21話
21時に間に合えばと思いましたが無理でした!
では2章始まりです!
離れ生活も慣れてきている。
……このまま、マリーといちゃいちゃライフを過ごしたい。
しかし、再来週辺りにお父様が帰ってくる。
それまでにやる事をやる。
まずはシッカー伯爵とのやり取りだ。隣の領主とやり取りをしてからシッカー伯爵へ会った方が良いだろう。
彼も中々追い込まれているようだからそれを利用して、マリー達の安全を確保する。
それから使用人達の断罪、お父様が帰ってくると同時に解雇が理想だ。
メリルから聞いた話だとウチで働いている使用人34人中29人が何らかの問題がある様で既に様々な証拠を集めてくれている。
……どんだけ使用人達は好き勝手やっているのかね?
話を聞くと純血派の貴族の5女や7女や8男や5男がメインに様々な悪事をしている様だ。
お父様も貴族の娘や息子だからと言う理由で任せっきりで状況を知らない。
後で知った事だが全ての使用人は貴族の愛の子だったりする。
そう言う者達を混血種と呼び、貴族の使いにさせたりするのが多いらしい。
要するに平民には任せられないので自分の信用ある家臣を自分で作るって事のようだ。理解出来ん。
貴族と平民の子供は大体が平民扱いだ。属性を複数持った場合はそのまま貴族の養子として扱われ貴族同士の戦略結婚に扱われる。どちらにしよ道具扱いなのだから何とも言えない。
何故、その様な子供が出来るかと言うと顔の良い平民は安全はこの国にいる事で手に入っているから安定を求めて貴族の愛人を狙う者は多いらしい。貴族からしたら平民を何人も囲っても問題なく、純血派貴族以外は人として正式な扱いじゃないと婦人達も何も言わないらしい。いや、言えよ!って心の中でツッコミを入れておく。
それに生まれてくる子は大体顔も良く、婦人達は意外にもその手の子をちゃんと育てるそうだ。生まれてくる子供達の安心出来る使用人として育てたり、色々できるそうだ。
……あれ?お母さん自分で育てないの?なんか貴族に自分の子供を献上しているんじゃないの?って聞いたら上手い事言いますねとメリルに褒められた。
この辺りの話はやはりこの世界が現実なんだと思わさせる。
聞いたらミーヤは家族からおもちゃの様にされていた様でお父様が領地の視察でたまたまミーヤを見て使用人に来るかと誘ったお陰で救われたそうだ。
……お父様のポイントが思わぬ所で上がったよ。
そんな訳でウチで働いている使用人は下級貴族が我が物ズラして好き勝手やり、それに従っている状況化にあるようだ。それと他の使用人は嘘が苦手だったり逆にこの件をお父様に言われないように隠したりハブられていたり、あっ、ハブられているのはメリルね。
引き続き、その6人が問題を起こさないとわかっているので29人の情報を集める様にさせた。
そして、ワライクバを如何するかだ。向こうへ視察を本当にするべきかしないべきか。
メリルからエルザの情報を貰ったが沢山出るわ出るわと第2王子派の悪行。
この手のやり取りを魔道具の契約書類でやり、確約させるのが仇となったようだ。
処理に困る書類は厳重に保管されていたようだがエルザの選んだ諜報員の有能さはびっくりだ。書類などを複製させるコピーと言うスキルで偽物とすり替え奪ってきたらしい。
そして、その中にあった内容にワライクバを魔物で破滅させるとのやり取りを見てしまった。コレでは第2王子派がやったのではとなるのだろうがどうやら世論では第1王子は追い込まれていて、貴族の勢力が傾いたらしい。それに王様が病で倒れたのも気になる。
呪文と言う便利なモノがありながら治せないってあるのか?陰謀を感じます。
しかも、この時期に第1王子は先代の王様と同じ様に平民と共に国を作ると言って更に自分の立場を悪くしたらしい。
……王族って頭良いはずなのになんでそんな事をやるのかね?どっからどう見ても貴族に肩を入れて貰えないから平民に寝返った王子にしか見えない。
そんな訳でワライクバに行くと身の危険もある。だが、その領地が破滅すると分かっていて助けないのも後味が悪い。
それに私がその事を言っても第2王子派に嵌められるのがオチだ。私がやったとか悪い方向へ向かったら本末転倒だ。
よって、どう手を打つか悩んでます。
「あの、クレア様、私を呼んだ理由をそろそろ聞かせて頂いても宜しいですか?」
考え事に耽っていたら急に声をかけられた。
「え?あぁ、ローズを呼んだ理由ですね。私と共に一夜を過ごしましょう」
その為に呼びました。
「いや、その理由が分からないのですが」
ん?分からないって何でだろう。一緒に寝るだよ?
