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最強の聖女は恋を知らない  作者: 三ツ矢
第二部 エンディングまであと一年~再来~
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第一章 ニューイヤーパーティー~ライアン~

 翌日、私は約束通り早めに帰宅し、エミリーに美しく着飾らせてもらう。


「出来ましたよ、マヤ様。いつもこうしていて頂けると良いのですが」

「ありがとう、エミリー。それじゃあ、行ってくるわね。今日は久しぶりに皆と会えるから楽しみだわ」


私はうきうきと迎えの馬車に乗った。

今日の年越しパーティーは主催は第一王子で舞踏会の会場も城の広間を貸し切った豪勢なものだった。王宮に着くとライアンが立っていた。


「お久しぶりです、ライアン様」

「久しぶりですね、マヤ殿。今宵もお美しいです」


私はライアンにエスコートされて会場へと向かった。


「毎日、いかがお過ごしですか?ライアン様」

「毎日領土の視察にその都度晩餐会です。その隙間を縫って勉強と鍛錬を。学生だった頃が懐かしいです」

「大変ですね。いつもお花ありがとうございます。おかげで家の中はいつでも花盛りです」

「それは何よりです。でももっと広いところに移られてはいかがですか?王宮にすぐにでも部屋を用意できますよ」

「私には身分相応の屋敷ですわ。それにとても落ち着きますから。ところで今日は第一王子のアッシャー様の主催と聞きましたが珍しいですね」

「ええ。兄がわざわざ自分から主導して行うのは初めてです。確か誰か紹介したい人がいるって言っていましたよ」

「へぇ、どんな方なんでしょうか?」

「それより、貴方の発案したあの企画はどうなっています?」

「ええ、順調ですよ。これもライアン様が後押ししてくださったからです」


私たちは会場に入り、主催者の登場を待った。

やがて階段から降りてきたのはアッシャー王子だった。

アッシャーはライアンと同じく金髪で長めに伸ばし毛先をカールさせている。

それにライアンの深い青の瞳と異なって水色の瞳を持った甘いマスクをしていた。

目を引いたのはアッシャーの連れた女性である。

ピンクの巻き髪を上品にまとめ、小さな小花を散らしている。

その瞳は菫色で薄紅色のドレスを着た彼女は可憐な一輪の花の様だった。


「紳士淑女の皆様、本日はようこそおいで下さいました。たくさんの人々にお集まりいただき大変嬉しく思います。皆様にご紹介したい方がいます……レイラ、こちらへ」

「レイラ・ジラールと申します。以後お見知り置きを」

「彼女は遠きエイブリー帝国の公爵家のご令嬢で、城に滞在しながらしばらくご遊学される予定です。それでは皆様、今宵はどうかお楽しみ下さい」


挨拶が終わるとアッシャーとレイラは優雅に踊り始めた。

それからデビュタントたちが踊り終わってから私とライアンも踊り始めた。


「ダンスが上手になりましたね」

「そうですか?ライアン様に褒められると嬉しいです」

「最初の時、足を踏んだらごめんなさいって謝っていたのが懐かしいです」

「ああ、そうでしたね。でもまだまだです。お恥ずかしい。

 そういえば、レイラさんって可愛らしい方でした。外国の方なんですね」

「そうですね。俺もあの髪色は初めて見ました。あちらでは珍しくないかもしれないですが」

「ライアン様もそうなんですね。てっきりこちらでは普通なのかと思ってました」


やがて曲が終わり、二人は壁際へと戻った。

するとアッシャーがレイラを伴ってこちらにやってきた。

お読みいただきありがとうございます。

新キャラであるレイラとアッシャー王子が登場しました。

続きをお楽しみに。

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