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この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

先輩、私にだけ心の声がダダ漏れです。

作者:如月白華
他人の感情が「音」として聞こえてしまう感受性を持った少女・小林光莉(こばやしひかり)。
彼女が望むのは、誰とも深く関わらず、耳を塞いでやり過ごす「透明な学園生活」だけだった。

しかし、その安寧は入学初日に崩れ去る。
生徒が憧れる「白嶺の宝石」こと、完全無欠のカリスマ。
西園寺瑠璃(さいおんじるり)。
彼女からの一方的な指名により、光莉は学園の頂点を決める「統合生徒会選挙」のパートナーに選ばれてしまう。

「わたくしとペアになりなさい」

優雅に微笑む瑠璃。だが、光莉の耳には聞こえていた。
その完璧な仮面の下で、彼女が張り裂けそうなほどの「不安」と「恐怖」の轟音を響かせていることが。

――うるさい。 あまりにも、うるさすぎる。

放っておけばいい。関われば自分の日常まで壊れてしまう。
そうわかっていたはずなのに、光莉は窒息寸前の彼女を見過ごせなかった。

「先輩がその『完璧な』ガラスの中で窒息しそうになっていたら、私が外から叩き割ってあげます」

これは、人の感情が聞こえすぎてしまう少女と、完璧であることを強いられた孤独な女王。
「ペア」となった二人が、感情渦巻く学園の頂点を目指す物語。
耳をふさぐ少女
2025/11/26 18:00
痛々しい宝石
2025/11/26 19:00
深夜の微熱
2025/11/26 20:00
邪魔にならないために
2025/11/27 19:00
戻らない日常
2025/11/28 19:00
亀裂
2025/11/30 19:00
知りたいこと
2025/12/01 19:00
ティータイム
2025/12/02 19:00
理解したノイズ
2025/12/03 19:00
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