「ローズは初めて会った時に私への負い目があります。ここ数日気づいてましたがマリーのお姉さんでしょ?私に仕えるのでしょ?もう少し喋ったり仲良くなってくれないとヤっですの」
ローズは仕えるって言った日からちょくちょく近くに居るが本当に警護って感じで壁を感じる。
サリーは私に畏怖しているし、ユグルは私が伯爵の者と知ってからよそよそしいし自然とカインばかり話をしてしまう。
ローズにも普通に話しかけるがローズから話をする事はほとんどない。
それが悲しいので早いウチに失くして行こうと思う。
「ですが、流石に仕える方の寝室でしかも隣で寝るのはおかしいです」
頭が固くて困るな。
「良いですか?私の隣のベッドで警護している。あら?何も問題ないじゃない!素晴らしいわ!」
「……はぁ」
ローズは呆れ顔になる。
こうなったら必殺技だ!
「ローズと一緒に寝たい!じゃないと机バンバンだぞ!」
私は駄々っ子の様に机をバンバンし始める。
「わ、分かりました!今回はクレア様のお側で警護します」
……流石だ。恥ずかしいがこのやり方は世界を変えても有効だ。
「大丈夫ですの。マリーにも今日はローズとワンナイトラブするからと言ってますので心配なさらないで下さいませ」
「その言葉が不安なんですが!?」
モウマンタイだよー。
怖いのは初めだけだからね。
私はベッドに行くとベッドをバンバンしてローズを呼ぶ。
ローズは仕方ないなって顔をすると横に来てくれた。
「ではクレア様、おやすみなさい」
ローズは普通にそれだけ言うと電気を消す。
え?早いよ!もっとイチャイチャは?
仕方ないので目を瞑る。
しかし、隣のローズが気になって寝れない。
正確に言うと寝る前にみたランジェリーが目に焼き付いて眠れない。
マリーを勝気な目にして大人びてキッチリさせたらローズなのだ。雰囲気からして怖いが綺麗なのだ。
目も慣れてきたのでローズの方を向く。そして、ローズの匂いがする。
「……ローズの匂い」
「……クレア様?」
ローズがこっちに寝返りを打つ。
顔が近い。見つめ合う。
その隙に私はぎゅっと胸に飛び込む。
私はローズの胸を堪能する。
「……いや、ですか?」
堪能した後にあざとく聞いてみた。
「いいえ、ですが少し変な気分になります」
ローズが困った顔をしている。暗くても顔が赤いのが分かる。
「なら私に身を任せてください」
「……はい」
ローズはふにゃと顔が緩む。
ローズを私の胸で抱きしめて頭を撫でる。
「私の初めの事は既に流してますの。だから、私と普通に接して下さいね?」
「クレア様、申し訳ありません。私も意識し過ぎたようです。気をつけますね」
私はローズを抱きしめたまま眠りについた。
目が醒めると1人だった。
着替えて廊下に出るとマリーと会う。
「おはようございます。お姉ちゃんとどうでしたか?」
「えぇ、仲良く出来ましたの。ですが、起きたら居なかったのです」
マリーはクスリと笑う。
「お姉ちゃんは多分、御飯作って待ってますので行きましょう!」
マリーに引っ張られて行く。
暖炉部屋が主に食べる場所になっている。
中に入ると既に準備されており、ハムや卵焼きやサラダなどパン食だ。
「クレア様、おはようございます!マリーもおはよう」
そこには固さがとれたローズが笑顔で出迎えてくれた。
「ローズ、おはよう。今日も1日お願いしますね」
私も自然と微笑んだ。
今回はローズ回です!
お読み頂きありがとうございます!




