肯定
着陸機ファルカタ、火星地方時間07:12。サンプリングから十六時間後。化学分析の予備結果通知まで五時間。
四人は着陸機の共用エリアにいる。それぞれ交代で四時間眠った。アイヤルが統合朝食を投与した。フェッラーロがシャパレッリに夜間のデータパッケージを送信した——着陸機構造のテレメトリ、環境パラメータ、センサログ。すべて通常。
ミハイロワは自分のポジションにいる、分析ベンチの前。個人ノートは開いている。夜の間に十五ページ書いた、ロシア語で、手書きで。また英語で、約二百語の小さな要旨を作成した。今それを読み返している。
顔を上げる。
「同僚たちへ。分析結果の前に、この数時間で発展させた作業仮説を共有したい。結論ではありません。これから届くデータを読むのに役立つ可能性のある解釈的枠組みです。五分いただければ。」
「五分」とフェッラーロが言う。
ミハイロワはシャパレッリの無線チャンネルの方も向く。
「ハヤカ、タナカ、そちらはいる?」
「いる」とハヤカが答える。
「あなた方も、お願いします。」
「聞いています。」
ミハイロワはノートをベンチに置く。読まない。記憶で話す、自分の職業的な声で、丸一晩をかけて自分の思考を心の中で構造化した人の落ち着きで。
「サンプルの密度から始めます。十六リットルの体積に一・八キログラム。火星の玄武岩なら十五キログラムだったでしょう。乖離係数は八・五。極めて高い多孔性を持つ物質。軽石あるいは固化した火山スコリアと整合。」
チェン・ウェイは右の手のひらをベンチに置いて聞いている。コメントしない。
「もしこの前提を受け入れるなら」とミハイロワが続ける、「建設者たちによる物質の選択はそれ自体で説明されます。局所的な岩石、軽く、加工可能で、抵抗力がある。火星では地球の重力の三分の一で、火山のふもとに豊富な多孔質物質があれば、七段のピラミッドは数百人の労力で建設可能です。メソアメリカのピラミッドの労働者たちよりも少ない。ラパ・ヌイよりもさらに少ない。」
「ラパ・ヌイ」とアイヤルが静かに、ほとんど独り言のように言う。
「ラパ・ヌイのように」とミハイロワが確認する。「局所的な火山物質、記念碑的な作品、限定された人口。地上のパターンは存在します。その火星上での複製は理論的に妥当です。」
間。
「今、二番目のステップが来ます。なぜピラミッドが正にそこに建てられたか。なぜ火山の頂上に。」
ミハイロワはグループを見る。
「オリンポス山は四十億年の地質学的歴史を持つ盾状火山です。間欠的な噴火活動。最大活動の時代には、火山は激しい脱ガス、揮発物の放出、表面および地下熱水系の温度勾配および化学勾配を生み出しました。最初の複雑な有機分子の合成と整合する前生物的条件。」
軌道からハヤカが初めて話す。
「火星の生命がオリンポス山で生まれたと示唆している。」
「地質学的にここで生まれた可能性が高いと示唆しています。地球上で、類似の条件が存在した海洋中央海嶺の熱水噴出孔で生命が生まれたと仮説されているように。火山は生命の起源として良い候補です。」
着陸機と軌道での沈黙。
「そして三番目のステップです」とミハイロワが言う。「もし知的な種が数十億年をかけて火星で進化し、この種が宇宙起源論——自らの起源の物語——を発展させたなら、その種は文化的にあるいは直感的に、自らの起源が火山にあったことを認識した可能性が高い。地上の文明は無数の機会にそれを行ってきました。神聖な場所としての山々。神の座としての火山。神話的起源の場所としての巡礼と記念碑の遺跡。火星文明がなぜ同じことをしなかったと言えるでしょう。」
間。
「オリンポス山のピラミッドは、この枠組みでは、自らの子宮の聖域となる。生命が始まった場所に建立された記念碑。宇宙起源論的認識の行為。そして私が採取したサンプルは——分析が火山組成を確認するなら——この選択の物質的な署名となる。」
