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激戦! 護国兵卒懸命録  作者: 骨折ギプス
本編?開始
22/35

硫黄島決戦 中 上

米軍は、一向に進まない戦線に業を煮やし、

遂に、大部隊を一列に並べ、しらみつぶしに地下壕を破壊し、

戦車で蹂躙し、火炎放射器で焼き尽くす、

という壮絶な「ローラー作戦」を実施に移した。

しかし、圧倒的な戦力差にもかかわらず、

日本軍の頑強な反撃に遭い、

一時間に一〇メートル程しか進めなかった。

アメリカ軍の指揮官達はしきりに

「敵の本拠地まであとたった数キロメートルだ、頑張れ!」と

兵たちを励ましたが、その数キロメートルが遠かった。

だが、進撃速度こそ遅いものの

アメリカ軍は着実にその占領範囲を増やしていった。


第二混成旅団は敵に甚大な被害を与え続けていたが、

火力・兵力その他全てにおいて圧倒的に凌駕しているアメリカ軍を

防ぎきるのは不可能で、徐々に後退を余儀なくされ、

屏風山・玉名山・二段岩等の重要拠点は次々と陥落した。

当然、やすやすと陥落をゆるした訳ではない。

特に、玉名山の戦闘は、日本軍が五度奪い返し、

アメリカ軍が六度奪い返す、という激烈なものだった。

だが、先述の通り、戦力の差はどうしようもなかった。

むしろ数倍以上のアメリカ軍に対して、

その戦闘能力を半分に削ぐほど熾烈な抵抗を続けた

日本軍を評価すべきであろう。



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