表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
犬小屋ダンジョン  作者: LA軍@呪具師(250万部)アニメ化決定ッ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

35/56

第34話「姪っ子に、茶ぁぶっかけたら怒り狂った件」

「ぶっほぉぉおおおおおおおおお───」

「ぎゃぁっぁああああああああああ!!」


 流し見ていたテレビの音声に思わず吹き出す高橋。

 もちろん、直線状にいた恵美に盛大にぶっかけ(・・・・)ることに……。


「あッッッッッッッつ!!」

「え? 嘘?! マジ?! 嘘ぉぉぉお?!」

「あッつ、あッつ、あッつーいん」


 目の前でお茶を被って、悶えながら上着を脱ぎ始めた姪っ子のことなど知らぬとばかりに、顔面真っ青になる高橋。


 ───おぇぇっぇええええ!!


 めっちゃ食ったがな!

 めっちゃぁあ!!


 マ、マンドラゴラどころじゃないよ?!

 オーク肉もここ最近で食いまくってるよぉぉぉお?!


 えええ?!

「く、くくく、食ったら死ぬの?! 吐血するのぉぉぉおお?!」


「と、ととと、吐血どころじゃないわよ!! あっつー!! あっつ!! あっつ~~~~~~ぃん & くっさ! そして、きったなーーーーい!!」


 やだぁ! やだぁ!! 死にたくなーい!!

 

 ジタバタと悶絶する高橋。今さら口に手を突っ込んで吐いても時遅し───。


「あぁあもぅぅ!! か、可愛い姪っ子になんてことを、あっちぃ!! くっさい!! あーーーもうーーー、べたべたよぉ!」


 ……いや、だって吐血して死ぬんだもん!

 姪っ子が臭くてベタベタとか知らんわぃ!!


 そんなことより、

「や、やべぇ! やべぇ! やべぇって!! 食っちゃった……! 俺、マンドラゴラとオーク肉食っちゃったよぉぉおお!! サラダとステーーーーーキでっぇぇえ!! 」


 死ぬの?

 吐血しちゃうのッ?!


 口から、血ぃ吐いて死んじゃうのぉぉぉおおおお?!


 ゆらーり


「…………イェ~ス(YES)。そーよぉ、そーよーーーー……。アンタはね、吐血して死ぬのー。口から盛大に内臓と一緒にねぇぇぇ、叔父さぁぁぁん……! っていうか、死ねぇぇぇええええええええええ!!」


 今すぐにぃ(ナァウ)!!


「う、うぉぉ!? なんだ、恵美?! なんで上着脱いでるん?! お、叔父さんでも、さすがに姪っ子は───」


「じゃっかましいわ!! ぶっ殺してやるぁぁぁあああ!!」


 上着を脱ぎ捨てた恵美が、ものすっごい形相で拳を作っている。


 っていうか、振りかぶっている!!


 すっごい腰の入った(世界を目指せる)パンチを放とうとしているぅぅぅう!!


「ちょぁぁああ、ちょ、ちょ、ちょ! タンマタンマ!!」

「やかましやぁぁああ! 誰がタンマするかぁぁあ!」ブォン!!


 は、早い!


「恵美さん?! グーはあかん!! つーーーーか、速ッ!」


 何そのパンチ?!

 すっごい、速い?!


 恵美さん、

 早い、速い! (はや)ぁぁぁああい!


 辛うじて躱すも、胸で追撃の顔面ワンパン!!


 スパーン♪

「って、いったっぁあ……っくない?!」


 ありゃ?

 むしろ柔らかくね??


 って、恵美ぃ!!

 ……色々凄いことになっとるで?!


 揺れまくっとるでぇぇえ! あーーーーー眼福ぅ! じゃない、吐血吐血!!


 ……って、そうじゃない!!

「ちょ、ちょっと、待てって! マジで待てって!! な? いったん落ち着こッ! な?……じゃないと、叔父さん死んじゃうから、」


 ……んん───待て(ウェイト)!!

 ステイ、恵美!!!


「だれがステイじゃ!! 犬とちゃつわぁぁ!!

 そして、死ね! 今すぐ死ね!! 今宵、高橋家の叔父は、死んじゃうんだよぉぉぉおお!──そして、殺してあげるよぉぉぉおおッ!」


 あ、あかーん、恵美の目が据わっとる……。

 い、いや、それよりもまずはスマホだ!


 どんな時でも、スーマーホ!

 恵美が脱いでようが、まずは吐血だ!!



 ぴこぴこ、ぽちー



  『オーク肉』 『吐血』



 こ、これだぁっぁああああ!……って。




   ……ブル・シット(ド畜生)




 『吐血するほど旨いッ!』じゃねーよ! 誰も味のこと検索してねーよ!

 なにが、極上の豚のごとし───じゃぁぁあ!!


 くっそーーーー!!

 死にたくねぇっぇええええ!!



  『ですが、それは──特殊なケースですね。

   ……よほどの量を、初めて大量に、

   一度に採った場合に限られます。

   それ以前に、少量を口にしていれば、

   自然と適正が付きますよ。

   ま……その場合は耐性といった方が

   いいかもしれませんね』



 た、耐……性……??



「───……パードゥン(なぬぅ)?」


 テレビの内容にハタと停止する高橋。

 どうやら、吐血して死ぬというのはよほど極端な場合の事らしい。

 ……極端に大量に食べた気もするが、吐血していないということは高橋にも適正があったのか───……あるいは、



 「……あ! そうか、前の会社で───」


 モンスター素材の解体時に出て来た端肉を食った覚えがある。

 あれ、結構うまかったなー……そうか、あれ(・・)のおかげで『耐性』ついてたのか。


 でも、下手したら吐血して死ぬようなものを食わせてたのか、あの会社──────こわっ!!


 改めて、前の会社こわッ! & ブラック!!


「……まぁ不幸中の幸い、か? 糞みたいな会社だったけど、今だけは感謝感謝───……ん?」


  『なので、

   私は念のために家族や知り合いには、

   ダンジョン産の食事を振る舞うように

   しているんですよ。

   まぁ値は張るんですがね、

   それでも安全には代えがたいと──ww』


「wwじゃねーわ! ビビらせやがって……!」


 …………つーか、あれ?

 そーいや、こいつどっかで─────。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

お読みいただき、ありがとうございます!


⇧ の『☆☆☆☆☆』評価欄 ⇧にて


『★×5個』で、応援いただけると嬉しいです!



新作だよ!
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