あとがき
まずはご挨拶からさせてください。
拙い文ではございましたが、『酒バカ!』を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
「なんか小説とか書いてみたいなー」
そんなことを思って、かなり雑に走り出したのが、この『酒バカ』でした。
元々この話は、『酒を"呑む"と言う奴が嫌いだ!』という短編を書いたのがきっかけに始まったものです。
その際に、固有のキャラクターは「ヒロ」と「小野ちゃん」と「アフロ先輩」以外には存在していませんでした。
ただ、私自身が『お酒』と『バカ』が大好きで、この話であればいくらでも書けるなと思ったので、急遽、連載用に切り替えてからは濃い毎日でした。
本業に精を出しつつ、海外旅行に行きつつ、バーバリアンも書きつつ……。
過集中に入ると、食欲と睡眠欲が極端に減るのですが、「酒バカ」のせいで体重が8キロ落ちました(笑)
酒のお話を書いているせいで飲酒量が減るという矛盾?が発生し、完成したのがこの作品です。
そもそも、『飲み会でバカやる大学生』というジャンル自体が、世間一般ウケする内容ではないので、さほどアクセス数を気にしてはいませんでしたが、それでも書き始めて1ヶ月で2,000を超えるPVを計測できて、感無量です。
さて、堅苦しいご挨拶はこの辺にしておいて……。
制作中の出来事について少しお話します。
◇
最初にこの話を見せた友達からは、
「話単体は面白いけど、サブレという存在がいきなり現れて重い話が始まる(当初は6話)のは違和感がある」
とか、
「恵美子回(当初は3話)で小野ちゃんが『おちんちん侍』とか言い出すのは違和感がある」
とか、
「筆おろしの回(当初は5話)でカズヤがまともになってるのが違和感ある」
さまざまな文句――もとい、フィードバックをいただきました。
最初の私は、
(くそ、ドパガキめ。最後まで読めば最高に面白くなるように作っているんだから黙って読め)
などと思っていました。
口には出していません。
……。
多分。
気づいたのです。
「最後まで読めば面白い」というのは、「最後まで読んでもらえなければ、つまらない」のと同じなのでは!?
当たり前のことでした。
WEB小説なのだから、読者はいつでも読むのをやめられます。
作者だけが知っている百話先の伏線回収なんて、そこまで読んでもらえなければ存在しないのと同じです。
そこで、一度作品そのものを見直しました。
不必要なまでに入り乱れていた時系列を整理しました。
その上で、
1. 地の文だけではなく、会話からも情景や雰囲気が見える作品を目指す
2. 「小話」によってキャラクターを深掘りする
3. 一話一万字はWEB小説としては長すぎるので、読みやすい長さに分割する
など。
書きながら、色々なことを試しました。
途中まで読んでくださっていた方には、ある日突然エピソードの順番が入れ替わったり、話が増えたり減ったりして、
「さっきまでと違くね?」
となった方もいるかもしれません。
混乱させてしまった方、本当に申し訳ありませんでした。
エピソードを書き直す。
順番を並び替える。
会話を増やす。
小話を書く。
また読み返す。
気に入らない。
また直す。
そんなことを繰り返していました。
そうして、日々ちょっとずつ工夫を続けていたある日。
突然、PV数が十倍になりました。
何が起きたのかと思いました。
さらに、素晴らしいレビューを書いてくださった方もいました。
(https://kakuyomu.jp/works/2912051607100911334/reviews/11054822662516505408)
そのレビューを読んで。
私は泣きました。
そして友達に自慢しました。
「私の書いた話に、こんな素敵なレビューがついたんだよ」
と。
最初に文句――もとい、フィードバックをくれた友達にも自慢しました。
あの時は心の中でドパガキ呼ばわりしてすみませんでした。
たぶん、あなたたちが正しかったです。
そんなふうに。
書いて。
直して。
読んでもらって。
また直して。
そうしているうちに、気づけば随分と長い話になりました。
大学生がテニスをしたり、酒を飲んだり、吐いたり、恋愛をしたり、酒を飲んだり、くだらないことで揉めたり、また酒を飲んだり。
そんな話にここまで付き合っていただいた皆様には、何度でもお礼を言わせていただきたいです。
本当にありがとうございます。
◇
さて。
今回のお話をもちまして、
『酒バカ!』
第一章、完結です。
では、続きはどこにあるのか。
そう。
一話です。
一話に続くためのお話をひたすら三十万字以上書いていました。
小野ちゃん、サブレ、カズヤ、美咲ちゃんの一年生編は完結しました。
しかし、まだまだ書きたいことがたくさんあります。
カズヤは童貞を卒業できるのか。
小野ちゃんは自分なりの良い女になれるのか。
美咲ちゃんはサブレを落とせるのか。
サブレはちゃんと就職ができるのか。
蓮は二桁を切れるのか。
そんな話もたくさんあるし、『二浪のマサハル』や『二俣川の田村』がメインの話も書きたい!
なので、一応『完結』とは言ったものの、どこかでこっそり更新してしまうかもしれません……。
この後は、二年生編を別のお話として書くか、それとも、そもそもキャラクター毎に短編として書いていくか。
クソハーレム野郎のサブレがどうやって月〜日曜日の女と出会ったのか。
結構書けることがたくさんあるので、一旦ファンタジーの方に集中してから、WEB小説媒体の癖を見つつ、アクションを起こしていきたいと思います。
最終話まで読んでくださった皆様。
いかがでしたか?
自分では、マジで面白いと思いながら書いてきました。
入学したばかりの頃にはただの変な大学生だった小野ちゃんたちは、少しはまともなバカになったでしょうか。
それでは改めまして。
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。
そして、これからも。
酔ってしまえば、みんなバカです。
バイバイ。
あ、良かったら、ブクマ、星、その他評価やリアクション。
コメントなんかももらえたら、嬉しいなーって思います。
チョモランマだー!




