表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/8

訳ありな南柏祭準備 中編

曜日は金曜。時は午後10時。

やることは決まっている。

ゲームだ!

ここ最近、実行委員のせいでしっかりとできていなかった。

今日はクロさんも浮上してるから狩りがしやすい。超楽しい。


結局、日をまたいだあたりで解散になった。

なかなか楽しかった。

しかし曜日は土曜。時は午前7時。

一件のメールが届いた。

「白沢くん、実行委員の買い出しがあるから10時に学校に来るように。

遅れたら殺す」

こんな横暴なメールを送って来るのは奴しかいない。

「わかった。それで誰からメアドを聞いた」

検討はついているが一応メールを送る。

もし僕が遅れて殺されたら、死んででも誠を殺す。


学校前に奴は立っていた。

「殺される五分前ね。おはよう白沢くん」

「挨拶の前に物騒なことを言うな」

とりあえず商店街に向かう。

どうやら舞台用の画材と実行委員会用のコピー紙などの補充を川崎先生から頼まれたらしい。

実行委員の仕事じゃなくて黒川の仕事じゃないか。

こんなとこ見られたらデートとかに見られるのかな?いやないな。

黒川がコピー紙を買いに行っていて店前で待機していたら、向かいの可愛らしい雑貨店から出てきた見たことのある人影。

「芽衣じゃないか」

「え、勇太!?引きこもりがどうして外に!?」

ひどい。もう二週間近く登校してるのに。

「どうかしたの?白沢くん」

戻ってきた黒川が尋ねる。しかし答える前に

「ああ!そういうことだったんだ!最近登校するようになったのも、ごめんね!うち邪魔だね、じゃあね!」

芽衣が走って商店街を抜けていく。後には立ちすくむ二人。

「黄坂さん、どうしたのかしら?」

これは、めんどくさい誤解が生まれたな。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