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覇王様の子守唄 第2章  作者: 日明
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氷覇王の覇王へ訪れる嵐

 ギドの言葉を待っていたかのように扉が開き、ギドは剣を持って飛び出す。


 ガキイィインッ!!


 甲高い金属音。だが、すぐ横をなにかが抜けるのが分かった。


「メルフィ!」


 すぐさまメルフィがギドの横を抜けた相手と対峙する。突きは逸らされ、顔面に蹴りが迫ったがかがんで避ける。足を狙うもバックステップで避けられた。


 マルドアはイルリカを、王はディーナを背に庇い、構えている。


 ギドは目の前の敵が殺気がないことに気付く。だが、通す気がないのも分かった。


 メルフィは一旦落ち着いたところで相手を見る。相手は仮面をつけた男だった。仮面などという視界不良な代物をつけておきながら、そんなものハンデにならないほど、男がかなり強いことをメルフィは察していた。


 その時レオナが仮面にナイフを投げ、仮面はそれを弾き飛ばす。そして、レオナに目を一瞬向けた。それを見て全力で殺しにかかる。


 首を狙うも防がれ、弾かれる。かなり重い剣はギドと同等だと感じた。


 僕には荷が重いか・・・


 だが、自分が引けばレオナに害が及ぶ可能性を考えると立ち止まっていられなかった。


「おぉおお!!」


 降り下ろした剣は軽々と防がれるが、本命は剣を握っている右手を狙った蹴りだ。しかし、蹴りはかするにとどまり、鋭い突きを受けどうにか避けるが頬が裂けた。


「メルフィ!!」

「来るな!!」


 飛び出そうとしたレオナをメルフィは怒鳴って止める。その瞬間敵の殺気が消え驚く。


 直後蹴りを腹部に受け、数メートル後方に吹き飛ばはれるも、すぐさま構える。だが、相手は剣を納めていた。

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