十九話
龍斗「クリスマスだ〜!」
作者「…………。」
龍斗「……小説の主人公がいないんだけど……。」
作者「バイトって言ってただろ馬鹿が。」
龍斗「作者まで性格悪っ!何のバイトかな?」
作者「しらねぇ。」
龍斗「…………。」
職員室に入ると先生が「考えてくれたかい?」と期待を込めた声で言ってきた。
「残念ながら私は答えを変えるつもりはないです。他の……、例えば2番目に頭がいい人とかではダメなんですか?」
「……、この前の期末試験でほとんど満点だったそうだな?」
「はい。国語以外は。」
「苦手と言っている国語も90を超えているだろ。2番目の人の得意科目と同じ点数だ。」
「なるほど、私より下は差があり過ぎるんですね。」「最近この学校の学力が落ちている。特に私のクラスが。だが、君は今まで学年首位を誰にも譲っていない。頼む……、他の子に勉強のコツを教えてくれるか?」
「先生が教えればいいんじゃないですか?そもそも教師ってそれが仕事ではないんですか?」
「……。何回かやってみたよ。でも最近の子はだいぶ強情で、その上親御さんが……。」
「とにかくうるさい人が増ていて、先生が補習みたいなことをやると色々大変で、だけど級友が教えれば問題ない、というわけですね。」
「……あぁ、情けないが。」
「すみません、最近忙しくて……。」
「……いや、こちらのほうがすまない。無理を言ってしまった。」
先生に一礼し、職員室を出た……瞬間、「千っ遥〜!一緒に帰ろう♪」
……、何故ここに来た。
「千遥は電車通学でしょ、俺もだよ。だから一緒に駅まで行こう!」
「ちょっとまて、さっきまでの変な気まずさはどうした。」
「べつにいいじゃん!そんなことより私は用事があるんだ。」
「何?俺も付き合うよ。」「合コンだ。」
……、また変な空気になると思ったが、嘘はついてない。
奴は驚いた顔をした。「ええ!合コンするんだ!」声がデケェ。職員室の前だぞ。
「悪いか?まぁ強制されただけだがな。」
「……ふーん。」
なんでそんな顔するんだ?
「千遥は彼氏欲しいの?」「全然。どうした?」
「いや……まぁ。」
「?」
なんかよくわからないが、不満げな態度だ。
「誰に誘われたの?」
「私のクラスの……高嶋って言う奴。」
「金髪の人だよね。」
「まぁな。」
「断ってあげようか?」
「あぁ、べつにいい。」
「なんで?」
「いや、私からしてみてはお前になんでか聞きたい。」
「千遥がいやかなって思ったから。無理強いするのは良くないことだし。」
「まぁ、面倒がしょうがねぇ。」
「……。」
黙りこんだよこの人。なんで?
「千遥って、少し馬鹿だね。」
「なっ、聞き捨てならねぇ。どこが馬鹿なんだ。」
「……。」
「オイっ、黙るな!」
心外だ、私が馬鹿に馬鹿と言われるなんて。
奴にどこが馬鹿か聞こうとしたが奴は黙りっぱなしだった。
龍斗「サンタさんからプレゼント貰った?」
作者「貰えるわけねぇ。」
龍斗「…………。」




