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26.『お江戸けもの医毛玉堂』
『お江戸けもの医毛玉堂』
出版社:講談社
泉 ゆたか (著)
毛玉堂は主人公美津と元名医の夫、凌雲の二人が営む動物病院の連作短編集です。
ですが医療の話ではなく、問題行動を起こす犬や猫、馬やウサギなどのなぜそんな行動をして飼い主を困らせるのか、その原因を探る話です。
毛玉堂は庭に捨てられていた白太郎を飼い始めた事で町中に広がり、この家なら飼ってくれると捨てられる犬が増えたことで元名医の凌雲が動物の病院をやってみるかと始まった病院です。
でも美津は、犬を捨てた元飼い主たちが “いい所が見つかってよかったね“と胸をなでおろし、ホッとしているであろう事に腑に落ちないと感じており、責任を他人に押し付けて何事もなく生きている飼い主たちに靄ついています。
ある話の中で、〇を待つ犬の飼い主の女性が出てきます。
その女性は“犬に合わせていつも通り過ごさせる” か “飼い主に合わせて飼い主の思う通りに過ごさせる”か、どちらが良いか凌雲に尋ねます。
この話を読んだとき、自分の飼い猫の事を考えてちょっと泣きました。
猫を飼っている投稿者としては “いつも通り過ごさせる” 派です。
いつも通りの生活の中で眠りについて欲しいです。
女性は犬をどのように過ごさせたんでしょうね?
答えはぜひ読んでみてください




