酔っ払い小話「ニアミス」
「祐介、帰ったの?」
「帰ったよ」
「打ち上げ来ないんだ」
「来れるわけねえだろ。先輩たち、まだあいつのこと覚えてるぞ」
「新歓荒らしって?」
「本人は楽しそうにライブ見てたけどな」
「私が出てたからでしょ?」
「そうそう。帰り際に『真帆をよろしくな!タカシ!』だって」
「仲良いねえ」
「バイトで毎日顔合わせてるからな」
「ふーん」
「なんだよ」
「変なことに巻き込まないでよねー」
「わかってるよ」
「タカシは彼女できないの?」
「急だな」
「だって今日、女の子いっぱいいるよ」
「俺、先輩たちから干されてんだぞ」
「自業自得じゃん」
「一人で新歓行くの怖かったんだよ……」
「それで新歓荒らし連れてきたの?」
「まさか本当に荒らすとは思わねえだろ」
「まぁ、そのおかげで祐介に出会えたから良かったけどね」
「もっと褒めて欲しい」
<うおおおおおおお!
<呑め呑めー!
<やめろ!服を破くな!
「……あっちもすごいね」
「高田大のサークルか?」
「瓶に割り箸突っ込んでる」
「楽しそうだな」
「タカシ好きそう」
「可愛い子も多いしな」
「結局それか」
「大学のサークルって感じするじゃん」
「また新歓荒らしするの?」
「俺はちゃんと大学生だよ!」
「日吉大でしょ」
「それに俺はそもそも"新歓荒らし"本人ではねえ」
「ふーん」
「なんだよ」
「別に」
「ヤベェ!アフロが吐いたぞ!」
※この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。また、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
【酔っ払い小話は箸休めとして楽しんでください。本編とはあまり関係ないことを書きます。】




