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38話

「由良」


「・・・・・・」


「俺はお前のことを嫌っていないんだ。でも、君よりも・・・アイカちゃん達を大事しているんだ。大事な人がいる限り、君の意思に対して好きとは答えることはできない」


決着をつける。彼女に対して


「君の告白に対しての答えは『すみません、あなたとは付き合うことができません』」


「・・・・・・」


涙が止まった。彼女が流していた涙は止まる


「そう・・・」


涙を拭いて彼女は俺に向けて言う


「最後にこれだけ言わせて」


『・・・・・・』


「貴方のこと大好きだよ悠太」


彼女は去った



ーーーーー


それから早1日


「お前モテすぎだろ」


「モテすぎじゃねえ・・・」


学校ににて俺は3人と話していた。メンバーは俺、純也、優香、黒坂


「ったく・・・ハーレム男はどんだけ女誑しするんだよ。俺にもくれよ!」


「お前にあげる女はいねえ」


「なんでだよもう!」


「お前は義姉がいるだろ・・・」


「付き合っていないんだ〜」


「彼女による行動によって君がモテないのは自覚していないんだね」


「黒坂、こいつは性格的にモテないのもあるぞ」


「んなわけがないだろ!」


「事実なんだよなそれ」


「自覚していないんだお前」


俺と優香は呆れた顔をする。こいつが自覚していないのはいいとして


「ったく・・・それだから優香はあんなんだろ」


「あんなんだろってなんだよ。分からないわ」


「優香に同じく」


やれやれよく分からん純也の思考


「しかし、そうなると・・・君は3人を娶ることになるね」


何笑ってんだこいつ


「娶るって・・・まあ、そうなるかもな」


「一夫一妻制だろこの国」


「できなかったら恋人関係をずっと続けるとしかねえだろうな。責任取るつもりだけど」


と会話している俺達。そうしていると誰かが教室に入ってきた。扉を開けて


『え!』


と誰かの声が聞こえた。何かあったのか気になる。見ると他校の生徒とかじゃなくてこのクラスの人ではない人が入ってきた。学年が違う人。少なくとも1年制ではないことは知っているような感じにクラスメイト達は見ている


「誰が入って・・・」


「なんで来ているんですかね」


俺達は教室に入ってきた人を見て呆れた。その人が誰なのか知っているからとその人が何故この教室に入ってきたのか知っている。誰なのがどんな人物なのか分かっている。何故、このタイミングで来たのか分からないけどな


「久しぶりね。純也」


「帰ろ」


無視する純也。相手は純也の義姉である佐藤優希。彼女は俺達の先輩であり、この学校でかなりの有名人だ


「酷いわね。愛する姉が来たと言うのに冷たい・・・酷いわよ純也」


「なんでこの教室に入ってきた?俺に用事でもあるのか?」


睨み合う2人・・・いや、違うな。一方的に睨んでいる純也と純也を見て可愛いみたいな顔をしている優希。2人とも変態だ。安心してくれ、変態だ。エロ本を見せ合う変態仲間であるため問題ない。俺はエロ本を読んでいない側の人間であるため関係ない。問題があろうと姉弟の問題は当事者らが解決してくれるだろう。あくまで願望だ


巻き込まれてしまうと彼らとの経験から導かれる答えは間違いなく、俺達は巻き込まれると言うこと。もう何年も慣れている話だ。今更なんだろうと慣れている側の人間からしたらまたかって程度の話だ


「用事はあるわ。まずは純也に会うこと。二つ、悠太が恋人を作ったことの祝福。おめでとう、菅原悠太」


「昔の名を呼んでどうする・・・」


菅原の苗字は何年も名乗っていなかったが彼女に初めて会った頃はまだ白山の名を名乗っていなかった。だから、俺のことを菅原の苗字で言う


素直に祝福してくれるのはありがたいが何か企んでいるだろう、この人のことだ。純也についての話もするだろうな。慣れだよ慣れ


「君がまさか3人も彼女を作るとは流石に予想外だが・・・それはいいとして・・・我が弟(我が夫)よ。私がきた理由を理解しているかな?」


「分からん」


「よろしい」


それでいいのか?って何やら周りの人達が話しているが放置する


「君が私が作った弁当を放置して学校に行ったことだよ。これで何回目かな?」


弁当忘れたから持ってきたってところかってか、まだ弁当を作っていたのかあんた・・・入学時点で純也が嫌がって持ってかないことが何度も何度もあったと言うのにまだやっていたとは・・・執念深い人だよ全く


「媚薬入り弁当を食べる奴がどこにいるんだよ」


媚薬入り弁当なのかよ。久しぶりに聞いたは媚薬入り弁当。そりゃ、純也が食べない。媚薬入り弁当を作って何をしたいのかは分かっている。優香ですら呆れて黒坂に抱きついている。イチャイチャすんやなお前ら!俺だって彼女達とイチャイチャしたいんだよ!なんでだよもう!酷いじゃねえかぁぁぁ!!!


「八雲〜」


「優香が私に甘えている・・・!」


うん、なんか思っていた反応とは違う

優香は予想できるけど黒坂は驚愕する顔で優香を抱きしめている


「今日はいい日だ」


と言っている


「言っておくが俺はあんたに手を出さねえよ。やりたいけどさ・・・それは何か違うと言うか・・・」


「俺に彼女達に手を出せよと言った男のセリフかそれ」


「なっ!言うなよ悠太!!言うタイミングが最悪だろ!!!!」


「あら?悠太にはやれって言っているのに私には嫌なの?言葉の責任ってものを背負うことが社会の人間のやるべきことじゃないかしら?」


「・・・・・・」


冷や汗をかいて逃げたいと言う言いたげそうな表情をしている純也だった

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