変人ばかりが集まるテニサー『リプトン』を知ってるか?
『リプトンテニスクラブ』って知ってるか?
東京都某所に鎮座する名門私立『高田大学』には、二百人ほどのバカが所属する巨大なテニスサークルがある。
それが『リプトン』だ。
自由参加だが週5回も練習会がある。
もちろん、練習が終われば飲み会だ。
飲み会が終われば当たり前のように二次会だってある。
至って普通のテニスサークルだって?
そのとおり!
なんの変哲もないテニスサークル。
それが『リプトン』だ。
唯一、個性的なところがあるとすれば……。
そうだな。
まぁ、他のテニスサークルよりも『変人』が留まりやすい。
ってところか。
せっかくのプロローグだし……。
そんな馬鹿たちの中からとっておきのバカを紹介することにしよう!
【エントリーNo.1:小野朝霞】
『小野朝霞は誰とでも簡単に寝るらしい』
アフロにゲロをぶっかけた!?常に変な噂が流れている小柄な文学女子の小野ちゃん!
【エントリーNo.2:中村和也】
『鏡を見る……そこには金髪のオタクがいた……』
大学デビューに失敗した金髪童貞、カズヤ!
【エントリーNo.3:佐々木祐介】
『チンチンにした鉄鍋に油を……なにを見ている!俺はチャーハンの話をしているんだ!』
イケメンなのに小学生レベルの下ネタばかり話す、四年遅れの一年生、あだ名はサブレ!
【エントリーNo.4:森川美咲】
『社会に出てからいい出会いを求めても遅いってお姉ちゃんが言ってたよ!』
大学生活で生涯の伴侶を見つけたい、美咲ちゃん!
【エントリーNo.5:神谷悠真】
『大丈夫だ。ゲロを吐いたってしょんべんを漏らしたって、大学生活は終わったりしないさ』
外見、学力、運動能力の全てを兼ね備えた漢、アフロ先輩!
◇
他にも
堅物な顔をして、真面目な話をしながらいつも女性の胸をチラチラ見ている童貞『二浪のマサハル』や、
自称サバサバ系だが、デリカシーが無いだけの女など、
たくさんの変人がいるのだが、一旦はここまでだ。
あとは本編を読んでみてほしい。
いいか?最後まで読むんだぞ!
同じ大学の同じテニスサークルに、これだけの変人が集まるなんて、奇跡と呼んでも過言ではないだろう。
そりゃあもちろん、最初から仲が良かったわけではない。
なんなら第一印象が悪かったやつもいるさ。
それでもなぜか一緒に居続けちまう。
たまたま同じ卓に座った。
たまたま隣でテニスをした。
たまたま帰り道が一緒だった。
たまたま酒を飲んだ。
人と人との繋がりなんて素朴なものだ。
違うか?
◇
今日も今日とてリプトンでは、誰かがくだらないことで笑っている。
そりゃあ大学生だ。
恋だってするだろう。
まだまだ大人になりきれていないんだ。
失敗だってたくさんする。
偏差値70超えの大学生たちだって……。
酒を飲んだらみんなバカになっちまうんだ!
これは、そんな酔っ払いのバカたちが、
ちょっとだけマシなバカになっていく話。
……。
そうであってほしい。




