↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
星を紡ぐ魔法使い  作者: しふぉん
第一章 新芽
1/8

【第一話】温もりの中で目覚めた日

目を開けると、見知らぬ天井が広がっていた。


……どこだ、ここ。


状況を把握しようと身体を起こそうとしたが、頭が鉛のように重い。手足も、まるで自分のものじゃないみたいに思うように動かない。


どうにか視線だけを巡らせると、二人の男女が僕を覗き込んでいた。


男のほうは、やけにガタイがいい。

茶色に少し黒が混じった短髪。こちらを見つめる顔には、どこかぎこちない笑みが浮かんでいる。


隣の女性は、肩まで伸びた鮮やかな金髪が印象的だった。こちらは遠慮など欠片もなく、ひまわりのような満面の笑みを浮かべている。



うぅん……いや、誰?え?



というか、どうして二人とも嬉しそうな顔で僕を見ているんだ?



「やっぱり可愛いなぁー、アルセラは」



……アルセラ?

聞き覚えのない名前だ。

けれど、二人の愛おしそうな視線は、間違いなく僕だけに向けられていた。


「えぇ...あなたと私の子ですもん」


子?


......いや待ってくれ。状況がよくわからない。


「……ぁっ……あうー」



っ!?……え……あ、赤ちゃん!?



「ほらほら〜アルセラ〜パパでちゅよー」

無抵抗で抱き上げられる。......正直ガタイのいい人に抱き上げられるのは怖い、まぁだけどここで泣くのは違うかな。


「キャッキャ......」


「おぉ!そっかそっかぁそんなにパパが好きなのかぁー!」


うぅ、抱く力が強くなった。く、くるしぃ


「ちょっとあなた、アルセラが苦しそうじゃない」


「え?いやだって抱擁力ある親は好かれるって近所の人達から聞いたよ?」


「はぁ......あのねぇ。物理的な抱擁力は少しでいいのよ」


「あはは、すまんすまん...ごめんなぁアルセラぁ」

(なでなで)




────数時間後────




散々お父さんとお母さんに可愛がられ、ようやく揺り籠に寝かされた頃には、外はすっかり暗くなっていた。

疲れ果てて重くなった瞼を閉じかけながら、僕はぽつりと考える。



そういえば僕、なんでこんなことになってるんだっけ?

読んでいただきありがとうございます!(´▽`)

あと今日は2個投稿予定です〜

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。