第126話 フォーレルドルフの開拓村 前編
レイ達は、寒くなってくると、迷宮探索を続ける一方で警備担当達や侍女達を鍛える日々を過ごし、主要な者達にはスキル結晶を使い、スキルを取得させている。 寒さが和らいでくる
「御主人様、出発準備が終わりました」
フラン商隊が並びレイを見ている
「フラン、無理せず男爵領と往復をするように…」
「はい! 御主人様、魔法の鞄も必ず守ります」
フランが笑顔で言う
「フランの警護は大変だけど頼むよ」
レイがフランの後ろのメイド警備隊達を見ている
「お任せください、妹が暴走するならば止めさせてもらいます」
メイド警備隊達が微笑みながら言う
「姉さま達!! 可愛い妹を守るの一言で良いでしょう!!」
フランが振り返り慌てて言うと、みんなフランを見ている
「仲が良いから大丈夫だと思うけど、無理はしないように… マーブリル子爵の恨みも買っているからね… 襲撃には備えるように」
レイが微笑みながらフランを見ている
「はい! 御主人様行ってきます」
フランが笑顔でレイを見て言う。フローネとベイロースが近付き、最後の注意事項をもう一度言っている
その後、メリトルセイドに向かう商隊と開拓村に向かう商隊を送り出してから、レイ達は準備をしてフォーレルドルフ子爵家の迎えと共にフォーレルドルフの町に向かう事にする
「御主人様、ベイロース隊とメイ隊と警備隊担当達の準備が終わりました。 クレラとニースとアイリーンと鑑定持ち2人は既に馬車に乗り込んでいます」
レインが微笑みながら言い、馬車を見ている
「向かうのは面倒でも向こうの商会を放置も出来ないからな… もう少し迷宮探索をしたかったな」
レイが馬車を見ながら言う
「帰ってきたら迷宮探索をしましょう… 御主人様はゆっくり休んで欲しいですけど」
レインが微笑みながらレイを見ている
「移動中はエリンとアリスに甘えるとするかな」
「え? エリンとアリスに!! 御主人様!!」
レインが慌てて叫び睨んでいる。 エリンとアリスが笑っている
「御主人様…」
ルカが涙目でレイを見ている
「ルカには甘えないけど、甘えるよね?」
レイがルカを見て言い、ルカが満面の笑顔に代わりレイを見詰めている
(御主人様に甘えられるなら… えへへ)
ルセイドの町を出て、森の中の野営地の周囲の状況を確認しながら進み、フォーレルドルフの町に到着する
「御主人様、お帰りなさいませ」
執事と侍女が並び笑顔で出迎えている
「後で報告を受けるが大きな事はなかったか?」
「領主様より面会の要請が有りましたが… 御主人様が到着次第、面会したいとの事です」
執事が説明している
「そうか… 会いたくないけど」
レイが笑顔で言い、屋敷に入っていく
レイ達は別邸の向かい、諜報状況の報告を受けてから商会に向かい、商会の運営状況の確認をしてから屋敷に戻る
「レイ様、開拓村の受け取りの件ですが、いつ出発しますか? こちらは明日でも構いません」
子爵家の家令が笑顔で説明している
「受け取らないって事には出来ないの?」
「は? その為に来たと認識しております。 受け取り拒否はできません… 数ヶ月放置されて正直困ってます。 早々に受け取りください… 村も困っています」
家令がレイを睨みながら説明を続けている
(油断したらまた逃げられます。 早く終わらせなければ…)
翌日、レイ達が準備をして馬車で待ち合わせの町の外に向かい、家令と騎士の案内で森に続く道を進み3日後村に到着する。騎士と家令の説明で村人全員を集めている
「レイ様、この村と奥にもう一つの村があります」
家令が説明して、奴隷商人が村人の契約更新を進めて、全員レイの奴隷になる。 レイン達が説明と約束事をさせてから、村人全員がレイに忠誠を誓っている。家令と騎士が手際を見て驚いている
(凄い早さだ… それにいつの間にか警備の者達が村を出て行っている… )
翌日もう一つの村に向かい、同じように契約更新をして、村人に約束事と忠誠を誓わせている
「これで終わりです」
家令が笑顔で言う
「この付近の鉱山の運営は、こちらが全てする方針で変わりないですか?」
レイが資料を見て言う
「開拓村の一部です。 鉱山開拓も失敗していましたから、好きにしてください… 成功してもそんなに利益は出ないでしょう」
家令が書類を見ながら言い、追記している
「村の把握をします」
レイが笑顔で言い、レインと相談を始めている
「我々はこれで失礼します」
家令が笑顔で言い、すぐに騎士と共に村を出て行く
「御主人様、鉱山の方はどうなさいますか?」
レインが微笑みながら言う
「密かに進めるように… それと村の周囲の食材と果樹園と家畜の準備も進めるように」
レイが笑みを浮かべている
「先に畑の周囲の柵の強化を指示します。村人からの情報の収集をしておきます」
レインが笑顔で言うと、クレラとニース達が入ってくる
「御主人様、春の山菜の確認が終わりました。 岩山の薬草やキノコもかなり採れそうです」
クレラが説明している
「料理人見習いとして、食材確保をするように」
「はい、御主人様… 料理は本当に楽しいです」
クレラが笑顔でレイを見ている
「御主人様、村人の魔力を見ましたが、2人強い魔力を持ってます。 ベイロース達が鉱山の確認に向かいました」
ニースが微笑みながら説明している
「無理はしないように伝えるように… 情報にあった隠れ家は有りそうか?」
「エリンさんと調査しましたが、更に奥に数人の気配を感知しています… 村人にも確認を取っています」
ニースが微笑みながら説明している
「早めに手を打った方が良いか… 村人から話を聞いたら、鉱山の調査をするか…」
レイが呟いて村人の方に向かう
鉱山何が採れるかな? それに例の鍛冶屋本当に山奥にいるのか?




