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#13 「女でいいじゃん」的受けと、これじゃない時の調理法。

#13 「女でいいじゃん」的受けと、これじゃない時の調理法。


BL歴3年目、長らく「女でいいじゃん」的、受けが苦手でした。だから美人受けとか、ビッ〇受けとか、女装とかも苦手でした。

しかし、それらもなぜかBL歴を重ねるごとに大丈夫になって行ったり、作品によっては好きになってしまったり。歴を重ねると許容範囲が広がるっていうのは、まさに「成長」です。


それでも「女でいいじゃん」な受けは、やはりまだモヤっとする。

私にとってBLっていうのは同性同士の葛藤がベースに欲しいからです。攻めに溺愛されて可愛がられてしまっても、そこに男としての同性としての何かを持っていて欲しい。単純にツンでもいいし、憧れからの従属でもいい。押さえつけられ押しつぶされる恐れと許容のはざまで揺れて欲しい。一番は葛藤を持っていて欲しい。


*私がそう思ってるだけであって、そういうのが好きな人を否定しないですから。


ですがね、先日購入した作品が、なんか思っていたのと違った…。

試し読みもして実物購入したけど、読んでみたら思っていた5倍くらい受けが「女」だった、攻めも受けを『俺のオンナ』って呼んでいた。


嘘だろ!!

「じゃ、もう、読まない!」ってそれを放り出せるほど、思い切りもお金もない。だから取りあえず読む。ちなみにこれを「サンクスコスト」というらしい。

「サンクコスト効果(埋没費用効果」すでに費やしてしまって回収できないコスト(時間、お金、労力など)に囚われ、それが無駄になるのを避けようとする心理傾向のことです。合理的に考えれば、つまらない作品を見続けることはさらなる時間の無駄なので途中で出るべきですが、人はすでに支払った料金を惜しみ、見続けることを選んでしまうことがあります。


読み続けるも、ヒエ!!ずっとこの受けを女扱いのターンが終わらない……。

最初は「やめて!!」と懇願していた受けが、もう喜び始めています。挽回無し確定・・・。


どうしよう…、と考えた挙句、思考をシフト。これはネタにする。腐友に話す時のネタにする!

「オ(女性器名称)に入れるぞ!!」「オ(女性器名称)に入れて下さい!!!」こんなことを言わされて、洗脳され、自分からねだるようになってしまった成人男性(受け)は、そこに至るまでどんな屈辱だったのだろう?本文には全く書いていないけれど、彼は陰で「ううう・・・」と泣いていたはず。(この泣き声好き。)


攻めは、そうやって受けの人格を壊してまでも、彼を手中に収めたいほどに執着していたのだろうか?


待て、待て!攻めの非道を執着や溺愛で許してしまうのは良くない。

なので、もうちょっと考えててみる。実は攻めもかつて「オンナ」にされていた時期がある。二人は年の離れた幼馴染で、攻めは受けより7つ年上なので受けと接点は無いが、攻めは受けが小学生の時から軟禁状態で性的〇待を受けていた。自分が囚われている家の窓から見える無垢で可愛い受けに対して、愛おしさと共に羨望や残酷な思いも抱えていて、それを力に上りつけていく。やがて攻めは受けを手に入れ、昔の自分のように「オンナ」にしていく願望を果たしていく

―すべて私の妄想です―


闇深いわー。

じゃあ、受けが陰で泣いていたのも、攻めはお見通しですか。過去、自分も泣いていたから、「受け入れた方がラクになれるんだ」って攻めは心の中で思う。自分は受け入れられなかった、隣に暮らすおまえ(受け)を知ってしまったから、彼を手に入れようと決心したから俺は這い上がってお前を迎えに来たぜ。

受けにはそういう事すら考えられないくらいにちゃんと「オンナ」にしなくてはいけないと攻めの調教は苛烈に!!

―すべて私の妄想です― これを一人で出来ちゃうあたりBL歴の成長を感じる。


この妄想をして数日後に、同じ本のつづきを読みました。

可哀相な受けと、そういう手段でしか受けを愛することが出来なかった攻め。きっと、あのあと攻めが自分の過去を話してくれるかもしれない。と期待して読んでしまい、読了後に「あれ?なんか話がちがった…」


もう一度パラパラと読み直したら、かなり自分で妄想した部分に引っ張られていました。それはそれで二度楽しめたような??不思議な気分。


思っていたのと違った作品に出合った場合に、自分の妄想力を総動員して楽しむっていうのは色んな意味でも楽しめますのでお勧めです。



BARねこまた三章更新しました。

やっちゃんこと、康夫のターンです。康夫は自分のセクシュアリティーが不明なのです。

康夫とユキの関係がただの仲良しってだけじゃない親密さも書きました。

相変わらずハルトはワガママです。


よろしくお願いいたします。


【私の小説のお知らせ。こんな感じの内容です】

■「僕らの行く先―さよなら僕の恋」

高校一年生。人気者の主人公高野が気になるのはクラスで浮いた存在になっている木内。やがて二人は親友に。安心して高野に懐く木内と高野の彼への庇護欲は独占欲に変わり暴走していきます。妄想を初めてカタチにして書き上げた小説です。前半は甘々、後半は切なさいっぱいに仕上げています。


■「私がBL小説を書いたわけ」

「僕らの行く先」を書き上げた後に、初小説をどうして書いたのかその時に考えたことや、自分の癖、自ら実践しているBL活用術などをエッセイとして書いてみました。2~3分でサクッと読めるのでちょっと覗いてみて下さい。


■「甘ったれな僕と成長期のキミと優しい先輩」

わたし的にはとってもキラキラ設定な物語です。女の子よりも可愛い幼馴染の二人。家庭の事情で雅也が引っ越しをすることに。高校一年生で再会をした雅也は、成長期を迎えてすっかり別人のように男っぽくなっていて…。


■「愛をさがしにいくーBARねこまた」

リレー形式で描いていく大人のホロ苦ラブストーリー。


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