Ogre slayer of peach #1
古から伝わる御伽噺。
男はは山へ食糧調達のために、動物を狩りに。
女は川へ洗濯ついでに、魚を狩りに。
女が銛で魚を突きまくって魚が20匹を超えたあたりの頃、川上からどんぶらこ。
どんぶらこ。
どどんどん。
どどどドドドドドドドド。と
大量の桃が流れてきた。
女「…何事だい」
桃を捌いて全て陸へ上げる。
女「ふぅ…」
全ての桃を籠の中に入れ、洗濯物と魚を別の籠に入れ帰ろうとする。
しかし…
大きな地響きと共に、巨大な桃が川上から流れてくる。
女「チッ。一体何事だよ…」
川に飛び込み、銛を構え、全力で投げる。
だが、銛が弾かれた。
女「どんな桃だよ…ったくよぉ!」
女は構える。
女「桃源流…柔術…天乃逆撫」
桃に触れた瞬間、桃は空中へ飛ぶ。
―
陸に落ちた桃は無傷だ。汚れひとつもない。
女は大きく息を吸う。
女『太郎!』
特別な呼吸から放たれた声は山の方へ飛んでいった。
―
勢いよく、土煙をあげ、走ってくる。
太郎「桃妃!どうした!」
桃妃「太郎、この大きな桃、家まで持って行ってくれない?」
太郎「ああ…いいが、それにしても大きいな」
桃妃「頼んだよ」
太郎「任せろ」
―
太郎「普通の刃物じゃ刃こぼれする程の強度…一体なんなんだ?」
桃妃「あれ使えばいいだろう」
太郎「そうか…水菓子に使うつもりはなかったが…出よ、“鬼殺丸”」
刃渡約八尺の刀が手元に現れる。
太郎「桃源流…剣術…乙活乃咲」桃に刀身が食い込んだ。




