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いつの間にか1万ユニーク達成してました。
寝ている間に一体何が………。
何はともあれこれからもニューパラをよろしくお願いします!
「ふんふんふーん♪」
状態異常薬を製造中……
やっぱり何か作るのは楽しいなぁ。
鑑定
状態異常薬(呪い、忘却、酩酊、極寒)(ランクC)
回復成分()
「おーい、ミー」
「ん?レッドだ。何?」
いつの間にか後ろにレッドがいた。
一体何の用なのか。
「一緒に来て欲しい所があるんだが」
「どこなの?」
「ワングリアのシヨキ鉱山だ、そこの上層に行きたい」
「上層?」
山の上のことかな?
そう考えているとレッドは教えてくれた。
「実はシヨキ鉱山には中腹に洞窟があって、そこがダンジョンになってるんだ。そこの上層にレアな鉱石があるらしい」
「レアな鉱石!?」
何それ欲しい!
鍛冶レベルを上げるのに役立ちそう!
「よし行こう!すぐ行こう!」
「お、おう。それでお前にはヒーラーをやってもらいたんだが」
「えっ、でも僕回復呪文覚えてないよ?」
「ポーション投げつければいいだけだ。ちゃんと使っただけ金は払うからできるだけ多く持ってきてくれ」
そうか、ポーションって投げても効果あったね。
それなら僕でも出来そうだ。
「あとあの肉皆にダンジョン前で食わせてくれ」
「あ、あれはその、なんか秘密にしろって」
「あぁ、効果凄いもんな。それなら普通の料理でも良いから持ってきてくれ。結構深いから満腹度が減りやすいんだ」
「分かった、サンドイッチでいい?」
「いいぞ」
「じゃあ準備するからちょっと待っててね」
「おう、俺は連絡取っとく」
?連絡って何だろうか?
とりあえずサンドイッチを作ることにする。ポーションは毎日それなりの量を作ってるからね。
パンにマーガリンを満遍なく塗って、トースターで軽く焼く。
その間にベーコンをカリカリに焼き、レタスとトマトを切って水気を切る。
レタス、ベーコン、トマトに作っておいたマヨネーズを加えて完成!
とりあえず20食作ったけど、こんなに食べるかな?
カマドがトースターやコンロ、グリルなど加熱が1通り揃っているおかげで調理が楽だね。
カマドだけじゃ足りなくて、ファイヤーボールでベーコン焼いてたけど。火力の調整しやすいし。
何気に火魔法のレベルが1上がった。
「準備出来たよ!」
「早いな?まあいいか、早速転移門でワングリアまで飛ぼうぜ」
「OK」
転移門が近くにあるって便利だよね、100ゴールドかかるけど。
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「ワングリア到着!」
「なんでそんなにテンション高いんだ?」
「だってレアな鉱石って楽しみなんだもん!」
「あれ?お前鍛冶も取ってるのか?」
「うん」
あれ、レッドはなんで頭を抱えるんだろ?
「俺にはお前が何になりたいのか分からん」
「器用貧乏?」
「そこは万能キャラにしとけよ」
さて、今僕はレッドについて行ってるけど。
「方向違くない?」
「いやだって「あっ!来たよ!」」
うん?4人の男女がこっちに向かってくるけど?
活発そうなオレンジ色の髪の子が、レッドに飛びかかる、けどレッドがしゃがんで避けてしまった。
でも女の子はクルッと回転して着地した。
「もー、たまには受け止めてよ!」
「せめて金属鎧外してから言えよ!」
「その子がリアルの友達か?」
「あら、かわいい」
「よろ☆」
なんで僕らは囲まれてるんだろうか。
どうやらレッドのフレンドらしいけど、なんで集まってるんだろう?
「皆、こっちが俺のフレンドのミーだ」
「俺はリョクだ、よろしく」
「橙だよ!よろしくね!」
「クロよ、よろしくね」
「拙者黒と白の狭間でゴザルwヨロ☆ヨロ」
「え?え?なんでみんなよろしくって言ってるのレッド?」
「え?何でって今から一緒に行くからだぞ?」
え?一緒に行く?
「聞いてないよ緋色!」
「バカお前、リアルネームは出すなって言ってるだろ!」
「おいおい、話してなかったのか緋色」
「ミーちゃん可哀想でしょ緋色!」
「本当にダメね緋色は」
「うはw緋色連呼されてるwレッドマジ緋色(笑)」
「お前らはなんでそうも悪いところで息ぴったりなんだよ!」
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数分後、緋色の話によると、皆の武器を強化するのに鉄よりも丈夫な金属を取ってくるよう鍛治師に言われたみたいだ。
当然鉱石は皆の分必要なので採掘量を多くするために、僕を入れた6人で上層に行くことにしたらしい。
「最初から言ってくれれば慌てなかったのに」
「いや、常識的に考えて2人でダンジョンに挑むとか無いだろ」
「そんな事言わないの!そんなんだから緋色は駄目なのよ」
「だからリアルネームで呼ぶな!」
レッドと橙がじゃれてるのを、ほかの3人はほのぼのと見ている。
普段からこんな感じなんだろうな。
「とにかく!ショキ鉱山に行くぞ」
「行くぞー!」
「「「おー!」」」
「もうやだお前ら……」
レッドは拗ねてしまった。
いつもと違うレッドは結構見てて面白い。
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途中の状態異常植物も採取しつつ、シヨキ鉱山のダンジョン前に着いた。
「よし、じゃあいつも通り俺は遊撃、リョクと橙は前衛、グレーとクロはミーを守りながら後衛で援護してくれ」
「むっ!僕だって戦えるよレッド!」
「いやヒーラーがでしゃばるなよ……余裕があるなら攻撃してもいいから」
「ケチねレッドは、武器は私に借金してでも買うくせに」
「だからあれはピンと来ちゃったから仕方ないって言ってるだろ!?」
レッド、クロさんにお金借りてたんだ。
クロさんは僕に向かってニコッと笑う。なんと言うか、大人の女性って感じがした。
「よし、行くぞ!」
「行くでゴザル!!」
「「「おー!」」」
「もうイヤだ………」
僕達は今ダンジョンに挑戦する!!