ミハイロワは黙る。
チェン・ウェイが最初に話す。
「カーチャ、仮説は整合的です。三つの前提はそれぞれ独立して検証可能です。密度とサンプルの組成が最初のものを教えてくれる。重力測定と地震データが二番目のものを教えてくれる。三番目は方法論的により脆弱です——短期間で検証する方法はありません。しかし解釈的枠組みとしては、強い。」
「ありがとう。」
アイヤルが付け加える。「ラパ・ヌイは文化的に強力な類似例です。もしパターンが本当に成り立つなら、過去五十年の比較外生物学の最も重要な論文になるでしょう。」
フェッラーロはコメントしない。しかし頷く、一度。
軌道からハヤカ——「データを待とう。もし最初の前提を確認するなら、枠組みは運用的になる。その間、この基礎の上で地球への通信計画の準備を始めよう。タナカ?」
「要約文書を準備します」とタナカが言う。「分析の完了までに校閲用に準備できます。」
「ありがとう。」
ミハイロワは自分のノートを手に取る。閉じる。一秒間胸に押し当てて持つ。それからベンチに置く。
「ありがとう」とグループに言う。「データを待ちましょう。」
09:47にメリディアンが化学分析の最初の部分的な結果を告知する。
「更新。サンプルの予備元素分析。炭素:四十七・二パーセント。酸素:二十九・四パーセント。水素:七・一パーセント。窒素:六・八パーセント。リン:二・三パーセント。硫黄:一・四パーセント。微量元素:五・八パーセント。鉱物学的分析進行中。」
六秒の沈黙。
チェン・ウェイがベンチに身を乗り出す。
「炭素四十七パーセント」と静かに言う。
「多いです」とアイヤルが言う。
ミハイロワは三秒間話さない。それから——
「火星の火山軽石は炭素含有量が〇・数パーセントの範囲です。火山炭酸塩に富む場合でも、最大で一パーセント。」
「はい」とチェン・ウェイが言う。
「四十七はケタが違います。」
「はい。」
間。
「システム」とミハイロワが言う。「元素組成はどのカテゴリーの物質と整合していますか?」
メリディアンは二秒かかる。
「組成は生物起源の有機物質と整合します。炭素、酸素、水素、窒素、リンの相対的な割合は、従属栄養生物について既知の変動範囲内の地上のバイオマスと整合します。既知のいかなる地質学的物質カテゴリー——火山、堆積、変成——もこの元素組成を示しません。」
さらに沈黙。
チェン・ウェイがミハイロワを見る。ミハイロワはベンチを見る。
「バイオマス」とミハイロワが言う。制御された声。「非常に興味深いデータです。もし構造が有機成分を含んでいたなら——おそらく物質の加工に組み込まれた、遺跡での生物活動の残留物——これは、建設された起源を維持しつつ有機的な痕跡を説明する可能性があります。」
チェン・ウェイは確認しない。否定もしない。
軌道からハヤカ——「鉱物学的分析を待とう。それが何と言うか見よう。」
「はい」とミハイロワが言う。
10:23にタナカがシャパレッリから一般チャンネルを開く。
「着陸機、シャパレッリ。軌道望遠鏡で表面の動きを検出しています。ピラミッドから約二百メートル、西側。あなた方の環境モニターに表示を転送します。」
「了解」とフェッラーロが言う。
着陸機の主環境モニターがシャパレッリの望遠鏡の表示と同期する。画像が二秒で構成される。
台地上、ピラミッドの西側基底に、生き物が見える。
哺乳類である。四足歩行。ずんぐりとした、大きな体、灰褐色の密な毛皮に覆われている。丸い頭、短い耳、短い鼻。前肢は後肢よりも短い。プロポーションは地上の何かを漠然と思い起こさせるが、すぐには識別できない。生き物の肩までの高さは約一メートル。推定重量——タナカがプロポーションに基づいてすでにメリディアンに計算させた——四百から五百キログラムの間。
着陸機に沈黙。
