炭酸飲料は刺激が強いのはわかっているけど……、これは強すぎないか?


「んー、『超炭酸・劇薬的なデラックスコーラ』。」

「本気で劇薬だな。舌先にハンパない刺激だ。」


吹き出した反動でコーラもだいぶこぼした。

……服がびしょびしょなんだけど。


「大丈夫?体冷えるから着替えたほうがいいかも。」「着替えが無い。」


お菓子買いに来ただけだしな。


「俺の家来れば?近いし、弟の服か兄貴の彼女の服あったと思うし。」

「えー、やだ。」

「四の五の言ってると風邪ひいちゃうよ。」

「まあ、馬鹿は風邪ひかないって言うからな。」

「……馬鹿にしてる?」

「ただの独り言☆」

「まったく……、じゃあ行こうか?」

「えっ?行くとは言って無い……。」

「じゃあ出発ー♪」

「オイッ!放せ、馬鹿野郎!ちょっ、本気で……。」

なんか引きずられながら連れて逝かれ……行かれそうに(泣)


「大丈夫、家にたくさんお菓子あるから♪一緒に食べよう。」

「お菓子?」


永島の様子を覗うと……嘘では無いな。


「よし行ってやろうではないか。」

「……なるほど、やっぱり釣れるな。」

「なんだ?」


小声でなんか言われたんだけど、よく聞こえなかった。


「なんか言ったか?」

「いいや、なんでも。」

「そうか?」

「とにかく行こう!」

「わかった、早く菓子食いたい。」

「その前に着替えてね。」「はいはい……、そういえば、」

「何?」

「お前は何飲んだんだ?」「えっと、『超炭酸・王水みたいなレモンスカッシュ』だよ。」

「その『超炭酸』シリーズ好きだな。」

「うん、じゃあ行こう!」

しかたがない、行ってやろうではないか←下心あるくせに


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