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罪人よ、邪龍とともにいずれ最強  作者: 裏ガチャロー
2/5

異世界転移

ふぅ~、( -。-) =3

まだまだ初心者なので少し長めに書いてしまいました。誤字などがあれば教えていたただけると有りがたいです

( 憂鬱だ…いつものことだけど、普通月曜日というのは‘また一週間頑張ろう!’って感じでそれなりに元気が湧いてくる筈だ、何故いつもこんな憂鬱になるんだ…)


「はぁ~」


そんな気持ちで高校3年生である望絶ナコウ《ぼうぜつ なこう》は学校の廊下を歩き、教室の扉の前で大きなため息をはいた。


成績も運動神経も中の下、容姿も髪を短めに切り揃えそれなりにキレイにしただけである。趣味はアニメ観賞やオンラインゲームそれにエロゲー、読書ぐらいである、それ以外に特徴もなにもない、そんな彼は恰好のイジメの標的にされていた。実際イジメの原因は別にあるが…。

そして、ナコウが今日も教室の扉を開けると、数人の男子がバカにするような笑みを浮かべ近寄ってきた。


「お?今日も来たんだ~」

「昨日は散々したし(イジメ)もう懲りてオタニートなったと思ったんだけどな~」


(このやり取りも、もう馴れたな~。“家でも”学校ここでも周りの目線が変わらないか…まぁ僕は自分の趣味さえ謳歌できればそれで良いって感じだし、イジメもカツアゲとか体育館裏でボコられたりするけど耐えられないほどじゃ無いしね。今はとりあえず無視しよう、相手すると疲れるし)

ナコウは、はぁ~、とため息をつきその言葉を無視して自分の席についた。


「 ッ! おい!無視してんじゃねー!」


無視をしたナコウにクラスの代表的なイジメッ子、野崎健汰のざき けんたがナコウに殴りかかってきた。

そこに「止めるんだ!」と声がかかってきた。


「朝から何をしてるんだ!野崎くん!何でいきなりなり殴りかかろうとしたんだ!」

「か、神谷か…いやさ~こいつが俺たちの話を無視してくるからさー」


その言葉を聞き今度はこちらを向いた。


「望絶くん!少しぐらい聞いてあげても良いだろう!人の話しは聞くものだぞ!」


今ナコウに説教してくるのは、神谷正義かみや まさよし、クラスの委員長で成績はいつもトップで運動神経も良く、親が警察官なため、正義感が強く若干自分を信じすぎている部分があるが、女子の10人のうち10人が格好いいと答えるほどのイケメンだ。


「ご、ごめん昨日から徹夜でね、眠くて仕方ないんだ。だからあまり聞くことに集中出来なくて…」

「キミのことだ朝まで如何わしいゲームでもしてたんだろう。全く、これだからオタクは。」


“これだからオタクは”その言葉に少しイラッとしたがナコウは言い返そうとはしなかった、如何わしいゲームをしていたというのは否定出来なかったからだ。なので我慢した。すると神谷の後ろから声がした。


「みんな~どうしたの?」

「ん?あぁ、紗慧か、実は今、望絶くんを説教ているところなんだ。野崎くんによると望絶「ふ~ん、そんな事より、望絶くん 今日どこかに遊びに行かない?」くんは、…へ?さ、紗慧な、何を言ってるんだ?」


ナコウに説教していた神谷は、それを聞いて頬を引きつらせた。


「そ、そうだぜ白石、何言ってるんだ?」

野崎まで頬を引きつらせ、焦るように言った。


白石紗慧しらいし さえ、これが今二人の男の頬を引きつらせている張本人であり、ナコウがイジメを受けている原因でもある人の名だ。成績優秀、品行方正、甘い香りがする黒く肩までかかった長い髪に少し垂れ目だがパッチリとしている、顔の一つ一つのパーツが絶妙な位置にあり、クラスメイトからは「天使」だの「女神」だの言われているそれほど彼女の容姿は完璧なのだ。 そして神谷の幼なじみでもある、そんな彼女も神谷と同じく男子が10人のうち、いや、100人のうち100人は「可愛い」どころか「惚れた!」と答えるであろう。



