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生徒会長はオタク男子を攻略できない  作者: naomikoryo


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第27話 「執事喫茶の練習で台詞が全部ゲームになる」

クラス企画は正式に、謎解き執事カフェに決まった。


アキラは執事役の練習をすることになった。


女子たちはノリノリだった。


「黒瀬くん、まずは『お帰りなさいませ、お嬢様』って言って」

「もっと自然に!」

「笑顔で!」


アキラは深呼吸する。


「お帰りなさいませ、お嬢様。こちらが本日のクエスト一覧です」


女子たちは吹き出す。


「クエスト一覧!?」

「カフェじゃなくてギルドじゃん!」


トオルは腹を抱えて笑う。


「お前、執事じゃなくて受付NPCだろ」


アキラは真剣に言う。


「接客とはクエストの受注管理では?」


「違うようで、ちょっと合ってるのが嫌だ」


次に、紅茶を出す練習。


アキラはカップを置きながら言う。


「こちら、精神回復効果のある茶葉を使用しております」


女子が言う。


「普通に紅茶ですって言って!」


「紅茶です。たぶんMPが回復します」


「たぶんをつければいいわけじゃない!」


そこへミレイが見学に来る。


アキラは急に緊張する。


(生徒会長の前で執事練習。これは羞恥イベント最高難度)


女子たちがミレイに言う。


「会長、お客さん役お願いします!」


ミレイは戸惑いながらも座る。


アキラは震える声で言う。


「お、お帰りなさいませ、生徒会長」


トオルが小声で言う。


「そこはお嬢様だろ」


アキラは言い直す。


「お帰りなさいませ、お嬢様」


ミレイが真っ赤になる。


アキラも真っ赤になる。


教室全体が妙な空気になる。


ユナが拍手する。


「はい、尊い」


アキラは動揺する。


「その単語は危険です!」



◆オチ


ミレイが小さく言う。


「黒瀬くん、似合っているわ」


アキラは完全停止。


トオルが言う。


「おい、執事がフリーズしたぞ」


女子が返す。


「再起動ボタンどこ?」

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