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猛烈一途なあたしに堕ちろっ!~素っ気ない君に届け~  作者: みみまる.com


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9/9

9.桜兎のテスト勉強。



GWが明けて数日がたった。


因みにGWから空くんは、意外にマメに連絡を返してくれている…好き。



そんなあたしは今勉強におわれる毎日を送っている。中間試験がすぐそこまで迫ってきていた…。


佳奈ちゃんに休み時間昼休み勉強を見てもらっていると京もやってきてこの顔である。


「桜兎…お前そんなバカだったのか…いや、出会った頃からそんな気はしてたけど…」

と京が残念な物を見る目であたしを見る。

「これは流石にやばいわね…桜兎…。まぢで最下位ありえるわよ」

と佳奈ちゃんまで白い目であたしを見る。


「そ、そんなぁぁあ〜!!!助けてよ二人とも~!!!」

「ここまで悪いのに無理よ!!」

と佳奈ちゃんがあたしを切り捨てる。

「そもそもお前そんな頭でよくこの高校入れたよな。ここお前みたいなレベルの頭が来るとこじゃねーぞ?」

と京が眉を寄せる。


「そりゃあ…空くんがこの高校受けるって言うから…死ぬ気で頑張った…」

と言うあたしに

「ふふっ…桜兎らしすぎて…笑っちゃダメだけど本当あんたのその執着はすごすぎて笑っちゃうわね、あははっ」

と佳奈ちゃんがめちゃくちゃ笑う。


するとため息を着いた京が


「仕方ねぇから俺が明日の放課後時間作ってやろうか?」

と言う京。

いつもむかつく京がめちゃくちゃいいやつに見えた。

「京…なんていいやつなの…」

と目をキラキラさせるあたし。

「まぁ明日予定ないなら教えろ、俺が放課後お前の勉強見てやるから。とりあえず午後の授業ちゃんと集中しろよ」

そう言うと京は自分の席に座った。




そして午後の授業は眠気と戦いながら耐え抜いた…。そして放課後になる。


ここ最近放課後は空くんいるいない関係なくあたしは学校の図書館に行って勉強をしている。


「吉岡さん」

と声をかけられ顔を上げると

「…空くん」

今日は空くんが来たようだ。

「勉強っすか?」

とあたしの手元をチラリと見る。

「うん…ほらあたし空くん追いかけてこの高校来たから…結構やばくて…はぁ」

とため息を着いて落ち込むあたしに

「…なるほど。」

そう言うといつも対面に座るのにあたしの横の席に座る空くん。

「ど、どうしたの?!」

そんな空くんに動揺するあたし

「勉強見ますよ」

と言う空くん。


空くんってそんな事してくれるキャラだったけ??と思いながら、してくれると言うのならめいいっぱい甘えてしまおう!!


「お、お願いします…ここと、ここと、ここと、ここと、ここと…」

あちこち指さすあたしに、少し目を見開く空くん。

「…やばいっすね。どうやってこの高校入ったんすか」

と空くんがあたしをチラリと見る。

「いやぁあの時は本当に死ぬ気で頑張ったからなぁ…えへへ」

と照れ笑うあたし。


「はぁ…とりあえずやるしかないっすね。」

そう言うと空くんは、すごく丁寧に一つ一つ教えてくれて頭の悪いあたしもちょっとずつ理解していった。




図書館が閉まる時間まで、空くんは丁寧に勉強を教えてくれた。そして少し薄暗くなった道を二人で歩く。


「空くん…ありがとう助かりました。」

とお礼を言うあたしに

「別にいいっすよ。」

前を向きながら返事をする空くん。


「空くんは自分の勉強大丈夫そう??」

チラリと空くんを見ながら聞くと

「俺は大丈夫です。吉岡さんの勉強見てたら復習にもなりましたし」

「そっかぁ…そう言えば明日は京が予定ないなら放課後見てくれるって言ってたな…」

今日のやり取りを思い出してポツリと言うあたし。


すると少し沈黙した後に


「俺が見ますよ」

と空くんがあたしを見る。

「え?勉強だよ?」

と空くんの発言にびっくりして聞き返すあたし。

「はい、俺が見るんでそれ断ってください」

と空くんは前を向いてしまった。

「で、でも迷惑にならない?空くんの成績があたしのせいで落ちでもしたら…」

と顔を青くして言うあたしに

「見ててください。俺吉岡さんに勉強教えててもトップ取るんで」

そう言うとあたしをチラリと見てフッと笑う空くん。


か、かっこいい…!好き…


基本的に空くんが言うことはだいたいその通りになる。

だが空くんの迷惑にならないだろうか…と考えるとなかなか頷けないあたし…。そんなあたしにまた空くんがひと押しをしてくる。


「俺、目黒くんより頭いいっすよ?どっちに教えてもらいたいっすか?」

空くんがあたしを見る。流石新入生代表…。


「そりゃあ…空くんだけど」

「じゃあ決まりっすね。試験までの放課後全部俺に時間下さい」

あたしの一言を聞くと、空くんは即決して淡々とあたしの時間をくれと言う。

「えっ…ほ、本当にいいの?あたしは嬉しいけど」

嬉しいけどそんな空くんにビックリしている。


「いいっすよ。ほら、家着きましたよ。」

といつの間にか空くんが送ってくれて家の前にいた。

「あ、ありがとう!おやすみ!また明日ね!」

とあたしはお礼を言って空くんに手を振る。

「はい、おやすみなさい」

そう言うと空くんは足を返していった。



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