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「中止」高校生の新世界作り!  作者: 星宮みつき
A章-モウイチド
13/19

13.新しい家

少し、これまでのことを言おうか。

ミカのお父さん、お母さんが天国に僕を助けるように要請して、助けられた。


そのまま僕は天国の屋敷に案内され、そこでしばらくの間暮らすことになった。

僕の世界の管理は天国側がしてくれるようだ。


その屋敷は天国の結構地位の高い一族の屋敷だそうで、ぼくはそこで全てを一から学ぶ。


________________


「いらっしゃいませ。」

屋敷に入ると、まるでカフェのように出迎えてくれる。

出迎えてくれた執事の名前はジョージというらしい。


「あなたが、英樹様でございますか?」


「はい。」


「どうぞ、こちらへ。」


ぼくはジョージに案内され、エレベーターに乗った。

「この屋敷の主は…誰なんですか?」


「この屋敷はナー様が所有していますが、ナー様はあなたが『あいつ』と呼ばれている方と

話をするために、地獄に行かれたんですが、そのまま帰っておられないのです。」


そう言っている間にエレベーターは止まり、扉があいた。

長い長い廊下が続いていたが、ぼくは一つ目の扉に案内された。


「ここが英樹様のお部屋になります。」


「ありがとう。」

鍵を渡され、部屋に入る。

そこには4人は寝れるであろうベッドがあった。

そのほかにも綺麗な棚、庭を見渡せるベランダも付いていた。


ぼくは思った。ここの家主とやらのナー様がいなくなってから、この屋敷は悲しげにそびえ立っているだけなのだろう。


さっき通った長い長い廊下。全てに扉が付いていたが、どれも使われているようではなかった。


庭はしっかりと手入れされているようだが、なぜか、寂しい気分になる。


コンコン


誰かが扉を叩いた。

「どうぞ。」


来たのは、ぼくと同い年くらいの女の子。

「新しいお客様がいらしたということなので、挨拶に参りました。私はマーと申します。この屋敷のメイドです。」


「こちらこそ、よろしくお願いします。英樹と言います。」


マーはそのまま振り向いて帰っていった。あまり好きなタイプではないな、と思った。

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