彼女が、ナコウのイジメられている原因というのは、見てのとうり才色兼備な彼女がナコウによく話しかけたり、遊びに誘ってくれたりするからである。


そのため、最初の頃は“あんな地味な奴にまでちゃんと話をするなんて白石さんは優しいなぁ~”程度の優しい目だったのが、白石がナコウに他の人には見せないようなキラキラした笑顔で話しかけているのに気づき始めた男子が嫉妬し始め、今はでは“オイ!何かってに白石さんと話そうとしてんだぁ?ア"ァ!”と目だけで人を呪い殺そうとするほどの鋭い目で今もこちらを睨んでいる。数人は何かに気づいているような温かい目でこちらを見ているが…。


そして、このような視線は女子の方からも感じる、何故なら白石はとても面倒見が良く やさしいからだ 。 そのため白石から世話になっている女子は、“白石さんを傷つけたら死んでもらう!”という目で こちらに絶対零度の視線を向けている。等の本人は後ろからの視線に気づかずニコニコと微笑を浮かべている。


「し、白石さん誘ってくれてとてもうれしいのだけど、今日は少し用事があるからムリかな~」


すると白石は、瞳を潤ませ今にも泣き出しそうな顔になった。


「グスッ…」

(ヤバイ!後ろからの視線が…あ!金属バット持ってる女子がいる!本当にヤバイ!)


「え!ち、ちょっと!わかった!わかったから!!それじゃあ今度、何か一つ言うことを聞くから!それでいい?」

「え?ほ、本当!」

「う、うん」

「約束して!」

「わかった」


ナコウがそういうと、すぐに泣くのをやめた。


(あれ?泣き止むの早くない?まさか、うそ泣きじゃ無いよね?…)


ナコウの疑問は解消されないまま白石は笑顔でスタスタと自分の席にいってしまった。


(ふぅ~、びっくりした~なんで白石さんは僕に話しかけてくるんだ?まぁいいか、疲れたな~。眠い…)


「「おい!」」


(あぁ、そうか、まだこの二人がいたのだった。)


「望絶くん!なんでキミは僕の幼なじみと勝手に約束なんてしてるんだ!全く紗慧は、優しいにも程がある!」

(僕のせいじゃないんだけどな~)と、僕がそんなことを考えていると。


二人の男女がこちらに歩いてきた、一人は澄んだ青い髪を左に束ねサイドテールにし体は引き締まっているとても凛としていてどこかの武術家か剣術家のような女子、もう一人は、髪はスポーツ刈りなのか、かなり短く、背は百九十センチでとても高くこちらも体が引き締まっていてイケメンではないが、とても男らしいと思われる顔つきをしている男子である。


「正義~いきなり怒鳴ってどうしたんだ?」

「全く、廊下まで聞こえたわよ?」

「おぉ!竜也と楓香じゃないか、そうか、廊下まで響いてしまったか、だが僕のせいじゃない彼が悪いんだ!」


そんなことをを言いながらナコウに指を指している。


(だから、僕のせいじゃないって!)

ナコウは、神谷が指を指しているのに心の声で叫びながらもその二人のことを見ていた。

喋りかけてきた順から名前を言うと、龍崎竜也りゅうざき たつや水無月楓香みなづき ふうかという。


龍崎は、龍崎流体術師範の息子であり日本の数多くの大会で実績を残している。熱血でそういう関連の漫画を読んでいるらしく、漫画ということもありナコウも少し話したことがあった。

