第1話〜とんでもない真実
入れ替わりモノの定番……と思いきや、まさかのタイミング!?
朝起きたら性別が入れ替わっていた。ここまではよくあるお話(?)ですが、なんと今日は人生を賭けた大学入学試験の当日!
偏差値も志望校も違う二人は、無事に受験を乗り切ることができるのか……!?
ぜひ楽しんでいってください!
「ってゆうかさあ……。俺たち一番大事なことを忘れかけていないか?」
隆が何かを思い出したという風に上から声を掛けた。顔が明らかにあせっている。
が、陽子はまだあっけらかんとした表情で、隆の身体に乗り移れたことを、寧ろ楽しんでいるようだ。ところが、隆は、
「そうか……。では聞いて驚くなよ」
そこで漸く陽子は真剣な表情を浮かべることになったのだ。本来の隆の声で、
「大事なこと?」
「そう、とてつもなく……」
「……」
陽子は少し沈黙した。隆は唾を呑んだ。
「本当に憶えてないのか?」
間があってから、
「うん。全然。入れ替わりのショックで忘れちゃったみたい……」
すると、隆は青褪めた顔で、
「今日はな、俺たちの第一志望校の入学試験の日なんだよ。しかも、俺とお前は全く違う 別々の大学を受験するんだよ。偏差値に差があるからな。わかるか?思い出したか?」
最後までお読みいただきありがとうございます!
「よりによって今日!?」「せめて昨日か明日にしてくれ!」という二人の悲鳴が聞こえてきそうな、人生最悪のタイミングでの入れ替わり劇。二人が無事に(?)試験を終えられるのか、ぜひ最後まで見守っていただけると嬉しいです!
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