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夢と剣の狂騒曲  作者: ぴんぞろ
第一章
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第一話 始まり

ガチャ…

「ただいまー」

彼はカイト、今年の春に中学3年生になった14歳の青年である、成績は普通、部活もバスケ部に所属しているがこれと言って上手いわけでも無い、それ以外のことならアニメが周りより少し好きなくらいしか無い、どこにでもいる中学生だ

「お帰りー」

と、洗濯物を干している母が言った

続けて

「洗濯物干し手伝って」

と言われたのでカイトは渋々了承した

洗濯物が終わりカイトは自室で学校の宿題を終わらせると夕飯の時間になっていた、

カイトは夕飯を平らげ、風呂に入り、服を着替えて自室へ向かった、自室では明日の学校の準備をしていた、

すると

プルルルル

と、カイトの携帯が鳴った、画面を見てみると、カイトの友人であるタケルからの電話が鳴っていた

「もしもし?」

と、カイトはありきたりな返事で電話に応じた

するとタケルは

「もしもし?悪いんだけど宿題で分かんねぇとこがあってさ、教えてくんね?」

と言ってきた

「あ、おう、いいけど…」

と、カイトは言いタケルを手伝った、それが終わる頃には既に11時程となっていた、カイトは床に就き、深い眠りについた


カイトが気づくと、全体が光り、現実とは思えないほどに広い空間に居た、そしてそこには多くの人が居た

「…眩し…なんだ、ここ」

そうカイトは言った

「確かに、どこだろうなここ」

と、何故か隣にいるタケルが言った

すると後ろから

「よ、お二人さん」

と言う声が聞こえた

カイト達は振り向き

「「ソーマ!?」」

と、驚きながら言った

ソーマはカイト達の友人であり頭がさほど良いわけではないがツラが良い上に運動ができ、性格も良いので男女から愛される好青年である、カイトとタケルが知り合ったのはソーマのおかげでもある

すると、

ヴンッ

とカイト達から二十メートル程離れた所に何かの画面が映し出された

「現在87629人、残り7037人…?」

と、カイトは画面の文字を読んだ

するとソーマが

「何だろうな、あれ」

続けてタケルが

「もしかして今ここに87000人ここにいるって事か?」

「まぁそうなのかもな」

と、カイトが言い

議論を続けていると、

『全員集まりましたので、ゲームを開始します』

と無機質な声が響いた

するとカイトが

「ゲーム…?」

そう呟いた

『これより、デスゲームを始めていただきます』

すると数人から数十人、数百人と、声を荒らげて騒ぎ出した

「ふざけるな」「早くここから出せ」「バカじゃねぇのか」などと罵声が飛び交った、すると…

パァン!!

カイトの視界が一瞬赤く染まった

カイトは一瞬の困惑の後、それを理解した、本来なら理解し得ない、理解したく無い現実を理解した

近くにいた数人が居なくなっていた、正確には散乱していた。

どうやらその映像が画面に流れていたらしい

そしてその空間に居た多くの人間が騒ぎ出した

そしてそれはカイトも例外では無かった、

「ぁぁ…ぁあああああああああ…!!」

「カイト!しっかりしろ!」

ソーマが言うと

「ひ、ひと、ひとがぁぁぁぁ…」

カイトはまだ錯乱している

するとタケルが

「カイト!」

パチィン

甲高い音が響いたがそれは人々の喧騒にもみ消された

「ッッッ…!!悪い、俺おかしくなってたわ」

カイトは正気を取り戻し謝罪を入れた

「無理もねぇさ、目の前で人が死んだんだ」

そうソーマが言った

すると視界の左端に小さく、


ハヤト、死亡.0.0:14

ルカ、死亡.0.0:14

残り94664人


とあった

「何だ、これ?」

と、タケルが言った

続いてカイトが

「これは…名前と…日時か?言い方は悪いが、死亡者リスト…と言った感じか…」

人々の喧騒が収まった所でルールの説明が始まった

『ルールを説明いたします、まず最初に、二つのグループに分かれていただきます、続いて、期間は設定されておりません、どのような手を使っても構いません、ゲーム終了まで生き抜いてください、尚、この世界での死は現実世界での死に直結します』

するとカイトは

「はぁ…?何だよ、それ、ふざけんなよ…」

「そんな馬鹿な…信じられる訳ねぇじゃんかよ…」

とソーマが言った

『そして装備やステータスについてですが、こちらは完全にランダムとなっております、つまりは最初から最強クラスの方も居ればその逆もあるということになります』

「勝手なことを…」

とカイトが呟いた

『それではチーム分けを開始いたします、十分程度お待ちください』

そうして十分後…

カイトの目の前に


    あなたは"人類"です

この表示は他の人には見えていません


と、表示された。

するとカイトが

「お前ら、どうだった?」

と、二人に聞いた

するとタケルは

「俺は…"人類"だったぜ」

続いてソーマは

「お、こっちも"人類"だ、三人とも同じらしいな」

『現在"人類"と"魔族"に別れていただきました

尚、双方の比率は8:2となっております、それでは五分後、ゲームを開始いたします』

「結局、俺らはこっから出れるのか?」

とソーマが言う

「さぁな、とにかく生き延びろって話だろ、そんならちょっと頑張りゃ大丈夫だろ」

そうタケルが言うが、カイトが

「そう簡単じゃねぇよ、俺らは中学生なんだぜ、魔族とか言ってたが、そーゆーのが居るってことは何かしらの魔物も居るはずだろ」

「まぁな、そりゃ大変だが、とにかく生きて脱出するんだ」

と、ソーマが言うと

「もちろんだ、絶対生きて帰ろう」

そうタケルが頷いた

そうして少しして

『それではゲームを開始します』

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