ミハイロワは、モニターの前で、見ている。彼女の脳は最も近いパターンを探している。アナグマを見つける——プロポーションはどこか、七歳のときに母親が絵本で見せてくれたカムチャッカの森のロシアのアナグマに似ている。しかしアナグマは小さかった。これは巨大である。あり得ないサイズのアナグマ。彼女の科学的な心は記録し再分類する——哺乳類、四足歩行、蹠行性、大型、密な毛皮、寒冷適応。
アイヤルは自分のパターンを探している。バンダブガル国立公園で十一歳のときに見たインドのナマケグマ、Sloth bearを見る。ずんぐりとした体、丸い鼻。しかしプロポーションは違う。頭が丸すぎる。鼻が短すぎる。これはナマケグマではない。しかし私の心はそこから始まっている。
チェン・ウェイはパンダを見る。ずんぐりとした四足歩行の丸い頭の哺乳類の前で、彼の中国人の脳の最初の思考はパンダである。しかしこれは白と黒ではない。そして竹を食べるときのパンダの特徴的な座位姿勢がない。私は中国人だからパンダを見ている、いつもの職業的な誠実さでチェン・ウェイは考える。私の脳は最初に利用可能な参照物に従って分類している。正式な分類学的分類を待たなければならない。
フェッラーロはシエナの黒豚を見る。モンテローニ・ダルビアの叔父の農家の中庭でゆっくりと動く、巨大でずんぐりとした、丸い頭の豚。それから修正する——豚ではない、豚の鼻を持っていない。しかし彼の心はそれに引っかかった。他に何もない。私は博物学者ではなかった。
誰も話さない。それぞれが自分の秘密の参照物で見ている。
メリディアンが、数秒後、一般チャンネルで話す。
「予備形態計測分析。観察された生き物は、ウォンバット科の地上の草食有袋類と整合するプロポーションを示す。動物学データベースにおける最も近い参照:Vombatus ursinus、コモンウォンバット、オーストラリアの有袋類。観察された生き物は、地上の参照に比べて約二・七倍の係数で形態計測的にスケーリングされている。」
沈黙。
軌道からタナカが静かに言う——「ウォンバット。」
誰も答えない。チェン・ウェイが自分のタブレットで参照画像を開く。オーストラリアのウォンバット、分類学書からの写真。火星の生き物を示す環境モニターの隣に置く。五秒間比較する。
「類似している」と冷静に言う。
ミハイロワはチェン・ウェイを見ずに頷く。生き物を見ている。
生き物はゆっくりとピラミッドの東側の平坦な地帯に向かって動いている。しっかりとした、重い歩みで歩いている、後肢が質量を前に押し出し、前肢が短時間置かれる。毛皮が台地の微弱な風で動いている。
10:31にメリディアンが化学分析の二番目の部分的な結果を告知する。
「更新。サンプルの予備鉱物学的分析。ケイ酸塩鉱物は検出されず。長石なし、輝石なし、かんらん石なし。サンプルの無機成分:四・二パーセント、主にカルシウムおよびマグネシウム塩、微量のナトリウムを伴う。有機成分:九十五・八パーセント。有機分析進行中。」
チェン・ウェイが一秒間目を閉じる。
ミハイロワは動かない。まだモニターで生き物を見ている。
アイヤルが静かに言う——「九十五・八パーセントが有機。」
「はい」とチェン・ウェイが言う。
「建設された人工物ではない。」
チェン・ウェイは答えない。
環境モニター上で、生き物は平坦な地帯に到達した。止まった。頭のゆっくりとした動きで周囲を見回している。それから後肢をわずかに折り曲げる。
それからしゃがむ。
10:33にメリディアンが三番目の部分的な結果を告知する。
「更新。サンプルの予備有機分析。主要な有機成分:セルロースとその分解誘導体、二十八パーセント;タンパク質成分とその誘導体の残留物、二十一パーセント;脂質とその誘導体、十五パーセント;二次代謝から派生する窒素化合物、十一パーセント;その他の有機化合物にはポリサッカライド、短鎖脂肪酸、嫌気性細菌発酵に典型的な揮発性化合物が含まれる、二十・八パーセント。」
