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チートな飼い猫のおかげで楽々レベルアップ。さらに獣人にして、いちゃらぶします。 作者:森田季節

獣人ミーシャとのいちゃらぶ同居生活編

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187話 王都の地下から魔王のもとへ

 その日は、自宅の屋敷に帰ったら、軽く二時間ぐらい昼寝した。
 長期の戦いで疲労がたまっていたらしい。ヴェラドンナもそれは同じなので、いつもより簡単な食事だった。疲れで食欲も微妙にないので、ちょうどよかったかもしれない。

 だいたい、こういう日はミーシャがひっついてきて、いちゃいちゃしろと要求してくるのだけど、ミーシャも猫の姿でベッドで眠り込んでいた。

「私もぐったりしてるわ。戦闘はいいけど、長旅すぎるわよ……」
「だよな。城にたどりつくまでが長すぎたもんな」

「でも、これで本格的魔王討伐が見えてきたし、アイテムもたくさん用意して、魔王のダンジョンに行けるわ」
 それはたしかにそうだった。実質、地下35階層に来れるのは俺たちだけだから、そこに荷物を集めておいて、それを持って魔王のダンジョンに入ることができる。

 前回の時は北への長旅だったので、持っていけるアイテムの数も知れていた。そのくせ、食事用には大量の荷物が必要だったので、そっちは重いこと、このうえなかった。

 次からはまず温泉につかって、そのあと、お弁当を食べて、魔法陣に入るなんてことすらできる。攻略待ったなしのところまで来れたと言っていいだろう。

「今日はぐっすりと眠るわ。家のベッドって本当に落ち着くわね~」
「家のベッドでも落ち着けないなら、どうしようもないからな。今日は九時間でも十時間でも寝ていいと思う」

 たしかにあのまま、魔王のダンジョンを一気に攻略しようとしたら、疲労も激しかっただろうし、魔法陣があってくれて本当によかった。
 とはいえ、あの魔法陣はそもそも魔王を楽に倒すために作られたもののようなので、俺たちが助かっているのも当然と言える。

「数日はゆっくりするか。それぐらいの労働はしたと思うし」
「そうね~。三日はそうしたいかも」
 ん~、とミーシャは猫の体を伸ばした。



 翌日やった仕事らしい仕事といえば、王であるアブタールのところに連絡に行くことだけだった。
 立場上、王都に戻っただけで目立つからな。

 会ったといっても、あまり魔王のことが話題になってもよくないので、密会に近い形だ。夕方に秘密裏に話をした。

「というわけで、魔王のダンジョン地下1階層と、この土地のダンジョンの地下35階層はつながっています。ラクリ教の人たちがやったことでしょう」
 アブタールもまったく考えもしていなかったことなのか、呆然としていた。

「君たちが語ったことでなければ信じなかったかもしれぬな。それぐらい、意外なことだった。しかし、言われてみれば、いろいろと話がつながってくる。ここまで極端に深いダンジョンが存在した理由もそれなら説明がつくし」

 たしかに地下三35階層まで伸びてるダンジョンなんて、少人数でやれることじゃない。なかば国家プロジェクトに近い。

「たしかに、過去にどうやって魔王が封印されたか不思議だったのだ。魔王がいる土地はとてつもなく遠い。大軍を送り込めるような場所でもない」
 ああ、一万人を送っても、果たして何人たどり着けるかって気はするな。

「無論、君たちのような大物がいれば、どうとでもなるのだが、それがなければその穴を埋めることもできない。少しばかり強いだけの冒険者ではたどり着く前に死んでしまうだろうし」
 遭遇した魔族はそれなりに協力だから、まあまあのレベルは必要だ。

「そこでラクリ教の者たちは魔法陣を作ったわけだな。王都の地下なら潜ることもできなくはない。大軍でも、王都の真下ならどうにか着き進むこともできる」
「ですね。有力な冒険者たちなら、なんとか手もあるかと」

 おそらく、俺たちがやったことのもう少し大規模な方法で千年前のラクリ教の人間は魔王を追い詰めたはずだ。

「とはいえ、ここから先も何があるかはわからん。気をつけて進んでくれ」
「はい、ありがとうございます」
 これで王への報告はすんだな。

 しかし、まだ、王の話は終わりじゃなかった。

「それでな、ラクリ教の古文書を解読している過程で、君たち、いや、戦士ケイジに意味があるものが見つかった」
「えっ、どういうことですか?」

「戦士を聖戦士に強化する儀式が説明されていた。君の能力をさらに増強できるやもしれない」
 俺よりもミーシャが食いついてきた。

「それ、詳しく教えてくださいっ!」

 アブタールが言うには、それは聖職者が集まって、戦の神にその戦士が聖戦士と呼ばれるにふさわしいものであると報告を行うというものらしい。そして、承認がなされるとその者は職業のクラスチェンジが成立するという。

 儀式に関するところは簡単な絵が描かれてあったので、解読が速いペースでできたという。

「でも、それ、ラクリ教によるものですよね。効果あるんでしょうか?」
 この国にラクリ教の司祭とか一人もいない。

「ラクリ教の神は抽象的な存在だから、どうにかなるかもしれない。大事なのはまずはその者が強いかどうからしいしな」
 こうして、ダメ元で儀式をやることになった。

 翌日。
 地下室には五人の僧侶が集められている。
 その五人の中心に俺が武装して立っていた。
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