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二十話
……胸糞が悪い。私が馬鹿にされた。
まぁ、とにかく合コン会場に行ってやろうではないか。
とりあえず私はカラオケ『Let's Song』とやらに来てみた。すると「やぁ、ちゃんと来てくれたんだぁ。」と、高嶋が来た。
……その格好はなんだ。軟派な格好しやがって。
「制服のままなんだねぇ、だったらスカート短くすればぁ?」
「余計なお世話だ。」
「まぁ、いいよぉ。じゃあ行こうかぁ。みんなもう入ってるからぁ。」
「ずいぶん早いな、4時までもう少し時間があるぞ。」
「まぁみんな舞い上がっていたからねぇ。」
……不思議な奴らだ。
「そうだ、君のメアド教えてぇ。」
「断る。」「まぁべつにいいけど他の人もたぶん言うよ。」
「全部断る。」
「結構しつこい人もいると思うよぉ。」
「だが断る。」
「……、じゃあ行こうかぁ。」
とりあえず合コン会場内に私達は入って行った。
カラオケは初めてだが、変な感じでもないな。ちょっとうるさそうだが……。
まぁ、初体験ということで大目にみてやろう。