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#12 えっちなシーンを描くわたしの限界

#12 えっちなシーンを描くわたしの限界


あーーー!! こんなにエロシーンが大変だとは思わなかった。初小説「僕らの行く先」はキスシーンも無理やりだったので、すべて一方的で、心情もほぼなし、必死でキスする高野と、逃げようとする木内っていう図で、何か考えてる暇ないよって感じで終わって行きました。

先日、書き上げた新しい小説「甘ったれな僕と成長期のキミと優しい先輩」

はじめてエロシーンを入れました。


今回は二人共ファーストキス&二人共たぶんノンケ。

心情を描いたり、タイミングや、その前後描写とかとか。

ここの、男の子側の心情を改めて考えてみたら、男の子って大変・・・。


弟にファーストキスのことを聞いたら、「なんでそんなこと聞くん!いきなり!!」とかなり驚かれていました。私と弟は軽い恋愛の話はしますが、こうやってガッツリ話を聞いたことがなかったので、弟に「お姉ちゃん、キスしたことある?」って…、

違うんだ!!女性は受動的だから、男性の初めてのアクションと、それを起こす前のドキドキなんかを聞きたかった!!

結局弟は、ファーストキスは女の子の方にリードしてもらってしていたことが判明して役に立ちませんでした。


小説の方に話は戻りますが、キスの後はまたタイミングを見て初Hです。

Hになったら、キスシーンにプラスして今度はカラダの動きとかの説明を文章で説明していかなくてはいけません。

妄想の中の映像はパッと流れるのに、それを文字にするのは本当に大変。

「右手で、ここを掴まれたら??」とか考えて、全面でしている事ならまだなんとなくわかるけど、背後の話とかだと、もう自分を片手で押さえるとか、どういうアクションなのだか、わからなくなってしまう。


そして、カラダの部位の呼び方問題。人によって、いろいろ呼び方はありますが、私は「尻」呼びが可愛くて好きなので基本こんな感じです。


先日、買い物中にスマートウォッチにF山さんからの通知。ウォッチの小さな画面にメッセージ内容がパッと表示されるのですが、真面目な調子で「「片方の臀部を掴み」と書きたい場合はどういう言い方(描写)になりますか?」ですw

早く帰宅して返信したい!!!って思いました。


F山さんは、きれいな文章を書く方なので、臀部を、どのように書こうか悩んでいるそうでした。私が「尻」か「尻たぶ」を提案したら、やんわり拒否されたみたいです。


このメッセージもらう前から、最近絡みのシーンを描いているF山さんからエロシーン描写の相談は受けていました。

F山さんの心配事は読んだ人が不快にならないか、また、たぶん自分という人間に不信感を持たないかということでした。


どちらも、すごくわかる。


そして怖いのが、それまで書いてきた他の描写を、そのエロの書き方によって台無しされたらと考えると、「じゃ、もう朝チュンでいいじゃないか」となって来る。

ここに各自自分の好きなエロ入れて下さい的な感じがいいのかと思ったりして。


私はBL初心者の時は朝チュンが好きでした。いまも結構好き。

でも、バチンとエロシーン(キスシーン含み)が自分に刺さった時の萌感。ストライク感。これもたまらない。


そもそも、自分で妄想したり、こうして文章にしたりするパワーって、そこで補えなかったというか、もっと欲しい!!という自分の気持ちを代弁して書いている。

「これが私の読みたい萌えだ!!!」な感じ。


書くのも時間かかるし、その時間を作って、考えて、考え込んで本当に頭が痛くなるっていうのを初めて体験して……。それでも書いている時はワクワクしちゃって、その世界に入り込めるので楽しい。


私の求むHシーンというか、BL作品全般に言えることは「むっつり」が欲しいということ。行為そのものよりも、そこに持って行く過程のモダモダ。

行為がはじまっても、いちいち感動したり、考え込んだり、途中で恥ずかしくなってもいいのだけど、そこでもモダモダして欲しい。


今回、私が書いた小説の主人公たちすべてが初めてなのと、この小説はキラキラな感じを目指して書いたので、上記のような「むっつり」感は入れていません。

でも、初めてなのでモダモダしています。


「僕らの行く先」と同時進行で描いているファンタジー物は、むっつりでなく、まさに残酷な描写ありで、こちらはこちらでF山さんにマジで見せられないなーと思っています。こちらはショタ味もガッツリ入れていこうと思っているし。


「甘ったれな僕と成長期のキミと優しい先輩」では初恋初体験を書いてすごくストレスでした。書いていて嫌だったとかでなくて、丁寧にキラキラ目指して書いたので(言ってもそれほどキラキラになってないけど…)「これを書き終わったらゲスイ絡み書く!!」ってF山さんに宣言したほど。


それで、書いたゲスいのが「愛を探しに行くーBARねこまたー」の2章です。

でも、不完全燃焼。何がっていうのはわからないのだけど…。自分の思いつくゲスいが意外に範囲が狭かった……。


【私の小説のお知らせ。こんな感じの内容です】

■「僕らの行く先―さよなら僕の恋」

高校一年生。人気者の主人公高野が気になるのはクラスで浮いた存在になっている木内。やがて二人は親友に。安心して高野に懐く木内と高野の彼への庇護欲は独占欲に変わり暴走していきます。妄想を初めてカタチにして書き上げた小説です。前半は甘々、後半は切なさいっぱいに仕上げています。


■「私がBL小説を書いたわけ」

「僕らの行く先」を書き上げた後に、初小説をどうして書いたのかその時に考えたことや、自分の癖、自ら実践しているBL活用術などをエッセイとして書いてみました。2~3分でサクッと読めるのでちょっと覗いてみて下さい。


■「甘ったれな僕と成長期のキミと優しい先輩」

わたし的にはとってもキラキラ設定な物語です。女の子よりも可愛い幼馴染の二人。家庭の事情で雅也が引っ越しをすることに。高校一年生で再会をした雅也は、成長期を迎えてすっかり別人のように男っぽくなっていて…。


■「愛をさがしにいくーBARねこまた」

リレー形式で描いていく大人のホロ苦ラブストーリー。


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