私と幼なじみ
城山美々は入学初日に
あの美女は誰だ!?
と騒がされ何故この高校に入学したかも分からないくらいの名門校出身だ。
城山美々には常に取り巻きがいてこのクラスにカーストがあるのならばカースト上位全てが城山美々に取り巻いている。
というかもしかしたら学校全員のカースト上位全てが城山美々に近づきたいと思っていると私は思う。
そんな城山美々に私は声を掛けられた。
しかも何故かシャーペンを交換した。
彼女の笑顔がわすれられず私はニヤニヤして通学路を一人で歩いていた。
すると後ろから聞き慣れた声がした。
「おい! 奈々!」
「あーー! 隆介」
彼は幼なじみの篠崎隆介。実は好きだったりする。中学三年生の時私はいじめられていたがクラスが違って隆介は気付かなかったし気づかれないようにした。
だけど高校生になって同じ高校に入学した。
まあ……また違うクラスだけど。
「お前城山美々と話したって!?」
隆介はニコニコして私に寄ってきた。
えくぼが可愛い。
「うん。めっちゃ可愛いかった。てか天使……?」
「まじか! 天使って!」
隆介は笑った。私は何故か悔しかったから
「本当に可愛かったんだから!!隆介は絶対至近距離で見れないよ!」
と言った。でも隆介は笑って
「良かったじゃん!」
って言って私の肩をポンと押した。
「あーなんか今日はいい日だったな」
コソッと隆介に聴こえない声で言った。
その後直ぐに私は
「もう夏だね!」
って大きい声で言ったから隆介は
「そんなにスイカ食いたいのかよ! 」
つてまた笑い出した。
家に帰ってずっとシャーペンを眺めてた。
シャーペンのキャラはモコモコした猫でモコネコってそのままの名前のキャラなんだけど小学生の時に流行り出したキャラクターだ。
新しいキャラクターがどんどん出るからみんなこのキャラのグッズは持たなくなったけど私は何故かモコネコが好きだ。
まさか中学生の時から使ってたシャーペンが学校一の美人のシャーペンと交換なんて
モコネコも捨てたもんじゃないな。
と思った。
ピロン
電話が鳴った。 大山翔子からメールだ。
【調子こくなよ。】
いつもは震えてるのに今日は早く明日が来ないかと思ってしまった。
今日城山美々とも話せたし。
でも良く考えた。
「今日だけだったかも。庇ってくれたの。ていうか庇ってくれたのかな?まあいいや」
考えたら疲れてしまってベッドの上で
携帯電話を握り締めたまま返す気もない大山翔子のメールを開いたままねてしまった。
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