だが、あまり考えることをしないのでテストの点数は悪く「脳筋」と呼ばれている。神谷は、小学生から入門し同じく龍崎流体術を学んでいるので親友と呼べるほど仲が良い。


そして、水無月は、水無月流剣術師範の孫娘でありこちらは日本だけでなく、アメリカや中国など世界でも実績を残している。神谷と紗慧は幼なじみで特に紗慧とはとても仲が良い、神谷に関して本人は“ただの腐れ縁なだけ”と言っている。ちなみに神谷は、水無月流剣術の方にも入門しているので、確かに腐れ縁とも言えるだろう。他の女子たちからは、その可憐な佇まいから「お姉様」と呼ばれている。


「はぁ~どうせまた紗慧のことでワーワー言ってたんでしょ。貴方の“自分の都合に合わせて解釈する”ところまだ直って無かったのね…。望絶くんごめんなさいね、また迷惑かけて」

「あ~良くわかんねぇけど俺も謝っとくわ、すまんな望絶」

「なっ!なんで二人が謝る必要があるんだ!彼があやまッゴファ!ギャァァァァァァァ!」

「貴方は少し黙っていなさい!」


神谷がナコウにまた文句を言っていた途中に水無月が、神谷の股間をサッカー選手もドン引きな速度で蹴りを繰り出した。


神谷は転げ回り、それを見ていた男子が皆内股になったのは言うまでもないだろう。


さらに水無月は、すべてを凍てつかせる鋭い目で野崎の方を向いた。


「野崎くん貴方もよ?」

「ッ!ちっ!わかったよ」


野崎は舌打ちしながらナコウを睨んだ。

(うわ~目に殺気を帯びてるよ。今日は買いたい本もあるし捕まる前に帰ろっと)


「ふぅ~、望絶くん、貴方ももっと気おつけなさい。」

「うん、そうするよ。さっきはありがとう水無月さん、でも龍崎くんも水無月さんも僕に謝る必要はないよ、慣れてることだしね」

「お、おう」

「そう?わかったわ、私達はもう席に戻るわね、チャイムも鳴っちゃいそうだしね」


そう言って二人は席に戻っていった、そのあとを追うようにいつ回復したのか神谷が、イタタと呟きながらナコウには目もくれず自分の席に戻っていった。


野崎とその取り巻き達も悔しげに戻るが二人だけ残っていた。あのグループの中でも一番野崎の近くに居たやつだ。


(野崎くんの親友の岡島宗谷おかじま そうやくんと長坂雄二郎ながさか ゆうじろうくんだよね。どうしたんだろう?)


すると二人も悔しそうな目をして戻り際に、ナコウの机を蹴ってきた。


(うわっ! 地味な嫌がらせだな~まぁ、僕がよく白石さんと仲良く話しているせいでもあるんだけどね、嫉妬って恐いな~)


(野崎くんたちは、白石さんが好きならアピールしようとか思わないのかな?僕は、白石さんに少なくとも恋愛感情までは持っているわけではないから関係ないけどね。もし持っていたら僕に対するイジメが酷くなるだけだからな~、でも、こんなに遊びに誘ってくれるってことは、白石さんは少なからず僕のこと好きなんじゃ…って、そんな事あるわけないか!危ない、危ない、危うく神谷くんみたいなご都合解釈をしてしまうとこだった。)


(さて、今日は前から気になっていた、異世界転移系のラノベの発売日!異世界転移物は昔から好きだから楽しみだな~。リアルでも異世界転移できれば良いのに…)

「そろそろチャイム鳴るので席に着いてー」と担任の女教師がそう言いながら教室に入ってきた。

このクラスの担任、木崎妖子きさき ようこは長身で長い黒髪、バスケ部の顧問もしているので体は引き締まっている、それに付け加え、今の時代稀に見るモデルスタイルである。


皆が席に着くと木崎先生は口を開いた。


「これから、朝のHRを初めまっキャッ!」

木崎先生の小さい悲鳴を最後に、この教室は目を瞑る程の目映い光に包まれた。


「え?み、皆は…私の生徒達は、どこ?」


残された教室の中には先生の他、誰一人としていなかった。










やっと異世界転移!

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