29話
「お前のイかれた思想は置いといて」
「ふざけるな」
ふざけるなは俺のセリフなんだよ。おい、お前が言うセリフじゃねえから、誰のせいだと思ってんだ。お前が原因なんだよ
「お前の彼女達と会ってみたいな」
「NTRは殺す」
「俺は日本人らしい髪色を持つ女の子が好みだ」
こいつ、アイカちゃん達のことを知っているのか?
なんで髪色のことを知ってんだよ
「だから、NTRはしない。俺は自分から寝取られなんて馬鹿なことはしないし、浮気はしない。風俗に行く人間だ。行ったことないけどね」
「台無しだよクソ野郎」
お前でも風俗行きたい人側の人間なのかよ。こいつ変態だなやはり・・・
「最後で台無しなんだわ」
「ええ〜そんなもんでしょ!女の体を求めることが男の性欲なんだよ!!」
「なんでこいつモテるん?」
欲望に忠実すぎるだろ。流石にここまでとなるとやべえんだが・・・どうして俺の周りはここまでやばい人達ばかりなんだよ・・・
「おや?君達、早く描かないのかな」
女子の声が聞こえた。俺達は横を見ると黒上ロングの女性がいた。彼女は同じ部活の部員であり、美術部の人間だ
「由良・・・」
由良蒼。それなりに有名な美女、この学校ではそこまで知名度はないものの男子からの告白が多い1年生。ちなみにイケメン野郎3号も同じ1年生だ
「もう数えるくらいしか日がないのにやらないのかな?」
「やるよ普通にね」
「この俺の才能を見せるべきチャンスだからな」
「お前、先生から直すように言われているだろ。小学生みたいな絵だなと皆に笑われているのによくそんなことを言えるな」
「・・・なんだよもう!またかよぉぉぉ!!!」
「変な人ね。貴方みたいな人間はやはり嫌いだわ」
由良はイケメン野郎3号に対して軽蔑する目をしていた
嫌っているんだなって分かるような顔をしている。嫌われていると思われるこの男には何も感じなかったようで
「俺に惚れているの?」
「貴方みたいな虫以下を好きなわけがないでしょう」
「酷いな〜君のような美女が俺に対して虫以下の存在であることを言うなんて・・・」
「事実でしょ」
「事実じゃない!!!」
こいつの扱い方が酷いがこれがいつもの会話だ。イケメンだからと必ず優遇されることはないと言う証明となる会話。俺の横にいる女性はイケメン野郎3号のことを嫌っている。まあ、風俗なんやら言っている人のことを好きになりますか?って言われたらどう答えると思う?
好き!って言う人はいるとしても嫌いと答える人の方が多いだろう多分。何がどうあれ、イケメン野郎3号は由良から嫌われている
「由良は俺と白山でどっちを彼氏にするとしたら「悠太ね」え?俺じゃ「虫以下の存在のことを好きなわけがないでしょ」酷い!なら、俺と虫どっち「虫」え?俺の価値って虫以下なの?」
即答で答えて上がる。しかも、言い切る前に答えるとはかなり嫌っていることが分かるな!
「ドンマイ」
「ドンマイじゃねえよ。俺ほどの男が虫以下って言われるんのはおかしいだろ!いくらなんでも虫以下は酷いだろ!」
「黙りなさい。ダニ以下」
「ダニ以下!?」
さらに価値が下がって草。虫どころかダニ以下は流石に酷いが笑える話なんだよそれ
「お前の価値低過ぎるだろ」
「笑うな!おい、由良!俺のことをダニ以下と呼ぶとはいい度胸だな!そんなんだから白山ーゲフッ」
「黙れ小僧」
腹を殴られて腹を抑えるイケメン野郎3号
「おっおまっ・・・腹・・・はないだろ・・・」
「一つ言おう。お前は何を言おうとした?ダニ以下」
「ダニ以下じゃね・・・んなもん・・・白山のことが好「黙れ小僧」ゲフッ」
また殴られる。何を言おうとしたのか分からないが何か地雷でも踏んだんだろうな。何かしたんだろうとはすぐに分かるし
「何か言おうとしていたんだが・・・いいのか?」
「いっいらんことを言うだけの男のことを聞く必要はないわ!」
何やら動揺している
「そうか・・・す・・・なんやら言っていたけど・・・」
「わっ私が何を言おうと勝手でしょ!」
「そうですかい」
顔を赤くしているがどうしたんだ?まさか俺のことが好き・・・なわけがないか。こいつと比べたらマシってだけだし
ってな感じに部活はしていた
「乙見宮さん。色を混ぜるのはいいですがそれは駄目ですよ」
「ええ〜俺が表現したい色でいいじゃないですか〜先生」
「何故白犬の体を全て白にするのです?色を重ねることが大事ですよ。こうやってー」
また、イケメン野郎3号が先生に言われているな。これで何度目なんだろうか
「白山さんは手を止めないでください。鳥の絵をまだ色を描く段階になっていません。このままでは間に合いません」
「俺も?」
イケメン野郎3号。なんでお前は犬だけにしようとしているんだ?いつの間に犬を描いていたのか分からなかったが・・・まあ、いい。早く描くとしよう
「3羽の鳥を描くのって時間かかるな」
少し時間がかかるが今日で終わりそうだし、早く終わらせようか
こうして俺は今日の部活を鳥の絵を描くのに時間を使ったのだった




