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生存と精神

巨大なワニの解析とペンギンの群れを探すために、一度宇宙船にルーナを回収してもらった。クリーン・アローンが託してくれた感覚拡張機械の確認もすることにした。視野を確保するバイザー、聞こえない音や風の振動を捉えられるヘッドフォン、毒ガスもウイルスも防ぎ道を進めるマスク、それぞれがクモ、コウモリ、ヘビの姿形を取った自律型の補助ロボットであった。人間の五感を広げ、人が持つ思考と想像を高め、六感を得られるようにと御丁寧にマニュアルに記載されていた。そこには、決して人間の形は完全ではなく、昆虫や動物の姿には必ず意味が込められており、それを模しているのだという理由もあった。

「私は動物も昆虫も苦手だ。しかし、足の多さも毛むくじゃらも、無意味ではないか。醜さを感じる私も不完全な人間というわけだ。三体ともに名前があるのか。面白い。クモがピーター、コウモリがブルース、ヘビがスタークか。バイザー、感謝するぞ、ピーター。二人もよろしく、頼むぞ。さて、確認も終わった。ワニの解析を進めつつ、ペンギンの群れを探そうメッカー。巨大ワニはオスとメスの群れだけを狙っている。人間ゲノム核が指し示しているのだ。考えを係長から聞くべきだな。ワニをどう思うかをな」


ノベルアップと小説家になろうに同時投稿

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