環境モニター上で、生き物はしゃがんでいる。骨盤が地面の上に位置する。
チェン・ウェイがモニターを見つめる。
「システム」とチェン・ウェイが言う。完全に平坦な声。「サンプルの有機プロファイルはどのカテゴリーの物質と整合しますか?」
メリディアンは一秒かかる。
「プロファイルは動物起源の有機生物物質と整合します。特に、部分的に消化されたセルロース、草食性の食事と整合する量のタンパク質残留物、二次代謝の窒素化合物、腸内微生物発酵に典型的な化合物の存在。特定のカテゴリーは最終同定段階にあります。結論的分析進行中。最終結果までの時間:二分四十八秒。」
環境モニター上で、火星の生き物が後肢でわずかに持ち上がる。体が一瞬収縮する。それから解放される。
灰褐色の物体が骨盤から離れ、地面に落ちる。ほぼ立方体の形。約四十センチメートル×二十×二十。角はまだ湿っている。角として明確に識別できる。
生き物はさらに四秒間しゃがんだままでいる。それから立ち上がる。数歩前に歩く。また止まる。地平線を見る。
背後の地面の立方体は、一瞬火星の太陽の光を反射する。
それから生き物はゆっくりと台地の東の地平線に向かって再び歩き始める。
着陸機で、誰も話さない。
軌道で、誰も話さない。
表面の四人はモニターを見ている。ハヤカとタナカは自分のを見ている。
立方体の堆積から十一秒が経過した。
ハヤカが最初に話す。彼の声は、自分の仕事をしている司令官の平坦な落ち着きで、一般チャンネルに届く。
「これから世界に何と言えばいい?」
誰もすぐには答えない。
ミハイロワは、フェッラーロの左で、話さない。まだ個人ノートを握っていた右手が、開く。ゆっくりと。ミッション全体で常に測定されていた彼女のすべての仕草のように、一段階ずつ、しかし今度は六か月の航行のものとは反対の方向に。手のひらが現れる。指が伸びる。
ミハイロワは自分の手のひらを見る。
一秒前、ピラミッドの基底近くの小さな物体の一つの前でしゃがむ自分を見返している。角が最も保存されている物体——最も新鮮な、明らかに最も新鮮な、最近堆積されたものを選ぶ、自分の手袋をした手を見返している。立方体を掴むピンセットを見返している。優雅で、職業的な仕草、貴重な考古学的サンプルの採取という仕草での探古学者としての二十七年の経験。
自分の手のひらは、今モニターの前で開いていて、彼女には一秒間わずかに湿っているように思われる。汗、明らかに。与圧スーツは無傷だった、手袋は密封されていた、サンプルは肌と接触したことはなかった。しかし一秒間、ミハイロワは確信していない。彼女の科学的な手は納得していない。
手を半段階閉じる。拳ではない。半分閉じただけ、親密な何かを隠すときのように。
話さない。
フェッラーロは、彼女の右で、モニターを見ている。シエナの黒豚はもう彼の脳にはない——たった今見た現実に置き換えられた。シエナのパイロットは、この瞬間、もう心の枠組みを持たない。目の前にあるものだけを持っている。そして目の前にあるものが、彼の口から、イタリア語で、トスカーナの父の言語で、現実があまりにも強く打ち付けるときにあらゆるイタリア人が言う二つの言葉を出させる。
「あぁ...くそ。」
10:35:12 UTCに、メリディアンがサンプルの最終分析を完了する。AIは、抑揚を欠き、皮肉を欠く、自分の平坦な声で、航行の百六十八日間と軌道および火星表面での運用の十一日間で使用したものと整合する声で、ミッションの一般チャンネルで話す。
「肯定。」
そして八十億の人々がすべての大きな問い——起源について、宇宙の孤独について、意味について——への答えを受け取る準備をしている間、答えは届こうとしていた。
答えは、糞だった。




