表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
罪人よ、邪龍とともにいずれ最強  作者: 裏ガチャロー
1/5

プロローグ

趣味で書いております!




ある迷宮の地下深く4人の男が向かい合っていた。

一人は貴族などが着るような、それでいてとても邪悪な雰囲気を漂わせ左胸には紫の十字架が描かれた服を着て、これから死にゆくもの達に向けるような目をしてこう言った。


「のこのこと、死に来ましたか…」

「ほう、不死王ごときが、言うではないか」


言葉に反応したこの男は、やや尖った耳に血の気の引いた肌、血のように赤い目、そしてキバに似た少し長く鋭い八重歯が口から見え隠れさせながら言った。


「まったくだ、そこの真祖なんぞと呼ばれている吸血鬼が死のうがどうだって良いが、これからやる戦の前に宣戦布告とは良い度胸じゃねぇか不死王」


この男に同調するように口を開いたのは、青い髪に濁った灰色の目を持ち、右手にその細い見た目はからは想像出来ないほどのでかい大剣と、左手に妖く黒いオーラを放っている刀を持っている男だ。


「ふん、あなた方は不死王の、この私の名前の由来をわからない訳では無いだろうに」

「知っているに決まっているだろう。でなければ、お前を追って本来ここには来ないはずだったそこの忌々しい光の鎖使い、すなわち、我々の天敵で聖教会のトップである教皇がこの八大迷宮最高難度といわれた【悲しみと哀れみの深淵】にいるわけがなかろう!」


それを聞いた教皇と呼ばれてた男は、手から光の鎖を出しながら言った。


「フフフ、えぇ、本当に運が良かった、今ここで、我らが神である光輝神エルテナ様の敵である『不死王』、吸血鬼共の祖である『真祖の吸血鬼』、全闇ギルド統括者『灰迅のギルス』これだけの大物を一度に葬ることが出来るのですから、クフフフ…」

「できるものならやってみなさい。まぁ無理でしょうが」

紫の十字架が描かれた服を着る男はそれだけ言い終えると、パンッと手を叩き、「では、話はこれまでとしましょう」男は話を止め手を広げながら笑みを浮かべて言った。


「それでは始めましょう!『最強』と謳われた者達の血湧き肉踊る戦いを!この幻の迷宮【悲しみと哀れみの深淵】最下層、最高守護者の間で!」


この戦いは誰にも語り継がれず、そして永遠に決着がつかずに終わる。なぜ、決着がつかなかったのかは、ある一人の少年ともう一人の少女以外誰も知らない…。

誤字等が存在する場合、指摘していただければ幸いです。m(__)m

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