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64話


 ジュニアドサ回り二年目 20XX年8月15日



 20XX年8月15日



 48ドローで開催されたクラクフJ100大会の結果はといいますと……


 初戦のR48は、地元ポーランドの選手を相手に、6-4、6-3と完勝! 二戦目のR32で対戦したのはラトビアの選手で、6-4、6-2とこれまた完勝できました。

 そして、三戦目のR16はハンガリーの選手に、7-5、6-3とこれまたストレートで勝てたんだけど、QFが鬼門だったよ。


 はい、最初の謙虚な目標どおり、見事にQFで負けてしまいました…

 言霊ならぬ、書き霊ってあるのかな?


 QFでの対戦相手も地元ポーランドの選手だったんだけど、4-6,6-4,5-7で負けちゃいました(´;ω;`)

 まあ、フルセットまでもつれたしスコアも接戦だったので、自分でも健闘はしたと思うんだけど、負けたらポイントが増えないんじゃー!


 ほんの少し、2ポイントばかりは増えたけどwww


 やっぱヨーロッパの選手は私たち日本人選手よりも、圧倒的にクレー適性が高い気がするよ。

 クレーコートでの戦い方を知っているとでも言えばいいのかな?


 あと、QFで対戦した選手が17才と、私よりも3つ年上だったのも影響していた思います。

 ジュニア時代の三年というのは、経験の差が段違いになるもんね。


 そう考えると、結構善戦したとも言えるのかな?


 私の少ない経験だけど何度か戦ってみた感想で、言えることは一つ!

 欧州のクレーコートは魔境です……


 それで、現在の私のランキングポイントは、こんな感じになります。



7/2 ヒルレーゴム J60    SF 18     ランキング計算から除外


10/1 川口    J100    QF 20

11/1 高雄     J30    W  30

11/3 横浜     J30    D  1.5

2/4 シンガポール J30    W  30+6.25

3/1 シンガポール J60    D  3.5

3/2 サラワク   J300    R16 60  

5/1 久留米    J30    D  1.5

7/2 ヒルレーゴム J60    D  3.5

7/3 アイントホー J60    SF 18+1.75    194P  490位

8/2 クラクフ   J100    QF 20      196P  478位



 およ? たった2ポイントしか増えてないのに、ランキングは12位も上がったのか。 

 つまり、ポイントをロストした選手が複数人いたということなるのかな?


 まあ、どんぐりの背比べだとは思うんだけどw


 それはさておき、来週は無謀にもクレーコートのW35大会に挑戦します!

 ジュニアのJ100でQF止まりの雑魚が、プロサーキットのW35でどこまでやれるのか?


 それは、ふたを開けてみなければ、誰も分からない…はずw

 最低でも予選ぐらいは突破して、本戦に出場したいなぁ。






 ジュニアドサ回り二年目 20XX年8月17日



 20XX年8月17日



 昨日、お父さんと龍馬とおじいちゃんおばあちゃんの4人は、フィンランド経由で日本に帰国しました。

 なんで、フィンランド? とか思ったんだけど、どうやら飛行機のチケットが安かったのと、乗り継ぎの時間もそんなに悪くなかったので、フィンランド経由の便にしたそうです。


 それはさておき、ビドゴシュチのW35大会に出場していたフェリシアちゃんですけど、いきなり大人のプロ選手を相手にして見事優勝しちゃいました!

 これは、私の予言通りということでいいのかな?


 というか、14才でW35優勝とか、マジっすか!?

 そら、ワールドジュニアで私が軽く捻られるわけだよ(´・ω・`)


 もっとも、庭野選手が14才だった時のほうがもっと凄かったけど、フェリシアちゃんのW35優勝でも十分に凄いことだよね?



 それから、ビドゴシュチからクラクフに戻ってきた、クリスに食事に誘われました。

 クリス親子とはもう既に知らない仲でもないし、メッセージアプリのIDをお互いに教え合っていたんだよね。


 世界のクリスティーナ・ヨハンソンと、メッセージアプリを通じてやり取りできるだなんて、まはりちゃんも出世したものですw

 食事はポーランド料理のレストランに行くことになりました。


 ポーランド料理って何が有名なんでしょうかね?

 肉とジャガイモがメインだったから、ドイツ料理と似たような感じだったような気がしました。


 あと、ピエロギとかいう餃子みたいな料理が美味しかったです!

 これが、ロシアとかだったら、ピロシキに変化するのかな?


 具材を包んで揚げたり焼いたりする料理は、世界共通で存在するということですね。


 そして、食事をしている最中に、お母さんとクリスの間で、こんな会話がありました。



「マハリのお母さん、あなたってもしかして、大阪のスーパージュニアで私と対戦してない?」


「クリスが決勝でダブルベーグルを焼いた年ですか?」


「ええ、その年のQFで日本人と対戦したのよ。対戦した相手と名字が違うから、完全にあなたとまでは自信が持てないんだけど」


「クリスは覚えていたんですね、確かにQFで対戦した日本人は私です」


「やっぱりあなただったのね、覚えているわよ。あの大会で私からセットを奪えたのは、あなた一人だけだったんだもの」


「確か、2-6,7-6(9),3-6でしたよね?」


「ええ、セカンドセットがしぶとくて苦労した記憶があるわ」



 ジュニア時代とはいえ、グランドスラムチャンピオンのクリスから1セットを奪っていただなんて、お母さんは結構凄かった!

 前にモブとか言ってごめんなさいwww


 ちょっとお母さんを見る目が変わった、それぐらいのインパクトがある話の内容だったよ。

 まあ、お母さんはプロに入ってから伸び悩んで、早々に引退しちゃったんだけどw



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