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激戦! 護国兵卒懸命録  作者: 骨折ギプス
本編?開始
20/35

小野田の胸中 下

小野田は泣いた、男泣きに泣いた。

そして、涙で目を真っ赤に腫らした小野田は、ひどく後悔し、自分を責めた。

|(自分も一緒に出撃できていたなら・・・。)

そんな思いが何度も彼の脳裏をよぎった。

だが何を思おうと、神谷が帰ってくる事はない。

親友、神谷英司は死んだのだ。


その事をようやく自分の中で整理をつけた後、小野田は思った。

|(待ってろ、俺が絶対にお前の仇を討つ、必ず、必ずだ!)

その思いを胸に刻みつけた数日後、

米本土爆撃計画の話を受け、志願したのだ。

幸い、自分は以前九七式飛行艇を操縦した経験がある。

この手で操縦桿を握るのだ。あの日、握りたくても握れなかった分まで。

そう思い、何とか周りを説き伏せ、隊長機の主操縦士になった。


隣に尊敬する青木少佐まで居る、こんな幸せなことはない。

|(絶対に成功させてみせる!待ってろよ英司!)

見開かれた彼の双眸には、一切の迷いはなかった。


会合海域まで後、およそ半日である。


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