Ж-25 儚 き 花 ~Oh My Little Girl~ ③
ふ~ん、コレが文字通りのレベルアップってヤツね。
神の恩恵が掛からないオレには無縁の話だけど、
通常はこうやって 『成長』 するのか。
何かズルイ感じがしないでもないけど
「みんな平等」 って考えの方が実は不自然だったりするしね。
オレらの世界ですら 「不平等」 が当たり前だったし、
ソコは突っ込むだけ無駄というモノか。
でも使えるな、 コレ。
メインの目的じゃないけれど、 脆い村人全員強化出来る。
自衛、 迄は高望みとしても、 最悪逃げるくらいは出来るかもしれない。
『神託』 でオレを誅しにくる生物から。
「魔皇様ァ」
弾んだ声で傍に寄るハーフエルフの少女、
心成しか雰囲気変わって視えるね。
コレが成長というヤツか。
何となく、 彼女の柔らかな杏子色の髪を撫でてみる。
彼女は驚いたようだがしばらくして
顔を赤らめながら黙って行為を受け続けていた。
結局、 何をしても無駄なのかもしれない。
オレが転生してこの森に入った時点で、
後の運命は決定付けられた。
何をやっても無駄、 もう本当に、
何をどうしようが取り返しはつかない。
――だから本当に、 やれる事はヤっておこう。
ソレがどんなコトで在ろうとも。
オレの事、 出来れば嫌いにならないでね。
最後に一際強く、 くしゃっと撫ぜる力を込めた。
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