2話
「ただいま」
2人と別れて家に着く。今日は父さんが再婚して新しい家族が増える日。教えられたのは昨日で明日会うと言われた時は驚いた。それと2人に親が再婚すると言う話を教えたのは今日の朝だった
昨日
「悠太、お父さんは再婚することになった」
夕食を食べた時、とんでもないことを父さんは俺に告げた
「・・・・・・再婚?え?」
「お前も高校生になった頃だ。体も大きくなったからそろそろ結婚することを伝えないといけないと思ってな」
「・・・・・・は?」
何を言っているんだこの親父。夕食食べ終わって話すことじゃねえがなんて?
「相手は家村さんなんだが・・・」
「誰だよ」
知らない人のことを言われても知らんわ
「お父さんの父・・・お前の祖父の友人の娘さんでな。昔から交友のある方でな、最近、話す機会が増えてーーー」
父さんの恋の馴れ初めなど全く興味はないのだが俺が文句を言っても家族の幸せに文句を言っているようなもんだからなんとも複雑。なんでこのタイミングで言うんだよ、今から風呂入ろうとしているのにとんでもねえ重要な話をしないでくれ
「そっそうなんだ・・・ちなみに相手は子供とかいないの?」
一応聞きたいことは聞く、昔からの知り合いってことは父さんと同世代の人なんだろう。会ったことがない人で知らないが父さんは30代、相手が子持ちだとしてもなんも不思議ではない
「ああ!お前と同い年の3つ子の姉妹だぞ!」
「・・・・・・は?」
なんて?同い年の三姉妹・・・?父さんの馴れ初めは聞きたくないが俺と同年代の女子が、義理の家族になるなんて冷静ではいられない。いや、まず、再婚しますと言っている時点で冷静になるなんて無理な話
「3つ子の長女、愛華ちゃん。次女、玲萌音ちゃん。三女、友梨花ちゃん。3人は高校1年生、お前と同級生になる。ちなみに明日会う予定だからな」
「・・・・・・」
その後なんやら話していたかもしれないが聞いていてなくて何も覚えていない俺は、一気に実感が湧き出してくる。無言で風呂の中に入る
「待てよ・・・待て待て!同世代の女子3人だと!?おいおい・・・どうしればいい?」
漫画とかのフィクションよりも現実のほうが珍しいことが起きると言うことはあるがこんなことになるかぁぁぁぁ!どうなってんだあの親父!しかも明日会うだと!?どうなってんだおい!
「どうしればいいんだ・・・」
同世代の女子と新・母が家族になる?家はゆっくりできる貴重な空間なのに家のほうが緊張するとかなんだよぉぉぉ!!!
それに部屋の中には貴重なグッズがある。もし、見たら嫌悪されるかもしれない。辞めてくれ、それだけはないように願いたい!
明日、生きて帰って来れるかな・・・?
場所は戻って今日
家に帰ってきた俺は部屋に入ってリュックを置く。部屋の中にあるのはオタクグッズ。いつも見ても俺はよく買ったな〜と思うが何やら下が騒がしい。もう、家の中にいるんだなと分かる。覚悟を決めろ俺!
ってな感じに部屋から出てリビングに入る。そこにいたのは父さんと見たことがない方々4名居られる
「貴方が浩介さんの子供ね。私の名前は家村ーいえ、結婚したから苗字が変わったわね。白山阿留奈。ママって呼んでね」
銀色の髪を持つ見た目20代のような容姿をしている。とても三児の母親には見えない。どうやらハーフらしく、今村さんの父親が日本人で母親がヨーロッパのどこかの国出身の人らしい
楽な装いの服を内側から持ち上げる巨乳・・・爆弾ボディが目立つ。すぐに目を逸らす
なるほど、確かに優香がおっぱいのでかい人が好きなのは分かる・・・認めたくないが今ので・・・いやなんでもない
「分かりました。母さんと呼びます」
「違うわ。そこはママと呼ぶのよ!」
「えっと・・・母さん」
「ママ!」
「・・・・・・はい」
この歳でママと呼ぶことになるとは・・・
続いて姉妹の紹介になる
「悠太ちゃんだね。私は白山愛香!よろしくね!」
元気な人だ。母親似の銀色の髪に青色の目、親に似ているなと言う感想と美しい顔立ちをしている。優香に匹敵する顔立ちをしている超絶美人。母親に似て爆弾容姿を持っている
「次は私かな。私は玲萌音。アイカ姉さんの妹よ。よろしく悠太」
銀色の髪を持ち、緑色の目を持つ超絶美人、母親と姉に似ている風貌、雰囲気は違うがミステリアスかな?そんな感じに見える。母親に似て、姉と同じ爆弾容姿を持っている。何を言っているのかは分かるよな皆
「友梨花。アイカ姉さんとレモン姉さんの妹です。よろしくお願いします」
銀色の髪を持ち、赤色の目を持つ超絶美人、と姉に似ている風貌、優等生とかじゃなくて・・・そうだな、妹キャラって感じか。母親に似て、姉と同じ爆弾容姿を持っている。
全員スタイルがすごい人達だ。外見はかなり目立つ、三姉妹はクウォーターだが日本人離れの外見をしている。優香とは別のタイプだ
そんな美人達と張り合うあいつの容姿がおかしいがあいつはあいつでおかしいだけだからいいとして
「さて、皆挨拶をしたところで一緒に食べよう」
いつの間にか用意されている食事を取り、俺は部屋へと行ったのだった
この時の俺は知らなかった。まさか3人とも俺の体操を狙いに来るとはこの時は全く思ってなかった
夜中では
「ふふっ・・・あいからず、可愛い子ね。悠太くんって」
部屋に侵入し、寝ている悠太を見る怪しげな女性の影
その姿は銀色の髪に青色の目を持つ
「私の初恋の人・・・」
悠太の顔に近づいてキスをする。誰にも奪われたことがない彼のファーストキスは奪われてしまった
「これから私達が貴方を誘惑するから覚悟してね」
その言葉に寝ている悠太は返事ができなかった。これから何が起きるのかは・・・まだ分からない