プロローグ〜突如として入れ替わる。
初めまして! ご覧いただきありがとうございます。
突如として身体が入れ替わってしまった高校生二人。
しかも、なんと今日は……!?
入れ替わり×受験ドタバタコメディ、開幕です。
ぜひ楽しんでいってください!
「いてーなー。前見て歩けよ」
「いったぁ。この痛さは世界一だよ」
河合隆が起き上がろうと藻掻き、田中 陽子が、お互いに絡まった身体を解こうと頭を抱えた。
「……って、え? なんでお前が上から私を見下ろしてんの?」
隆の声で喋ったのは、胸元を押さえて青ざめる陽子だった。
「は? 何言って……ってうわあぁぁ!? 俺の声、高っ!?」
己の手を見つめ、スカートをはいていることに気づいた隆が悲鳴を上げる。
二人は顔を見合わせ、同時に絶叫した。
「お……、俺たち……」
セーラー服を着た隆が言葉を絞り出そうとするのを、陽子が人差し指をビルの上に縦につける仕草で制した。ひそひそ声で、
「わたしたち、入れ替わったみたいね。なろう系によくあるやつ。でもこんなところを誰かに見られたらたいへんよ。入れ替わりという現象の正体を見ていたかもしれないのだから」
お読みいただきありがとうございました! 絶対に失敗できない受験当日にまさかの入れ替わり……。災難すぎる二人の奮闘劇、楽しんでいただけましたでしょうか?
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次回も二人のドタバタ劇をお楽しみに!




