第43章 記憶武装の開発
翌朝。
リオンとミラはグラムの工房に向かった。
扉を開ける。
中は既に暑い。
炉が燃えている。
グラムが待っていた。
「来たか」
リオンが頷く。
「ああ」
グラムが続ける。
「武器の詳細を決めよう」
リオンが頷く。
「その前に、話がある」
グラムが首を傾げる。
「何だ?」
リオンが深呼吸する。
「実は、俺には複数の人格がいる」
グラムが驚く。
「複数の人格?」
リオンが頷く。
「ああ。6666の人格だ」
グラムが目を見開く。
「6666……」
リオンが続ける。
「転生の記憶だ」
グラムが頷く。
「なるほど……」
リオンが続ける。
「人格ごとに戦闘スタイルが違う」
グラムが聞く。
「例えば?」
リオンが答える。
「戦士、忍者、魔法使い、狂戦士……」
グラムが考える。
「それぞれ違う武器が必要か」
リオンが頷く。
「そうだ。でも一つの剣じゃ……」
グラムが遮る。
「面白い」
微笑む。
「じゃあ人格ごとの専用武器を作る」
リオンが驚く。
「そんなことできるのか?」
グラムが頷く。
「できる」
胸を叩く。
「俺はドワーフ一の鍛冶師だ」
考える。
「でも……一人じゃ大変だな……」
リオンを見る。
「鍛冶師人格はいるか?」
リオンが驚く。
「いる」
グラムが微笑む。
「なら話は早い。呼んでくれ」
リオンが頷く。
「わかった」
深呼吸する。
「鍛え!」
叫ぶ。
瞬間、目が変わる。
鍛冶師デインの目。
職人の目。
デインが周りを見る。
「ここは……工房か」
グラムが近づく。
「そうだ」
手を差し出す。
「グラムだ」
デインが握る。
「デインだ」
グラムが微笑む。
「一緒に武器を作らないか?」
デインが驚く。
「武器を?」
グラムが頷く。
「ああ。6666人格用の専用武器だ」
デインの目が輝く。
「それは……面白い仕事だ」
グラムが微笑む。
「だろ?」
デインが頷く。
「ああ。やろう」
二人は工房を見回した。
材料を確認する。
鉄。
鋼。
魔石。
様々な材料。
グラムが言う。
「まず、どんな武器が必要か決めよう」
デインが頷く。
「戦士用は剣だ」
グラムが頷く。
「軽量で扱いやすいやつだな」
デインが続ける。
「忍者用は短剣。二刀だ」
グラムが頷く。
「隠しやすく、速い」
デインが続ける。
「魔法使い用は杖。魔力増幅の」
グラムが頷く。
「魔石を使う」
デインが続ける。
「狂戦士用は重斧。破壊力重視」
グラムが頷く。
「重くて頑丈な」
デインが続ける。
「狩人用は弓。遠距離攻撃」
グラムが頷く。
「精密な」
次々と決めていく。
10種類の武器。
グラムが紙に書く。
リストを作る。
「よし、決まったな」
デインが頷く。
「ああ」
グラムが続ける。
「3日で作る」
デインが驚く。
「3日で10種類?」
グラムが微笑む。
「できる。二人なら」
デインも微笑む。
「やってやろう」
ミラが聞く。
「私は何をすれば?」
グラムが答える。
「材料を運んでくれ」
ミラが頷く。
「わかったわ」
3日間が始まった。
朝から晩まで。
グラムとデインが鍛造する。
カンカンカン。
金属を叩く音。
火花が散る。
ミラが材料を運ぶ。
鉄。
鋼。
魔石。
次々と。
1日目。
剣ができた。
軽量で美しい。
短剣も。
二刀。
鋭い。
2日目。
杖ができた。
魔石が埋め込まれている。
重斧も。
巨大で頑丈。
弓も。
しなやかで強い。
3日目。
残りの武器。
槍。
鎖鎌。
盾。
全てができた。
グラムとデインが並べる。
10種類の武器。
全て完成。
デインが満足そうに見る。
「いい仕事だった」
グラムが頷く。
「ああ」
二人は手を握る。
「また一緒に作ろう」
