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天界へ

天界へ行くには元来た道を辿らなきゃいけない。流石に戸惑いはあったが仕方ない。

悪魔界まで取り敢えず戻るか。

じじ様達も居るかもしれないし……。


「あんたの結界とやらもいいけど、一応聖水かけるわね?」


「聖水って……。 お前魔女だろ?」


「天使と魔女のハーフなの。 これから天界の王、あたしのお祖父様に会わせるわ」


「さっきの奴等のいるところか?」


「あれは悪魔よ。 まあ悪魔界を通らなきゃ戻れないけど……。 もしかしたらじじ様も居るかもしれないし、心配ないわ。 多分……」


「何だかよく分からないけど、取り敢えず任せる……」


「そうよね。 いきなり天界だの悪魔だの魔女だのだもの。 混乱するわね」


「仕方ないじゃない? ベス。 私だって頭ごちゃごちゃよ」



そんな事を言いながら、元来た道を戻る事にした。



悪魔界に着いた時、何やら騒がしい気配が漂ってきて、あたし達はなるべく気配を消して城の中に入った。



「おい! 何故魔界の者が来るのだ! 直ぐに追いかえせ! それより人間界の者は見つかったのか⁈」


凄い大きな声が聞こえてきて、ビックリしちゃったけど、その隙に城の窓から無事外に出られた。


「きっとじじ様達だわ。 何か放ったのね。 さあ、天界へ行きましょう。 じじ様達も来るはずだわ。 私の気配を感じたと思うから」


あたしはベスに跨り天にそう話した。


「何だか本当に混乱してきた……。 とにかくお前に従うよ……。 あ、俺は浮遊術を使うから案内してくれ」


そう言った天は、何やらブツブツ呟いた後、身体を浮上させた。


「へー。 そんな魔法も使えるのね。驚きだわ……」


「魔法じなないよ。 呪術だ。 まぁいいけど……。 とにかく早く行こう。 何か追って来ても困るから」




あたし達は急ぎ天界のお祖父様の元へ向かった。




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