デインが微笑む。
「ああ」
そして、目が変わる。
リオンの目に戻る。
主導権が戻る。
「終わったのか?」
グラムが頷く。
「ああ」
武器を指差す。
「試してみろ」
リオンが近づく。
剣を手に取る。
「戦え!」
叫ぶ。
目が変わる。
戦士アレクの目。
剣が手に馴染む。
完璧に。
振ってみる。
軽い。
速い。
強い。
「いいぞ!」
アレクが叫ぶ。
リオンが主導権を取り戻す。
「戻れ」
目が戻る。
剣を置く。
短剣を手に取る。
「隠れよ!」
叫ぶ。
目が変わる。
忍者カゲロウの目。
短剣が手に馴染む。
二刀。
バランスが完璧。
振ってみる。
速い。
鋭い。
「これは……」
カゲロウが驚く。
リオンが主導権を取り戻す。
「戻れ」
目が戻る。
短剣を置く。
杖を手に取る。
「燃やせ!」
叫ぶ。
目が変わる。
魔法使いリズの目。
杖が光る。
魔力が流れる。
増幅される。
「すごい……」
リズが驚く。
リオンが主導権を取り戻す。
「戻れ」
目が戻る。
リオンが振り返る。
グラムとミラを見る。
「これなら……」
微笑む。
「制御が安定する!」
グラムが頷く。
「武器が人格を固定する」
続ける。
「暴走も減るはずだ」
ミラが拍手する。
「すごい!」
リオンがグラムに近づく。
肩を叩く。
「ありがとう」
グラムが微笑む。
「礼はいらん」
続ける。
「これで魔王を倒せ」
リオンが頷く。
「ああ」
武器を見る。
10種類。
全てが輝いている。
「これで……」
つぶやく。
「戦える……」
ミラが言う。
「私の篭手は?」
グラムが笑う。
「忘れてないさ」
奥から篭手を持ってくる。
銀色に輝く。
「これだ」
ミラに渡す。
ミラが受け取る。
装着する。
両手に。
拳を握る。
「軽い……」
驚く。
「でも強そう」
グラムが頷く。
「魔力が込められている」
続ける。
「威力が3倍になる」
ミラが目を輝かせる。
「ありがとう!」
グラムが微笑む。
「どういたしまして」
リオンが言う。
「これで準備は整った」
グラムが頷く。
「ああ」
リオンが続ける。
「明日、氷山に向かう」
グラムが頷く。
「気をつけろ」
リオンが頷く。
「ああ」
ミラが言う。
「グラム、本当にありがとう」
グラムが微笑む。
「いいってことよ」
続ける。
「世界を救ってくれ」
リオンが頷く。
「必ず」
三人は工房を出た。
外は夕方。
太陽が沈みかけている。
リオンが武器を背負う。
10種類。
特別な鞘に。
全て収納できる。
ミラが篭手を見る。
輝いている。
「明日から……」
リオンが言う。
「本当の戦いが始まる」
ミラが頷く。
「うん」
グラムが言う。
「今夜は祝宴だ」
リオンが驚く。
「祝宴?」
グラムが頷く。
「ああ。村のみんなで」
ミラが微笑む。
「嬉しいわ」
三人は食堂に向かった。
村のドワーフたちが集まっている。
酒。
料理。
音楽。
賑やか。
リオンとミラが席に座る。
ドワーフたちが次々と声をかけてくる。
「頑張れよ」
「世界を救ってくれ」
「応援してるぞ」
リオンとミラは微笑んだ。
「ありがとう」
夜が更ける。
宴が続く。
リオンは思った。
『この人たちを守る……』
『世界を守る……』
『必ず……』
決意を新たにする。
グラムが隣に座る。
「リオン」
リオンが振り向く。
「何だ?」
グラムが言う。
「お前なら大丈夫だ」
リオンが微笑む。
「ありがとう」
グラムが続ける。
「信じてる」
リオンが頷く。
「期待に応える」
二人はジョッキを合わせた。
乾杯。
長い夜が続く。
でも楽しい夜。
明日への準備。
リオンとミラの旅が続く。
新しい武器と共に。
新しい決意と共に。
世界を救うために。




